船井総研HDとあがたグローバルが2025年1月6日に新会社設立へ

合弁会社事業開始

開催日:1月6日

合弁会社事業開始
船井総研HDとあがたグローバルが合弁会社を設立する目的は何?
中堅・中小企業のM&Aや事業承継支援を強化し、税務・会計と経営コンサルティングを融合して新たな価値を創造するため。
新会社「株式会社船井総研あがたFAS」はいつ事業を開始するの?
新会社は2025年1月6日より事業を開始します。

船井総研HDとあがたグローバル経営グループの合弁会社設立基本合意

2024年11月25日、株式会社船井総研ホールディングス(以下、船井総研HD)は、あがたグローバルコンサルティング株式会社(以下、あがたグローバル)と合弁会社設立の基本合意を決議したことを発表しました。この合弁会社は、税務・会計と経営コンサルティングの融合を目指し、新たな価値を創造することを目的としています。

新会社の名称は「株式会社船井総研あがたFAS」となり、2025年1月6日より事業を開始します。新会社の代表取締役社長には、船井総合研究所の取締役専務執行役員である出口恭平氏が就任し、取締役会長にはあがたグローバルの代表取締役社長である芦原誠氏が就任します。

合弁会社設立の背景と目的

合弁会社設立に至った背景には、中堅・中小企業に対するM&A(合併・買収)や事業承継支援のニーズの高まりがあります。船井総研HDは、長年にわたり中堅・中小企業向けの経営コンサルティングを行ってきた実績があります。一方、あがたグローバルは、税務・会計の分野で豊富な経験を有しており、両者の強みを活かすことで、より質の高いサービスを提供することが可能となります。

具体的な目的としては、以下の点が挙げられます:

  • 中堅・中小企業のM&A・事業承継支援の強化
  • 事業領域の拡大と新たな顧客基盤の開拓

このように、両社が持つノウハウを融合させることで、ワンストップサービスを提供し、顧客企業のニーズに応える体制を整えます。

新会社の事業内容と提供サービス

株式会社船井総研あがたFASでは、企業の持続的成長を実現するために、親族内承継、従業員承継、第三者承継(M&A)を総合的に支援します。また、M&Aにおいては戦略策定から実行、PMI(Post Merger Integration:M&A後の統合プロセス)まで、一貫したサービスを提供することを目指しています。

新会社では、以下の具体的なサービスを提供する予定です:

  1. 事業承継コンサルティング
  2. M&Aアドバイザリー(譲受・譲渡)
  3. 財務デューデリジェンス
  4. ビジネスデューデリジェンス
  5. 企業価値評価
  6. 組織再編アドバイザリー
  7. PMI支援・事業再生コンサルティング

これらのサービスを通じて、顧客企業のM&Aや事業承継における課題解決に寄与することを目指します。

新会社の概要と今後の展望

新会社の概要は以下の通りです:

社名 株式会社船井総研あがたFAS
所在地 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー35階
事業開始日 2025年1月6日
資本金 1億円
代表者 出口恭平(代表取締役社長)

新会社は、両社の強みを活かし、中堅・中小企業のFAS業界のリーディングカンパニーを目指します。

船井総合研究所は、50年以上にわたり業種特化型のコンサルティングを通じて全国の中堅・中小企業の経営者を支援してきました。特に、199の業種・テーマ別経営研究会を主宰し、会員数は7,321名、年間1000件以上のセミナーを開催するなど、広範囲な顧客ネットワークと業種ノウハウを有しています。

一方、あがたグローバルは、税理士法人を中核としたプロフェッショナル集団であり、税務・会計、経営支援、人事・労務の3つの分野でサービスを提供しています。事業承継・M&Aアドバイザリーは経営支援サービスの中核であり、デューデリジェンスや企業価値評価、組織再編アドバイザリーといったM&A周辺事業にも強みを持っています。

まとめ

船井総研HDとあがたグローバルの合弁会社設立は、中堅・中小企業のM&A・事業承継支援における新たな価値創造を目指す重要なステップです。両社の強みを融合させることで、顧客企業に対してより高品質なサービスを提供し、持続的な成長を支援する体制を整えています。

以下に、この記事で触れた内容を整理しました:

項目 内容
合弁会社名 株式会社船井総研あがたFAS
事業開始日 2025年1月6日
代表者 出口恭平(代表取締役社長)
提供サービス 事業承継コンサルティング、M&Aアドバイザリー等
所在地 東京都中央区八重洲二丁目2番1号

この合弁会社が中堅・中小企業のM&Aや事業承継支援において、どのような成果を上げていくのか注目されるところです。