井上直久の個展「イバラードの世界」が銀座三越で12月18日から開催
ベストカレンダー編集部
2024年12月12日 11:53
井上直久個展開催
開催期間:12月18日〜12月24日
井上直久の個展「イバラードの世界」開催
2024年12月18日(水)から12月24日(火)まで、銀座三越にて「イバラードの世界 井上直久絵画展」が開催されます。この展覧会は、絵本「イバラードの旅」刊行から40年を記念するもので、井上直久氏の幻想的な世界観を体験できる貴重な機会です。
主催は株式会社アートスペースで、展示される作品には最新作の原画や版画が含まれ、井上氏の独特な視点で描かれた「イバラード」の世界を存分に味わえる内容となっています。会期中には井上直久氏自身も来場し、購入した作品には直接サインを行う予定です。
「イバラード」の魅力とは
「イバラード」は、井上直久氏が自身の故郷である茨木市を幻想的に表現した世界観です。この世界は、見方を少し変えることで、普段の風景がまったく別の美しさを持つことを教えてくれます。たとえば、見慣れた駅前の風景が広大な丘陵地に、自宅裏の麦畑が黄金色に輝く原野へと変貌します。
宮沢賢治が岩手県を「イーハトーブ」と称したように、井上氏は「イバラード」と呼ぶことで、自身の内面と風景を結びつけ、幻想的な物語を生み出しています。これにより、観る者は日常の景色を新たな視点で捉えることができるのです。
井上直久と宮崎駿の出会い
井上直久氏と宮崎駿監督の出会いは、彼のキャリアにおいて重要な転機となりました。友人の紹介で出版社を通じて個展を開くことになり、宮崎監督がその個展に訪れました。ちょうどその時、映画『耳をすませば』の制作中であったため、井上氏はその世界観を描く依頼を受けました。
この経験は、井上氏にとって大きな影響を与え、その後の作品にも反映されています。また、井上氏の絵本『星をかった日』は短編アニメとして制作され、三鷹の森ジブリ美術館やジブリパークで上映されるなど、多くの人々に愛されています。
展覧会の詳細
今回の個展では、井上直久氏の代表作や新作を含む多彩な作品が展示され、来場者はその幻想的な世界を体験することができます。会場では数量限定の新作「ミニトートバッグ」も販売される予定です。
井上氏は会期中の毎日午後1時から午後5時まで来場し、ファンとの交流を図ります。なお、都合によりイベントの変更や中止がある場合もありますので、事前に確認することをお勧めします。
展覧会概要
イベント名 | イバラードの世界 井上直久絵画展 |
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会期 | 2024年12月18日(水)~12月24日(火)最終日は午後5時終了 |
会場 | 銀座三越 本館7階 ギャラリー |
住所 | 〒104-8212 東京都中央区銀座4-6-16 |
お問い合わせ | 03-3562-1111(代表) |
アクセス | 東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」より徒歩1分 |
詳細は銀座三越の公式サイトで確認できるので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
井上直久氏の経歴
井上直久氏は1948年に大阪で生まれ、1971年に金沢市立美術工芸大学を卒業後、広告代理店での勤務を経て、教育の現場に携わるようになりました。彼の作品は、絵本や画集、映画の美術など多岐にわたり、特に「イバラード」という独自の世界観で知られています。
彼のキャリアの中で、多くの個展や版画展を開催し、国内外で高い評価を得ています。特に映画「耳をすませば」では、美術を担当し、その後もジブリ美術館での壁画制作やアニメ制作に関わるなど、幅広い活動を行っています。
井上直久氏の作品は、観る者に新たな視点や感動を与えるものです。今回の個展では、その世界観を直接体感できる貴重な機会となります。
最後に、今回の展覧会の内容を以下の表にまとめます。
ポイント | 詳細 |
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展覧会名 | イバラードの世界 井上直久絵画展 |
開催日 | 2024年12月18日(水)~12月24日(火) |
会場 | 銀座三越 本館7階 ギャラリー |
井上直久氏の来場 | 毎日午後1時~午後5時 |
新作商品 | 数量限定のミニトートバッグ(2種) |
この展覧会は、井上直久氏の幻想的な作品を通じて、彼の独自の世界観を体感できる貴重な機会です。興味がある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
参考リンク: