ジャキス・モレレンバウムとヒカルド・バセラールの新アルバム『アラカチ』11月29日配信開始

ジャキス・モレレンバウムとヒカルド・バセラールの新アルバム『アラカチ（Aracati）』がリリース

ブラジルの音楽界で著名な作曲家でありアレンジャーでもあるジャキス・モレレンバウム（Jaques Morelenbaum）と、マルチプレイヤーで作曲家、プロデューサーのヒカルド・バセラール（Ricardo Bacelar）が共作したアルバム『アラカチ（Aracati）』が、2024年11月29日に配信スタートとなります。

このアルバムは、セアラ州沿岸の美しい町アラカチで制作され、構想から収録までの15日間をかけて作られました。アラカチの自然環境が、二人の音楽制作に大きな影響を与えたといいます。モレレンバウムは、バセラールのホスト役としてこの地に滞在し、彼らは砂丘や海の音に囲まれながら、密な時間を共有しました。

アラカチでの制作プロセス

アルバム制作の舞台となったアラカチでは、モレレンバウムとバセラールが一室にミニスタジオを設け、電子ピアノとチェロを持ち込んで音楽に没入しました。バセラールは、「砂丘や海、アラカチの美しい自然と触れ合いながら1週間過ごした。その間我々はよく語り合い、演奏し、すべてがアルバム制作のインスピレーションとなった」と振り返っています。

翌週には、フォルタレーザのジャスミン・スタジオに移動し、レコーディング作業に入りました。このようにして生まれたアルバム『アラカチ』は、Spotify、Apple Music、Tidal、Deezer、Amazon Music、SoundCloudなどのプラットフォームで配信され、日本国内の一部店舗でもCDフォーマットで販売されます。

アルバムに込められた思い

ジャキス・モレレンバウムは、アラカチでの滞在を「魅惑的な時間」と表現し、そこで生まれた楽曲は全てその場所での出来事と結びついていると語ります。特に「フォゲイラ（Fogueira）」という曲は、ビーチでのイベントで大きな火が灯された際にインスピレーションを受けたといいます。この曲のミュージックビデオも制作され、アルバムの配信開始と同日にリリースされる予定です。

また、アルバムには唯一のボーカル入りの曲「クアンド・ア・ノイチ・ヴェン（Quando a Noite Vem）」や「ファレジアス（Falésias）」などの新曲が収録されており、バセラールとモレレンバウムがそれぞれ過去に作曲した未発表曲も追加されています。バセラールは、「重要なのは、既存の曲も含めて今回アルバムに収録された曲は、すべてアラカチの町を背景としていることだ」と強調しています。

アルバム『アラカチ』の収録曲

アルバム『アラカチ』は、インストゥルメンタル曲が中心であり、モレレンバウムとバセラールの独自のスタイルが融合した作品です。以下に、収録曲の一覧を示します。

このように、アルバム『アラカチ』は多彩な楽曲が収録されており、聴く人に新たな音楽体験を提供します。

アーティストの背景

ジャキス・モレレンバウムは、トム・ジョビンや坂本龍一、スティングなど、世界的に名高いアーティストたちのアレンジャーとして知られています。また、ヒカルド・バセラールは、ジャスミン・ミュージックとジャスミン・スタジオの代表として、質の高いブラジル音楽の制作に貢献してきました。二人は2022年に知り合い、以来、様々なプロジェクトでコラボレーションを重ねてきました。

モレレンバウムとバセラールが共同プロデュースしたアルバム『アラカチ』は、二人の音楽的なDNAを受け継いだ作品であり、彼らの独自の視点が反映されています。バセラールは、「『アラカチ』の仕上がりには満足している。二人の書下ろしの共作と、二人で選んだそれぞれの作品を集めた美しいアルバムだ」と述べています。

まとめ

ジャキス・モレレンバウムとヒカルド・バセラールの新アルバム『アラカチ』は、セアラ州アラカチの美しい自然と文化を背景にした作品です。二人の共作による楽曲や、過去の未発表曲が収録されており、ブラジル音楽の新たな魅力を伝えています。

以下に、アルバムの主要な情報をまとめました。

このアルバムは、ブラジルの音楽シーンに新たな風を吹き込む作品として、多くの人々に親しまれることが期待されます。