パーソルが富士通コミュニケーションサービスを買収、2025年2月3日に株式譲渡実行

株式譲渡契約締結

開催日:2月3日

パーソルビジネスプロセスデザインが富士通コミュニケーションサービスを買収する理由は?
IT領域の需要拡大に対応し、BPO事業の拡大とサービスの高度化を図るため、富士通コミュニケーションサービスを100%子会社化します。
富士通コミュニケーションサービスの強みは何?
富士通コミュニケーションサービスは、コンタクトセンターやITアウトソーシングに強みを持ち、企業のDXを推進する実績があります。

パーソルビジネスプロセスデザインが富士通コミュニケーションサービスの株式譲渡契約を締結

2024年12月11日、パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社(東京都港区、代表取締役社長:市村 和幸)は、富士通コミュニケーションサービス株式会社(神奈川県横浜市、代表取締役社長:金井 美紀和)の株式取得に向けた株式譲渡契約を富士通株式会社と締結したことを発表しました。この契約により、パーソルビジネスプロセスデザインは富士通コミュニケーションサービスを100%子会社化することが決定しました。

背景と目的

パーソルビジネスプロセスデザインは「はたらいて、笑おう。」というビジョンのもと、企業の課題に応じたコンサルティングやAI技術を駆使したビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)サービスを提供しています。特に、以下の3つの強みを持っています。

  • プロセスデザイン – 業務プロセスを最適化し、効率的な運営を実現。
  • 組織・人材マネジメント – 組織の人材を活用し、成長を促進。
  • 人材育成 – スキル向上を図り、組織全体のパフォーマンスを向上。

これらの要素を組み合わせることで、企業のサービスや価値を高め、持続的な効果を生み出すことを目指しています。

一方、富士通コミュニケーションサービスは、コンタクトセンターやバックオフィス、セールスなどのアウトソーシング業務に強みを持ち、特にITアウトソーシングにおいてはMicrosoft 365や顧客管理システムの保守・運用・開発を行ってきました。これにより、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する実績があります。

IT領域の需要拡大に対応

今後、IT領域における需要は一層拡大していくと予測されます。パーソルビジネスプロセスデザインは、コンサルティングから運用、サポートまで一貫して提供することで、BPO事業の拡大を図り、企業の成長を支援することが可能になります。この株式譲渡契約の締結は、両社にとって戦略的な意義を持ち、サービスの高度化や企業価値の向上が期待されます。

富士通コミュニケーションサービスの会社概要

富士通コミュニケーションサービスは、富士通株式会社の100%子会社として、以下のような特徴を持っています。

項目 詳細
会社名 富士通コミュニケーションサービス株式会社
本社所在地 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-4-5 横浜アイマークプレイス
資本金 1億円
設立 1994年12月
従業員数 4,400名(2024年3月末時点)
事業内容 コンタクトセンターおよびITサポートのアウトソーシングサービス
売上高 239億円(2024年3月期)

株式譲渡の実行日程

この株式譲渡は、2025年2月3日に実行される予定です。これにより、パーソルビジネスプロセスデザインは富士通コミュニケーションサービスの全株式を取得し、さらなるサービスの向上を目指します。

なお、Microsoft 365は米国Microsoft Corporationの商標です。今後も両社は、BPOを通じて組織の未来を実現し、はたらく人が活躍できる社会づくりに貢献していく意向を示しています。

まとめ

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社の富士通コミュニケーションサービス株式会社に関する株式譲渡契約締結の概要は以下の通りです。

項目 詳細
契約締結日 2024年12月11日
株式譲渡実行日 2025年2月3日
パーソルビジネスプロセスデザインのビジョン 「はたらいて、笑おう。」
富士通コミュニケーションサービスの事業内容 コンタクトセンターおよびITサポートのアウトソーシングサービス

この契約により、両社は新たな成長の機会を得ることができ、より良いサービス提供が期待されます。