12月17日から開始!弘南鉄道6000系テーマの宿泊体験が青森で楽しめる
ベストカレンダー編集部
2024年12月11日 21:44
弘南鉄道宿泊体験開始
開催日:12月17日
懐かしのシルバー車両『6000系』をテーマにした宿泊体験
青森県津軽地方の観光振興を目的に設立された一般社団法人Clan PEONY津軽が、弘前市の宿泊施設『GOOD OLD HOTEL』内に『弘南鉄道コンセプトルーム』を造成することを発表しました。このコンセプトルームは、かつて弘南鉄道大鰐線で運行されていた6000系車両をテーマにしており、昭和レトロな雰囲気を楽しむことができる宿泊体験を提供します。
予約受付は2024年12月11日(水)18時から開始し、宿泊は同年12月17日(火)から可能となります。なお、このコンセプトルームは通年での販売が予定されています。
弘南鉄道6000系の魅力
弘南鉄道6000系は1960年から約30年間、東京急行電鉄(現:東急電鉄)で運用され、その後弘南鉄道に譲渡されて2006年まで定期運行されていた車両です。この車両は製造台数が限られており、鉄道ファンからの人気が高い希少車両です。
6000系は全電動車方式、両開き客用扉、1台車1モーターの2軸駆動方式など、当時としては新しい技術を取り入れた設計が特徴です。車体外板にステンレス鋼を使用したセミステンレス車両であり、試作的要素が強く、製造数は20両に限られました。2008年に新6000系が登場したため、初代6000系と区別されるようになりました。
6000系の運行と歴史
東京急行電鉄で1989年まで運行された後、弘南鉄道に8両が譲渡されました。大鰐線では1988年と1989年に2両ずつ入線し、2006年には定期運行が終了しましたが、その後も保守点検のために臨時運行されることがありました。2014年には運用を終了し、現在は津軽大沢駅構内に最後の1編成が留置されています。
コンセプトルームの特徴
新たに造成される『弘南鉄道コンセプトルーム』では、実際の運行時に使用されていた座席や荷物棚、看板などの備品、計器やヘッドライトなどの機器類を室内装飾に用いています。鉄道マニアにとっては必見の内容であり、宿泊者は弘南鉄道の歴史に浸りつつ、往年の車両に乗車しているかのような気分を味わうことができます。
客室は洋室ツイン(ベッド2台、最大定員2人、バス・トイレ付、禁煙)で、販売価格は1部屋20,000円(通常時、時期によって変動あり)です。予約は『GOOD OLD HOTEL』のウェブサイトから行うことができます。
ホテルの特徴と魅力
『GOOD OLD HOTEL』は弘前市の繁華街に位置し、かつてのスナックの店舗跡を活用したユニークな宿泊施設です。このホテルは“泊まれるスナック街”として話題を呼んでおり、非対面式の無人型ホテルとして営業しています。
宿泊施設は、弘前市新鍛冶町80-2にあり、総部屋数は11室(収容人数29名)です。近隣にはコインパーキングがあり、アクセスも便利です。
弘南鉄道について
弘南鉄道は、弘前市を中心に弘南線(黒石駅-弘前駅間16.8km)と大鰐線(大鰐駅-中央弘前駅間13.9km)の2つの路線を運営する、日本最北の私営電気鉄道会社です。弘南線は田んぼアートで有名な田んぼの風景の中を走る「田んぼ鉄道」、大鰐線は日本一の生産量を誇るりんごの園地が沿線に広がる「りんご畑鉄道」として親しまれています。
弘南鉄道は、地域の観光振興にも力を入れており、観光庁『地域観光新発見事業』に採択されるなど、地域の魅力を発信する取り組みを行っています。
Clan PEONY津軽の役割
Clan PEONY津軽は、津軽平野を中心とした地域連携DMOであり、観光人材の育成や地域の稼ぐ力を引き出す仕組み作りを目指して活動しています。津軽圏域は弘前市、黒石市、五所川原市など14市町村から構成されており、観光資源の発掘や地域振興に取り組んでいます。
まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
コンセプトルーム名 | 弘南鉄道コンセプトルーム |
予約開始日 | 2024年12月11日(水)18時 |
宿泊開始日 | 2024年12月17日(火) |
販売価格 | 20,000円(通常時、時期による変動あり) |
客室タイプ | 洋室ツイン(最大定員2人) |
開設施設 | GOOD OLD HOTEL |
所在地 | 青森県弘前市新鍛冶町80-2 |
弘南鉄道の歴史や文化に触れながら、昭和レトロな雰囲気を楽しむことができる『弘南鉄道コンセプトルーム』は、鉄道ファンや昭和レトロ好きにとって魅力的な宿泊体験となるでしょう。詳細な情報は公式ウェブサイトを通じて確認することができます。