楽天ラクマが12月10日から台湾ファミリーマートでリユース商品販売開始
ベストカレンダー編集部
2024年12月10日 11:20
台湾でラクマ連携開始
開催日:12月10日
「楽天ラクマ」、台湾の「ファミリーマート」アプリ内でリユース商品の出品連携を開始
楽天グループ株式会社が運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」は、2024年12月10日より、台湾の「全家便利商店」(台湾ファミリーマート)アプリ内で、台湾・PChome Onlineグループの比比昂株式会社が提供する購入代行サービス「比比昂日貨二手精品」との連携を開始しました。この連携により、「ラクマ公式ショップ」のリユースブランド品やファッションアイテムが台湾のユーザーに向けて購入可能となります。
「比比昂」は、台湾市場における越境EC事業者の一つであり、世界中のECプラットフォームからの商品購入代行を行っています。今年6月には、台湾ファミリーマートアプリにおいて日本の商品が購入できる「比比昂日貨」を開始し、今回の連携はそのサービスの一環として位置づけられています。
新たなリユース商品の提供
今回の取り組みでは、特にファッションカテゴリに焦点を当て、「ラクマ公式ショップ」のレディースおよびメンズのリユース商品が出品されます。台湾ファミリーマートアプリのユーザーは、30代から40代の女性が多く、ブランド品やファッションアイテムへの需要が高いことから、この連携は非常に効果的であると考えられます。
「台湾ファミリーマート」アプリは、会員数が1,800万人を超えており、既存のユーザーは新たにアプリをダウンロードすることなく、「比比昂日貨二手精品」を利用することができます。これにより、より多くのユーザーが日本のリユース商品にアクセスできるようになります。
シンプルな決済プロセス
通常、海外購入代行サービスでは、購入時に決済を行った後に代行手数料や国際送料を別途決済する必要があります。しかし、今回の連携では、国際送料を含めた料金が一度の決済で完了するため、台湾におけるECでの買い物と同じようにシンプルな流れで利用できます。この仕組みは、ユーザーにとって非常に便利であり、リユース商品の購入をより手軽にするものです。
「ラクマ公式ショップ」の成長
「楽天ラクマ」では、2022年からリユース事業者が出店できる「ラクマ公式ショップ」を提供しています。このショップには、全国数百社の古着ショップやブランド買取業者、ヴィンテージ品の事業者が出店しており、豊富な在庫を保有しています。プロによる検品や顧客対応が行われているため、ユーザーは安心して購入することができます。
近年、日本のリユース品の状態の良さや品揃えの豊富さが評価され、「Used in Japan」というキーワードでの需要が高まっています。そのため、「ラクマ公式ショップ」の海外購入代行サービスも特にファッションカテゴリで顕著な成長を遂げており、昨年実績に比べて約1.9倍の伸びを記録しています。
「楽天ラクマ」の今後の展望
「楽天ラクマ」は、今後も個人や事業者が参加する取引を通じて、利便性や付加価値の高いサービスを提供するために新たなECプラットフォームの構築に努めていく方針です。このような取り組みを通じて、リユース市場のさらなる活性化を目指しています。
連携サービスの詳細
以下に、今回の連携に関する詳細をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
連携開始日 | 2024年12月10日(火) |
内容 | 「ラクマ公式ショップ」のファッションカテゴリ(レディース、メンズ)の商品が、「台湾ファミリーマート」アプリ内のショップ「比比昂日貨二手精品」で購入可能 |
連携サービス | 「台湾ファミリーマート」アプリ内の「比比昂日貨二手精品」 |
利用方法 | 「台湾ファミリーマート」アプリをダウンロードし利用登録後、「比比昂日貨二手精品」内で「ラクマ公式ショップ」のファッション商品を購入可能 |
お問い合わせ先 | ラクマ公式ショップに関するお問い合わせ |
「楽天ラクマ」と「Bibian」について
「楽天ラクマ」は、2012年7月にサービスを開始した日本初のフリマアプリ「フリル」と、楽天で運営していた「ラクマ」が統合して生まれたプラットフォームです。循環型社会の実現を目指し、物を棄てずに循環させる「循環の輪」を広げることを目的としています。
「Bibian」は、日本のサプライヤーの台湾における越境販売をサポートし、台湾の消費者に多様な日本の商品を提供するサービスです。楽天ラクマとの連携においては、「商品運送途中の破損」「未着時の全額補償」「商品誤送時の送料補償」「商品返品時の国際送料補償」といった「4大ショッピング保証」を掲げており、安心して商品を購入することができます。
台湾ファミリーマートの概要
「台湾ファミリーマート」は、1988年に設立され、2024年には4200店舗を超える店舗数を誇り、会員数は約1800万人以上に達しています。「顧客満足と共に成長する」をコンセプトに、オンラインとオフラインの両方のチャネルを通じて、顧客のニーズに応え続けています。
以上の内容から、楽天ラクマと台湾ファミリーマートの連携は、リユース市場における新たな可能性を広げ、多くのユーザーにとって便利なサービスを提供することが期待されます。
参考リンク: