ジャイアンツタウンスタジアム、2025年3月1日開業!新たなスポーツの拠点誕生
ベストカレンダー編集部
2024年11月30日 21:48
ジャイアンツタウン開業
開催日:3月1日
「ジャイアンツタウンスタジアム」開業決定について
株式会社よみうりランドは、2024年11月30日に、読売新聞東京本社、読売巨人軍と共に、東京都稲城市に位置する「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)の中核施設である新ファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」の開業日が2025年3月1日(土)に決定したことを発表しました。この新球場のオープンにより、東京ジャイアンツタウンが「まちびらき」を迎えることになります。
ジャイアンツタウンスタジアムは、京王よみうりランド駅から徒歩約15分の距離にあり、地上3階建ての人工芝球場で、東京ドームと同じ中堅122m、両翼100mのサイズを持ち、サブグラウンドも完備されています。約2900席を有し、1階の1、3塁側にはグラウンド上にせり出した「エキサイトシート」、外野には天然芝生席が設けられます。
スタジアムの設計と特徴
スタジアムの設計は、1955~1998年に巨人軍の専用球場として使用されていた「多摩川グラウンド」を意識し、ファンと選手が交流しやすい環境を目指しています。2、3階のスタンドは客席を4列に抑え、グラウンドとの距離を近づけています。さらに、大型ビジョンはメジャーリーグのスタジアムで多く導入されている「ダクトロニクス社」のフルビジョンタイプを採用し、観客に迫力ある映像体験を提供します。
使用される人工芝は自然由来の充填剤を使用し、保水機能を高めることで芝の表面温度を下げ、選手の体への負担を軽減します。現在、2025年2月の竣工に向けて人工芝の張り終えた状態にあり、開業日が待たれます。
開業記念試合の詳細
新球場の開業を記念して、ジャイアンツタウンスタジアムと同じく2025年3月1日に新ファーム球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」がオープンする阪神タイガースと連携し、開業日当日及び翌日、両球場で若手選手中心の「新ファーム球場同時開業記念試合」を実施します。具体的には、ジャイアンツタウンスタジアムにおいて、巨人対ヤクルトの「TOKYO UNITE対決」が開催されます。
さらに、8日(土)と9日(日)には、巨人対阪神の「伝統の一戦」が行われる予定です。これにより、ファンは新球場での試合を楽しむことができます。
多様なイベントと地域貢献
ジャイアンツタウンスタジアムは、巨人の新たなファーム本拠地として、イースタン・リーグ公式戦を年間約60試合開催する他、アマチュア野球や女子ソフトボール、スポーツやカルチャー教室、マルシェ、地域のお祭り、謎解き体験型イベントの「リアル脱出ゲーム」、ランニングイベント、さらには「クラフトフェスティバル」など、野球以外のエンターテインメントでも幅広く活用されることが予定されています。
また、野球の試合やイベントがない日には、近隣の住民が公園のように散策できるように、球場を一周できるコンコースや内外野のスタンドを一般開放します。コンコースには常設と期間限定で入れ替わる飲食売店が各1店舗営業し、客席に座って食べることができるほか、芝生の外野席ではピクニックのようにお弁当を広げて食べることができるエリアを創出します。
開業記念試合の詳細情報
開業記念試合の詳細については、巨人軍球団公式サイト内の特設ページで確認できます。多様なイベントや地域貢献を通じて、ジャイアンツタウンスタジアムは地域に根ざした施設としての役割を果たすことが期待されています。
東京ジャイアンツタウンの将来計画
東京ジャイアンツタウンは、計約7万6000㎡の広さを持ち、国内初となる「水族館一体型球場」と飲食施設で構成される予定です。ジャイアンツタウンスタジアムのレフトスタンド後方には水中回廊を備えた水族館が併設され、芝生の外野席からコンコースを通って水族館にアクセスできるようになります。
飲食施設は、多摩丘陵からの眺望を生かした立地に複数の店舗を展開する計画です。水族館と飲食施設の完成により、東京ジャイアンツタウンは2027年中にグランドオープンを迎える予定です。
水族館の設計と環境への配慮
水族館は地上3階・地下1階建てで、施設面積は8600㎡(延床面積+屋外面積)を予定しています。多摩地区で唯一の内陸型水族館として、「生きものが主役」「生きものの世界を人が訪れ、同じ時間を共に過ごす」というテーマのもと、大自然の海中環境を人工海水で再現します。大型水槽の中を人が歩ける水中回廊や、アシカなどの生態を間近で観察できるゾーンも設けられます。
また、年間を通じて様々なイベントを展開する「企画展示ホール」を設け、多摩川水系の展示にも注力し、地元の生態系を楽しく学べる場を提供します。環境に配慮した設備設計が進められ、最新の水処理設備で人工海水を再利用し、給水及び排水量を最小限に抑える取り組みも行われています。
東京ジャイアンツタウンのロゴと周辺施設
東京ジャイアンツタウンとジャイアンツタウンスタジアムのロゴが誕生しました。ロゴのコンセプトは「輝く」であり、選手もファンも地域に住む方々が主役で輝くまちを目指しています。東京ジャイアンツタウンのロゴは、まちの中核エリアの敷地の形状を「木の葉」に見立て、豊かな自然と球場や水族館などがつながるイメージを表現しています。
ジャイアンツタウンスタジアムのロゴは、球場の特徴である場内を一周するコンコースを「G」の形になぞらえ、地域に開かれた親しみやすさを表現しています。
東京ジャイアンツタウン周辺には、以下のような施設があります:
- よみうりランド遊園地
- 読売ジャイアンツ球場(現在のファーム本拠地)
- 「HANA・BIYORI」(植物園)
- 花景の湯(温泉施設)
- よみうりゴルフ倶楽部、東京よみうりカントリークラブ
これらの施設と連携しながら、地域の活性化に寄与することが期待されています。
まとめ
「ジャイアンツタウンスタジアム」の開業は、2025年3月1日に決定され、東京ジャイアンツタウンのまちびらきを迎えます。新球場は多様なイベントや地域貢献を通じて、地域に根ざした施設としての役割を果たすことが期待されています。また、2027年には水族館を併設したグランドオープンが予定されており、地域の活性化に大きく寄与することが見込まれています。
項目 | 内容 |
---|---|
開業日 | 2025年3月1日(土) |
スタジアムの特徴 | 地上3階建て、人工芝球場、約2900席、エキサイトシート、天然芝生席 |
開業記念試合 | 巨人対ヤクルト、巨人対阪神の試合を開催 |
水族館の開業予定 | 2027年中 |
周辺施設 | よみうりランド遊園地、読売ジャイアンツ球場、HANA・BIYORIなど |
このように、ジャイアンツタウンスタジアムの開業は、地域のスポーツ文化の発展や観光資源の拡充に大きく寄与することが期待されます。
参考リンク: