福島県浪江町に新たな乗馬体験の場「ノーマ・ホースヴィレッジ」12月15日開園

ノーマ・ホースヴィレッジの開園

2024年12月15日、福島県浪江町室原地区に新たにオープンした「ノーマ・ホースヴィレッジ」は、人と馬と自然が共生するコミュニティ「驫（ノーマ）の谷」の一環として設立されました。開園式には地域内外から約70名が参加し、乗馬デモンストレーションや馬テープカット、集合写真撮影が行われ、賑やかな雰囲気の中で新たなスタートを切りました。

ノーマ・ホースヴィレッジでは、乗馬体験や乗馬レッスン、ホーストレッキング、ホースマンシップ講習、ホースセラピーなど、多彩なアクティビティが楽しめます。これにより、馬に初めて触れる方から経験者まで、幅広い層の方々に楽しんでいただける内容となっています。

会員制度の概要

ノーマ・ホースヴィレッジでは、コミュニティの発展を促進するために「驫の谷」コミュニティ会員の第二期募集を開始しました。会員になることで、ノーマ・ホースヴィレッジのアクティビティを20%割引で利用できる特典が得られます。また、会員証として新たにデジタル名刺「プレーリーカード」を導入し、個人の情報を簡単に交換できる仕組みも整えています。

会員特典には以下のような内容が含まれています：

• 驫の谷の活動に主体者として参画できる
• 自らアイディアを提案することが可能
• オンライン投票や車座での意思決定に参加できる
• 馬のアクティビティを20%割引で利用できる（本人＋ゲスト1名分）
• 自身の事業に関する無料相談（90分）を受けられる

これらの特典は、会員ランクによって異なります。特にSランク会員には、甲冑騎乗体験や特別な贈呈が用意されています。

アクティビティの詳細

ノーマ・ホースヴィレッジで提供されるアクティビティは多岐にわたります。以下は主なアクティビティとその料金です：

驫の谷会員であれば、これらのアクティビティが全て20%オフで利用できるため、非常にお得です。

「驫の谷」とは

「驫（ノーマ）の谷」は、かつて相馬藩が治めた福島県浜通り地域北部で、人と馬と自然が共生する自律的なコミュニティを創造することを目的としています。このコミュニティは、交流人口や観光人口の拡大を通じて地域の復興に寄与し、地元の文化を継承しながら、持続可能な社会を目指しています。

また、「驫の谷」では、相馬藩校「nomaskole（ノーマスコーレ）」を立ち上げ、地域の住民が互いに学び合う場を提供しています。座学形式、ワークショップ形式、体験形式の3つの形で、地域の知識や技術を継承し、新しい自治のあり方を模索しています。

一般社団法人SOMAの役割

一般社団法人SOMAは、2023年1月に設立され、福島県浪江町において地域の復興と自律的なコミュニティの創造を目指しています。災害時の住民主体による避難行動の体制づくりや、地域における防災・減災の研究にも取り組んでおり、世界のモデルとなる自律的なコミュニティを目指しています。

まとめ

ノーマ・ホースヴィレッジの開園により、福島県浪江町に新たなアクティビティの場が提供され、地域の復興と共生の理念が具現化されました。会員制度を通じて、地域住民や訪問者が共に参加し、馬とのふれあいを楽しむことができるこの場所は、地域の文化や自然を大切にしながら、未来に向けた新たなコミュニティの形を示しています。

ノーマ・ホースヴィレッジは、地域の魅力を再発見し、馬との新しい関係を築く場として、今後の発展が期待されます。