中山優馬主演「血の婚礼」12月7日開幕!スペインの愛と運命の物語が東京と兵庫で
ベストカレンダー編集部
2024年12月8日 05:46
舞台「血の婚礼」公演
開催期間:12月7日〜12月29日
舞台「血の婚礼」開幕
2024年12月7日(土)、東京・IMM THEATERにて、演出を栗山民也、主演を中山優馬が務める舞台「血の婚礼」が開幕しました。この舞台は、スペインを代表する劇作家フェデリコ・ガルシーア・ロルカによって書かれた戯曲であり、ロルカの三大悲劇のひとつとして知られています。
「血の婚礼」は、スペイン・アンダルシアを舞台に、互いの家族の期待を背負いながら結婚式を迎えようとしている男女の物語です。そこに花嫁の昔の恋人が現れることで、運命が狂い始める様子が描かれます。愛への衝動や、伝統と因習に縛られた男たち、女たちの闘いが情熱的に展開されます。
登場人物とキャスト
この舞台では、主要な登場人物が強い個性を持ち、それぞれの役者によって生き生きと演じられます。以下は主なキャストです:
- レオナルド(花嫁のかつての恋人) – 中山優馬
- 花婿 – 宮崎秋人
- 花嫁 – 伊東蒼
- レオナルドの妻 – 岡本玲
- 花嫁の父 – 谷田歩
- 花婿の母 – 秋山菜津子
栗山民也が演出を担当し、シンプルなセットの中で行われるエネルギーに満ちた演技が観客を魅了します。シーンごとに変わる美しい照明や音楽と共に、ロルカの言葉が融合し、観客に情熱的な愛の物語を届けます。
開幕に寄せたコメント
開幕にあたり、演出家や出演者からのコメントが寄せられました。栗山民也は、稽古を通じて登場人物たちに愛着を持ち、彼らの未来に思いを馳せることができたと語りました。彼は、ロルカが描く人間の複雑な感情や運命について深く考えさせられると述べています。
中山優馬は、レオナルドというキャラクターの強さや葛藤について触れ、愛と憎しみの両面を持つ彼の内面を表現することの重要性を語りました。また、終盤に女性が悲劇を背負うという栗山の言葉が印象的だったと述べています。
他のキャストのコメント
宮崎秋人は、花婿という役柄について、結婚を控えた明るい人物ながらも周囲の沈んだ雰囲気を意識しながら演じることの難しさを語りました。伊東蒼は、花嫁の揺れ動く心情を理解するようになったと述べ、岡本玲はレオナルドの妻の内面に潜む怒りを表現することの大切さを強調しました。
物語のあらすじ
物語は、スペイン・アンダルシアの灼熱の大地を背景に展開されます。20年前、ある家族の父親と長男がフェリクス一族に殺され、残された母親は暴力への憎しみを抱えながら息子を育てました。息子が結婚相手を選ぶも、花嫁がフェリクス一族のレオナルドと恋人関係だったという噂が立ちます。
結婚式の日、花嫁は昔の恋人であるレオナルドと再会し、彼の熱情に動揺しながらも婚礼を迎えます。しかし、祝宴の真っ最中、花嫁とレオナルドは姿を消し、婚礼は大騒動に発展します。花婿は花嫁とレオナルドを追いかけ、森の中で運命の悲劇が繰り返されるのです。
公演情報
この舞台の公演は、東京と兵庫の2か所で行われます。詳細は以下の通りです:
公演名 | 日程 | 会場 | チケット料金 |
---|---|---|---|
東京公演 | 2024年12月7日~12月18日 | IMM THEATER | S席 11,000円、A席 8,000円、U-25席 5,000円 |
兵庫公演 | 2024年12月28日、29日 | 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール | 9,500円 |
チケットは各種プレイガイドで購入可能で、詳細は公式サイトにて確認できます。
舞台「血の婚礼」は、ロルカの名作を新たな視点で描いた作品であり、観客に深い感動を与えることでしょう。愛と運命の物語がどのように展開されるのか、ぜひ劇場で体感していただきたいと思います。
参考リンク: