Coincheck Group N.V.が12月11日にNASDAQ上場、暗号資産業界の新たな展開

Coincheck Group N.V.のNASDAQ上場について

2024年12月11日、コインチェック株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：蓮尾 聡）の親会社であるCoincheck Group N.V.（旧名称：Coincheck Group B.V.）が、米国のNASDAQ Global Marketに上場する手続きを完了し、同日よりティッカーシンボル「CNCK」として取引が開始されることが発表されました。この上場は、暗号資産業界において重要な一歩となると考えられています。

Coincheck Group N.V.は、オランダ王国アムステルダムを本社とし、暗号資産やweb3事業を展開するグローバル持株会社です。これにより、CCGはNASDAQ上場企業としての強みを活かし、グローバルな人材採用や企業買収、資本業務提携を通じて事業のさらなる拡大を目指すとしています。

上場に至る背景

コインチェック株式会社は、2012年に設立され、2014年には暗号資産交換業に参入しました。暗号資産取引サービス「Coincheck」は、その操作性やユーザーインターフェースの優れた点から、特に若年層に支持されてきました。2018年にはマネックスグループの傘下となり、ガバナンスや内部管理体制の強化、セキュリティの向上に努め、2019年には暗号資産交換業の登録を受けました。

その後、国内の暗号資産市場の急成長とともに、コインチェックは事業を拡大してきました。今回のNASDAQ上場は、国内暗号資産取引所の親会社として初めての試みであり、暗号資産関連産業のさらなる進展を示すものです。

代表取締役のコメント

蓮尾聡氏（当社代表取締役 会長執行役員）は、「CCGがNASDAQに上場することは、暗号資産の可能性を広げるための重要なステップであり、今後も新しい価値交換の手段としての暗号資産の発展に注力していく」と述べています。

また、井坂友之氏（当社取締役 社長執行役員）は、「ブロックチェーン技術やcrypto文化が世界をより良くすることを信じており、安全で安心なプロダクトの開発を通じて、新しい産業を創造していきたい」との考えを示しました。

CCGの上場による影響

CCGのNASDAQ上場により、米国SECルールに基づくディスクロージャー制度が導入され、経営状況やリスク管理体制がより透明に開示されることになります。これにより、世界の投資家との対話が一層透明性を持ったものとなり、事業戦略の進展に寄与することが期待されています。

竹ケ原圭吾氏（当社常務執行役員CFO）は、「上場により、利用者からの信頼を得るための環境が整い、より良いサービスの提供が可能になる」と述べており、上場手続きに関わった方々への感謝の意を表しています。

Coincheck Group N.V.の概要

Coincheck Group N.V.は、オランダに本社を置く持株会社であり、日本国内で規制対象の暗号資産取引サービス「Coincheck」を運営するコインチェック株式会社の親会社です。新たにNASDAQに上場した企業として、同社は日本の暗号資産取引業界における地位を強化し、グローバルなプレーヤーとしての立場を確立していく方針です。

コインチェック株式会社の事業内容

コインチェック株式会社は、アプリダウンロード数で5年連続「国内No.1*」を誇る暗号資産取引サービス「Coincheck」を運営しています。「新しい価値交換を、もっと身近に」をミッションに掲げ、最新のテクノロジーと高度なセキュリティを基盤として、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を取り扱っています。

同社は、利用者に対して「新しい価値交換」を身近に感じてもらうため、継続的にサービスの向上に努めています。

コインチェック株式会社の基本情報

コインチェック株式会社は、暗号資産取引業界のリーダーとして、今後も利用者に対して信頼されるサービスを提供し続けることを目指しています。

まとめ

Coincheck Group N.V.のNASDAQ上場は、暗号資産業界における重要な出来事であり、グローバルな人材採用や企業買収を通じて事業の拡大を図る意向が示されています。また、コインチェック株式会社は、利用者に対して安全で信頼性の高いサービスを提供するための基盤を強化していく方針です。

今回の上場を受けて、以下のポイントが重要となります：

このような動きは、暗号資産市場のさらなる発展に寄与するものと期待されます。