12月1日から配信開始！サポカレの新コンテンツでグループホーム支援を学ぶ

障がい者支援施設職員向けeラーニング「サポカレ」の新コンテンツについて

特定非営利活動法人NPO人材開発機構が運営する、障がい福祉サービス施設向けのeラーニング「サポーターズカレッジ（サポカレ）」は、2024年12月に新たな研修コンテンツ「利用者ニーズ本位のグループホームとは」を配信します。このコンテンツは、グループホームで働く支援員が直面する様々なニーズに応えるための重要な情報を提供します。

近年、グループホームの利用者数は増加傾向にあり、それに伴い利用者の支援ニーズも多様化しています。このような背景の中で、利用者一人ひとりの思いに寄り添った支援がますます重要になっています。地域での生活や一人暮らしに向けた支援など、利用者それぞれが抱く夢や目標を実現するためには、きめ細かな支援が求められます。この機会に、ぜひご視聴いただき、「利用者本位」のグループホームとは何かについて、改めて考えていただければ幸いです。

新コンテンツの詳細

「利用者ニーズ本位のグループホームとは」と題された新コンテンツは、以下の3つの講義から構成されています。

• 第1回「グループホームでのアセスメントと支援のプロセス」
  グループホーム入居前に体験利用することの重要性とアセスメントのポイントについて詳しく解説します。アセスメントに基づいた個別支援計画の作成、その後の支援プロセス、権利擁護、関係機関との連携・ネットワークづくりについて講義します。
• 第2回「一人暮らしに向けた支援のポイント～本人の夢を叶える～」
  グループホーム利用者から一人暮らしへの希望が語られた際に、どのようにご本人の願いを叶えていくか、一連のプロセスについて事例をもとに解説します。サービス管理責任者としての視点も踏まえ、チームで連携することについて講義します。
• 第3回「グループホームの役割」
  グループホームの本分（当たり前の暮らしの実現）や利用者本位の運営について解説します。障がいのある方にとっての自立とは何かを改めて考え、利用者の生活を支えるための工夫として設備や個別の補助用具の事例をご紹介します。

これらの講義は、障がい者支援施設で働く支援員が必要とする知識やスキルを高めるために設計されています。

講師の紹介

この新コンテンツの講師には、荒井隆一氏が務めます。彼は社会福祉法人ロザリオの聖母会の執行役員であり、ナザレの家あさひの所長としても知られています。また、障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会の代表も務めており、豊富な経験と専門知識を持っています。

荒井氏は、グループホームでの支援において利用者のニーズを的確に把握し、適切な支援を提供することの重要性を強調しています。彼の指導の下、参加者は具体的な支援プロセスや事例を学ぶことができます。

「サポーターズカレッジ」の概要と利用方法

「サポーターズカレッジ（サポカレ）」は、障がい者支援施設で働く新人から施設長・経営層までのすべての職員を対象としたオンライン研修サービスです。このサービスは、計画的な人材育成を目指し、毎週配信される「15分で学べるWeb講義」と、多様な法人・施設の職員が学び合う「Liveゼミ」を中心に構成されています。

利用方法としては、年間受講料165,000円（税込）で何回でも何名でも受講し放題です。一般的なeラーニングとは異なり、1名あたりの受講料は不要で、同じ施設にいる方は何名であっても受講可能です。パソコンやタブレット、スマホから視聴できるため、利便性も高いです。

さらに、5施設までは追加料金なしで利用できるため、法人の規模に関わらず、職員への教育機会を提供できます。ただし、6事業所以降は追加で年間11,000円（税込）／事業所が必要となります。また、契約時には初期登録費11,000円（税込）がかかります。

NPO人材開発機構について

NPO人材開発機構は、障がい者支援施設で働く職員が支援の現場で求められる知識やスキルを高める機会を提供しています。これにより、一人一人の職員の「働きがい」や「仕事への誇り」を醸成し、業界全体のサービスと社会的ステイタスの向上を目指しています。また、企業の障がい者雇用にも貢献することを目指しています。

このような取り組みを通じて、障がい者支援施設で働く職員がより良い支援を行えるようになることが期待されています。

このように、障がい者支援施設職員向けのeラーニング「サポカレ」は、利用者のニーズに応じた支援を行うための重要な知識を提供しています。新しいコンテンツを通じて、支援員のスキル向上が期待されます。