12月16日発売!「スピン/spin」第10号、豪華連載陣と特別な紙で登場
ベストカレンダー編集部
2024年12月10日 09:44
スピン第10号発売
開催日:12月16日
オールジャンル雑誌「スピン/spin」第10号の概要
株式会社河出書房新社は、2024年12月16日(月)にオールジャンルの雑誌「スピン/spin」第10号を発売予定です。今回の号では、紫式部文学賞を受賞した作家・皆川博子さんの特別な「ことば」と共に、表紙が飾られます。また、ジャンルを超えた豪華な小説連載陣が揃い、読者を楽しませる内容が盛りだくさんです。
本号の表紙はポール・コックスさんの絵と共に、皆川博子さんの「ことば」が特別掲載されています。さらに、毎号異なる「紙」を使用することにこだわり、今回の表紙と目次の紙は株式会社竹尾とのコラボレーションによって実現しました。これにより、視覚だけでなく触覚でも楽しめる雑誌となっています。
特別な紙の使用とその魅力
「スピン/spin」第10号では、特別な紙が使用されています。表紙には「マイカレイド」というクリーム色のファインペーパーが使用されており、これは天然鉱物「雲母」に由来する紙です。艶やかで柔らかな質感が特徴で、手に取ることでその魅力を感じることができます。
目次には「アングルカラー」というくるみ色のファインペーパーが使用されています。この紙は、フランスの木炭紙を国産化することを目指して開発されたもので、混ぜ込まれた繊維が独特の模様を演出しています。これらの紙の魅力は、実物を手に取って初めて実感できるものです。
豪華な連載陣と新たな試み
今号の「スピン/spin」では、豪華な小説連載陣が揃っています。著名な作家たちによる作品が掲載されており、特に注目されるのは、作家・芦沢央さんの短期集中連載「おまえレベルの話はしてない(芝)」です。この作品は将棋の世界を舞台にした物語であり、人間の脆弱さと強靭な本能が描かれています。
また、歌人・田中有芽子さんが「スピン」に初登場し、ショートショートを発表します。田中さんの作品は、独自の視点で描かれた唯一無二の世界を提供します。さらに、好評連載「警察小説アンソロジー」第3回では、石川智健さんの短篇「禍胎」が掲載され、緊張感あふれるストーリーが展開されます。
充実した内容と多様な書き手たち
「スピン/spin」第10号では、最果タヒさんの連載「ときには恋への招待状」が最終回を迎え、ゲストには作家の朝吹真理子さんが登場します。最果さんの宝塚愛が詰まったこの連載は、多くの読者に愛されてきました。
さらに、エッセイには流浪の作家・海猫沢めろんさんと演出家の稲葉賀恵さんが登場し、それぞれ異なる視点から「創作」について語ります。特に海猫沢さんは、20周年を迎えた作家としての思いを綴ります。
また、グラフィックデザイナーの松田行正さんによる「本の話」や、書評家・ゲーム作家の渡辺祐真さんの連載「詩歌の話」も見逃せません。これらの多様な書き手たちが集まることで、雑誌全体に豊かな内容が生まれています。
書誌情報と定期購読のご案内
「スピン/spin」第10号は、A5判・並製・平綴じで176ページのボリュームがあります。定価は330円(税込)で、発売日は2024年12月16日です。ブックデザインは佐々木暁氏、装画はポール・コックス氏が手掛けています。さらに、本文挿画は塩川いづみ氏が担当しています。
定期購読を希望する方は、書店での注文が必要です。年間定期購読を申し込むと、「スピン/spin」特製栞がプレゼントされる特典もあります。特製栞3枚セットの詳細については、公式サイトで確認できます。
項目 | 内容 |
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誌名 | スピン/spin 第10号 |
発売日 | 2024年12月16日(月) |
定価 | 330円(税込) |
仕様 | A5判/並製・平綴じ/176P |
表紙デザイン | ポール・コックス |
協力 | 株式会社竹尾 |
「スピン/spin」第10号は、ジャンルを超えた多様な内容が詰まった一冊です。文学やアート、カルチャーに興味のある方にとって、魅力的な読み物となることでしょう。これからの年末年始に向けて、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
参考リンク: