2025年3月、シンガポールパビリオンがEXPO 2025で公開!革新的な体験を提供
ベストカレンダー編集部
2024年11月28日 09:44
シンガポールパビリオン公開
開催日:3月1日
シンガポールパビリオンの外観が完成
2025年日本国際博覧会(EXPO 2025)に向けて、シンガポールパビリオンの象徴的な構造物である「ドリーム・スフィア」(赤い球体)の外観が、2024年11月27日に完成しました。この発表は、シンガポール政府観光局と駐日シンガポール共和国大使のオン・エンチュアン大使によって行われました。
ドリーム・スフィアは、高さ約17メートルの赤い球体で、約1万7千枚のリサイクルアルミニウム製のディスクで覆われています。球体の外観が完成したことで、着工から10ヶ月半の工程が実を結びました。
シンガポールパビリオンの理念とデザイン
オン・エンチュアン大使は、このパビリオンのデザインがシンガポールの「小さな赤い点(Little Red Dot)」からインスピレーションを受けていることを強調しました。シンガポールは、「イノベーティブ」「サステナブル」「レジリエント」という特徴を持つ「シティ・イン・ネイチャー」としての姿を表現しています。
シンガポールパビリオンでは、展示の設置や内装工事が進行中で、来春の開幕に向けた準備が着々と進められています。大使は、来場者にとって特別な体験ができることを願っています。
持続可能性への取り組み
シンガポールパビリオンの設計を担当するDPアーキテクツのCEO、シア・チー・ホアン氏は、持続可能で住みやすい未来を実現するためのデザインを目指していると述べています。具体的には、リサイクル素材のディスクを使用することで、年間約70トンの二酸化炭素を削減し、これは約2,500本の樹木が吸収する量に相当します。
さらに、屋上には太陽光発電パネルが設置され、会期中には約15,000kWhのエネルギーを生み出す見込みです。これは、77台の電気自動車が1,000km走行するのに十分な電力量です。また、植物の展示部分には点滴灌漑が採用され、水の使用量を60%削減することが可能となっています。
展示内容と体験の概要
シンガポールパビリオンは、「ゆめ・つなぐ・みらい(英語:Where Dreams take Shape)」というテーマのもと、来場者がシンガポールと共に夢の可能性を探求し、未来を築くきっかけを提供します。展示は大きく3つの章に分かれており、それぞれ異なる体験を提供します。
- Chapter 1: シンガポールの人々が夢見てきた場所の成長と繁栄を描く展示。アワードを受賞したアーティストのジェロルド・チョンによるアニメーションが来場者を迎えます。
- Chapter 2: 動植物と調和した未来の家づくりをテーマにした展示。アシュリー・ヨーによるペーパーアートとカラフルな映像が融合します。
- Chapter 3: 来場者が夢が形になるインタラクティブな展示を楽しむことができる章。詳細は2025年1月下旬以降に発表される予定です。
また、パビリオン内にはカフェやバー、物販スペースも設けられ、シンガポールの文化を体験できるプログラムも用意されています。
シンガポール政府観光局の役割
シンガポール政府観光局は、シンガポールの観光資源の開発と促進に従事する政府機関で、1973年に東京オフィスを設立しました。彼らはシンガポールの魅力を広めるために、国内外で様々な取り組みを行っています。
公式な情報は、シンガポール政府観光局のウェブサイトやSNSを通じて発信されており、進捗状況や最新情報を随時更新しています。
項目 | 詳細 |
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パビリオン名 | ドリーム・スフィア |
高さ | 約17m |
使用素材 | リサイクルアルミニウム約1万7千枚 |
CO2削減量 | 年間約70トン |
エネルギー生成量 | 約15,000kWh |
テーマ | ゆめ・つなぐ・みらい |
シンガポールパビリオンのドリーム・スフィアは、持続可能性をテーマにしたユニークなデザインと、来場者が参加できるインタラクティブな展示を通じて、未来に向けた夢の可能性を広げる場として期待されています。シンガポールの文化や理念を体験する貴重な機会となるでしょう。