amptalkが10億円の資金調達を実施しAI営業ツールを強化

amptalk資金調達

開催日:12月4日

amptalk資金調達
amptalkってどんな会社なの?
amptalkは、営業の業務効率化や人材育成を支援するツールを提供する会社で、特に商談解析ツールやAIトレーニングツールを展開しています。
今回の資金調達で何をするの?
amptalkは10億円の資金調達を活用し、AIを使った新しい営業支援ツールの開発を進め、営業組織の生産性を向上させることを目指しています。

商談解析のアンプトーク、シリーズAで10億円を資金調達

amptalk株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:猪瀬 竜馬)は、2024年12月4日に、累計資金調達額が14億円に達したことを発表しました。今回の資金調達は、グローバル・ブレインとAngel Bridgeを共同リード投資家とし、既存の投資家や新規投資家を引受先とした第三者割当増資によるもので、総額10億円の調達が実現しました。これにより、amptalkは「“日本の受注率”を上げるセールスイネーブルメント・カンパニー」としての成長をさらに加速させることを目指しています。

この資金調達により、amptalkは商談解析ツール「amptalk analysis」に加え、AIを活用したセールステックツールを複数展開するマルチプロダクト戦略を推進していきます。特に注目すべきは、営業の人材育成を行うAIトレーニングツール「amptalk coach」のベータ版をローンチしたことです。このツールは、生成AIを活用し、自社の営業資料を学習したAIと商談ロールプレイングを行うことができるため、営業スキルの向上に寄与することが期待されています。

商談解析のアンプトーク、シリーズAで10億円を資金調達。新たにAIと商談ロールプレイングを行う「amptalk coach」を開発 画像 2

amptalkのプロダクトとその役割

amptalkは、営業の業務効率化や人材育成に関連する複数のプロダクトを展開しています。特に、商談解析ツール「amptalk analysis」は、電話や商談のデータを自動で書き起こし、要約・解析する機能を備えています。このツールは、SalesforceやHubSpot、Slack、Microsoft Teamsなどのプラットフォームと連携し、オンライン商談を自動化・可視化することで、営業組織全体の生産性向上を支援します。

具体的な活用事例として、以下のような企業が挙げられます:

  • 株式会社Leaner Technologies:営業電話からの商談化率が1%から20%に向上。
  • 株式会社ビザスク:オンボーディング期間が4~5ヶ月から2ヶ月に短縮。
  • 株式会社ROXX:営業の事務工数を50%削減、営業データの入力時間が6時間から3時間に。

このように、amptalkのプロダクトは多くの企業において実績を上げており、営業の生産性を向上させるための重要なツールとなっています。

商談解析のアンプトーク、シリーズAで10億円を資金調達。新たにAIと商談ロールプレイングを行う「amptalk coach」を開発 画像 3

営業組織が直面する課題とamptalkの解決策

日本では848万人の営業職が存在していますが、営業組織は様々な課題に直面しています。これには、労働人口の減少や離職率の増加、営業スタイルの変化などが含まれます。特に、議事録作成やデータ入力、資料作成などの間接業務が増加していることが問題視されています。

amptalkは、これらの課題に対して以下のような解決策を提供します:

  1. 商談データの解析を通じた業務効率化。
  2. AIを活用したトレーニングツールの提供により、人材育成を支援。
  3. 営業プロセスの可視化を通じて、組織全体の生産性を向上。

特に「amptalk coach」は、営業資料や顧客事例などのコンテンツをAIが学習し、ロールプレイングを通じて営業スキルを実践的に向上させることを目的としています。これにより、営業組織内でのナレッジの浸透が期待されます。

商談解析のアンプトーク、シリーズAで10億円を資金調達。新たにAIと商談ロールプレイングを行う「amptalk coach」を開発 画像 4

資金調達の詳細と今後の展望

今回の資金調達は、以下の投資家によって行われました:

投資家名 役割
グローバル・ブレイン株式会社 共同リード
Angel Bridge株式会社 共同リード
スクラムベンチャーズ 投資
モバイル・インターネットキャピタル株式会社 投資
明治安田未来共創ファンド 投資
その他非公開投資家 投資

今後、amptalkはテクノロジーと営業ノウハウを融合させた新規プロダクトの開発を進め、「“日本の受注率”を上げるセールスイネーブルメント・カンパニー」としてさらなる成長を目指します。また、営業組織の生産性向上と人材育成に向けた取り組みを強化し、業界全体の発展に寄与していく方針です。

商談解析のアンプトーク、シリーズAで10億円を資金調達。新たにAIと商談ロールプレイングを行う「amptalk coach」を開発 画像 5

まとめ

amptalk株式会社は、商談解析ツール「amptalk analysis」を中心に、AIを活用したトレーニングツール「amptalk coach」の開発を進め、営業組織の生産性向上に貢献しています。今回の資金調達を通じて、さらなるマルチプロダクト戦略を加速させることが期待されています。営業組織が直面する課題に対しては、テクノロジーを駆使した解決策を提供し、業界全体の成長を支援する姿勢を貫いています。

以下に、この記事で紹介した内容をまとめました:

項目 詳細
資金調達額 10億円
累計資金調達額 14億円
主なプロダクト amptalk analysis、amptalk coach
営業組織の課題 労働人口減少、離職率増加、営業スタイル変化
今後の展望 マルチプロダクト戦略の加速、人材育成の強化

amptalkの取り組みは、営業業界に新たな価値を提供することを目指しており、今後の成長が注目されます。

参考リンク: