パナソニック オートモーティブシステムズの新体制が12月2日よりスタート!

新体制開始

開催日:12月2日

パナソニック オートモーティブシステムズの新体制って何?
新体制は、Apollo Global Managementが株式の80%を取得し、戦略的パートナーシップを基にしたものです。
新しい経営体制でPASは何を目指しているの?
PASは世界一のオペレーション能力と持続可能なモビリティ社会の実現を目指し、戦略的取り組みを進めます。

パナソニック オートモーティブシステムズの新体制

2024年12月2日、パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社(以下、PAS)は、Apollo Global Management Inc.(以下、アポロ)との戦略的パートナーシップを基にした新しい経営体制を発表しました。この新体制は、アポロがパナソニック ホールディングス株式会社(以下、PHD)からPASの株式の80%を取得したことに伴うものです。

新しい経営体制により、PASは引き続きパナソニックグループの一員として、共通の経営理念を持ちながら企業価値の最大化を図る方針です。具体的には、社名や本社所在地、事業内容は維持しつつ、アポロとの連携を強化し、効率的な事業運営を目指します。

戦略的取り組みの内容

PASは、新体制の下で以下の3つの戦略的取り組みに焦点を当てていくことを発表しました。

  • 経営変革の加速:新たな戦略的焦点を定め、合理化された組織体制を通じて世界一のオペレーション能力を実現することを目指します。
  • 強みの研ぎ澄まし:ソフトウェア開発力を強化し、車載コックピット領域の進化を牽引します。
  • ポートフォリオマネジメントの加速:さらなる成長に向けて、事業ポートフォリオを最適化し、検討を加速します。

これらの取り組みを通じて、PASは持続可能なモビリティ社会の創造を目指し、モビリティ関連事業を新体制で加速展開していく方針です。

持続可能なモビリティ社会の実現に向けて

PASは、これまでのオートモーティブ事業で培った技術革新や高品質な製造へのコミットメントを生かし、クルマのSDV化(ソフトウェア定義車両)や電動化にフォーカスを当てています。特に、コックピット関連事業を核にした新たな移動体験価値の提案に注力します。

また、アポロの経営資源や投資経験、ネットワークを活用し、PASのさらなる成長を目指します。カーメーカーやユーザーに寄り添いながら、安心・安全で快適、環境にも配慮した移動体験を提供することを目指します。

新しいPASグループの会社概要

新体制におけるPASの会社概要は以下の通りです。

社名 パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
所在地 神奈川県横浜市都筑区池辺町4261番地
代表取締役社長執行役員 永易 正吏
事業内容 車載コックピットシステム、ADAS(先進運転支援システム)および関連デバイス、車載充電器、xEV向けシステム・デバイスなどの開発・製造・販売
資本構成 Star Japan Acquisition株式会社:100%

また、PASは国内外に多くの関係子会社を持ち、グローバルな事業展開を行っています。具体的には、日本国内においてはパナソニック カーエレクトロニクス株式会社やパナソニック ITS株式会社などがあり、北米、欧州、東南アジア、中国などにも子会社を展開しています。

今後の展望と企業ビジョン

PASは、2022年4月1日にパナソニックグループの事業会社制がスタートした際に設立され、2024年12月2日から新体制に移行しました。今後、PASは世界一の「移ごこちデザイン」カンパニーを目指し、技術革新を通じて人々の期待に応えていく方針です。

特に、PASは自動車業界における先進技術を提供するTier1として、国内外の自動車メーカーに対してインフォテインメントシステムをはじめとする高品質な製品を提供し、快適で安全なクルマづくりに貢献していきます。

以上の内容を整理すると、パナソニック オートモーティブシステムズの新体制は、アポロとの戦略的パートナーシップを基にしたものであり、持続可能なモビリティ社会の実現に向けた取り組みを強化していくことが期待されます。

項目 内容
新体制開始日 2024年12月2日
株式取得元 パナソニック ホールディングス株式会社
株式取得先 Apollo Global Management Inc.
主な事業内容 車載コックピットシステム、ADAS、車載充電器など
企業ビジョン 世界一の「移ごこちデザイン」カンパニー

このように、パナソニック オートモーティブシステムズは新たな経営体制のもとで、さらなる成長と革新を目指していくことが明らかになっています。

参考リンク: