2025年1月10日開幕！ミュージカル『ミセン』が描く企業社会と人間関係のリアル

新作ミュージカル『ミセン』の開幕が迫る

株式会社ホリプロが手掛ける新作ミュージカル『ミセン』が、2025年1月10日に開幕します。この作品は、韓国で社会現象を引き起こした同名のドラマを基に、ホリプロと韓国のクリエイター陣が共同でオリジナルミュージカル化したものです。今回、開幕に先駆けて創作の過程が一部公開され、稽古の様子やキャストのコメントが報じられています。

チケットは現在、ホリプロステージにて好評発売中です。新しいミュージカルの誕生を迎えるにあたり、期待が高まっています。

稽古場披露レポート

稽古場では、初めてのシーンと楽曲が披露され、演出のオ・ルピナがキャスト陣に段取りや演出上の確認を行う様子が見られました。このように普段見ることのない稽古の様子を感じられる貴重な機会でした。

この日披露されたのは、以下の6シーンです。

• シーン1: M1 ワン・インターナショナル
  主人公チャン・グレは、囲碁のプロ棋士になる夢を絶たれ、大手商社のインターンとして働き始める。インターン生たちの不安と希望が交錯するオープニングナンバー。
• シーン2: M4 おはよう、チャングレ
  正社員採用試験のためのペアを探すインターン生たちの争いが描かれる。
• シーン3・4: M7 君を慰める夜、M8 それぞれの戦い
  プレゼン準備に励むチャン・グレと仲間たちが、理想と現実のギャップに苦しむ様子を描写。
• シーン5・6: M15 ヨルダン、M16 給湯室で
  インターン試験を経て契約社員となったチャン・グレが新たなプロジェクトに挑む様子や、女性社員の苦悩を描く。

キャストと演出家のコメント

演出を担当するオ・ルピナは、作品のテーマについて「私たち人々の物語」であると語り、観客に感動を与えることを目指していると述べました。彼女は、国や時代を超えた普遍的なメッセージを伝えることができると自信を持っています。

キャスト陣もそれぞれの役柄に対する思いや、観客に届けたいメッセージを語りました。チャン・グレ役の前田公輝は、作品が希望や幸せを見出せる物語であると強調し、仲間との絆や成長を描く重要性を訴えました。また、アン・ヨンイ役の清水くるみは、ドラマファンとしての喜びを表現し、働く人々に寄り添う作品であることを述べました。

物語のあらすじとテーマ

『ミセン』の物語は、主人公チャン・グレが囲碁のプロ棋士になる夢を諦め、大手貿易会社のインターンシップに参加するところから始まります。特別な学歴やスキルがない彼は、企業社会での厳しい現実に直面し、熾烈な競争を勝ち抜くために成長していきます。

この作品は、企業を舞台にしながらも、社会全体の縮図を描き出しています。働くことの意味や人間関係の複雑さ、仲間との絆、個々の成長と葛藤がリアルに描かれ、観客に深い共感を呼び起こす内容となっています。

公演情報

『ミセン』の東京公演は、2025年2月6日から2月11日まで、めぐろパーシモンホールで行われます。チケットはエグゼクティブシートから一般席まで幅広く用意されており、詳細は公式サイトで確認できます。

また、大阪公演は2025年1月10日から14日まで新歌舞伎座で、愛知公演は2025年2月1日から2日まで愛知県芸術劇場で開催されます。

新作ミュージカル『ミセン』は、働くことの意味や仲間との絆を描いた感動的な作品です。公演の詳細や最新情報については、公式サイトを通じて確認することができます。今後の展開に注目が集まります。