LayerXの「Ai Workforce」が三井物産に導入、12月12日にセミナー開催
ベストカレンダー編集部
2024年11月28日 11:43
LayerXセミナー開催
開催日:12月12日
LayerXの「Ai Workforce」が三井物産のVCPに採用
株式会社LayerX(代表取締役CEO 福島良典)が提供する生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」が、三井物産株式会社(代表取締役社長 堀健一)に導入されました。この導入により、三井物産が構築する経営資本プラットフォーム「Value Creation Palette(以下、VCP)」において、知的資本の蓄積と検索体験の高度化が期待されています。
Ai Workforceの導入は、三井物産が事業活動を通じて培ったビジネスノウハウを組織的に展開し、事業成果の最大化を目指す取り組みの一環です。具体的には、過去の事例に基づく教訓や事業開発の知見を10の領域と100以上の項目に体系化し、全社員が活用できるようにしています。
導入の背景と目的
三井物産は、知的資本を全社員が活用できるようにすることで、価値創造活動を促進し、再現性を持った「創る・育てる・展げる」プロセスを実施しています。しかし、5,000人以上の利用者が数千におよぶ専門的な知的資本の中から必要な情報に迅速にアクセスすることには限界がありました。
この課題を解決するため、三井物産はAi WorkforceをVCPに活用することを決定しました。具体的には、知的資本作成業務の効率化と、知的資本の蓄積・検索体験の高度化を目指しています。導入にあたっては、情報セキュリティとプライバシーを保護するため、暗号技術やアクセス管理が万全に整えられています。
Ai Workforceの機能と導入効果
Ai Workforceは、「AIワークフロー(文書処理効率化アプリケーション)」と「ナレッジポータル(検索・ポータルアプリケーション)」という2つの機能を提供します。これにより、知的資本作成業務の効率化と、知的資本の蓄積・検索体験の高度化を実現します。
- AIワークフロー: 知的資本をワークフローにアップロードし、AIが概要の作成や必要情報を生成します。これにより、知的資本作成業務が効率化されます。
- ナレッジポータル: 複数・曖昧・類似検索が可能で、コンテンツの合致度に応じた検索結果のランク付けや関連キーワードのレコメンドが行われます。
実際に三井物産での本番利用開始に際して、従業員を対象に行ったアンケートでは、検索性において9割、視認性においてほぼ10割がAi Workforceを支持する結果となりました。これは、VCPが三井物産の組織的な生産性向上に重要な役割を果たすことを示しています。
今後の展望とセミナー情報
Ai Workforceは、「AIを業務に溶け込ませる」というビジョンを実現するため、AIを活用した幅広い機能開発に取り組んでいます。これにより、三井物産の知的資本作成業務のさらなる効率化が期待されています。
また、株式会社LayerXは2024年12月12日に「2025年の生成AI」と大企業における「データ活用」と「業務自動化」をテーマにしたオンラインセミナーを開催します。このセミナーは、チャットツールやRAGを導入したものの使いこなせない企業の担当者向けに開催されるもので、参加費は無料です。
- 開催日: 2024年12月12日(木) 12:00-12:45
- 開催方法: オンライン配信(Zoom)
- 申し込みページ: こちら
企業情報
三井物産株式会社は、金属資源、エネルギー、プロジェクト、モビリティなど多岐にわたる事業を展開しています。1947年に設立された同社は、全世界に広がる営業拠点とネットワークを活かし、様々な商品販売を行っています。
LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げ、AIを中心とした業務効率化クラウドサービスを提供しています。特に、法人支出管理や人的資源管理などの分野での効率化に注力しています。
まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
導入企業 | 三井物産株式会社 |
導入サービス | Ai Workforce |
目的 | 知的資本の蓄積・検索体験の高度化 |
主な機能 | AIワークフロー、ナレッジポータル |
セミナー開催日 | 2024年12月12日 |
以上の内容から、LayerXの「Ai Workforce」が三井物産においてどのように活用され、どのような効果が期待されるのかが明確になりました。今後の展開に注目が集まります。