12月17日から全国で展開!『Eco Catcher Battle』が社会貢献型eスポーツイベントに
ベストカレンダー編集部
2024年12月17日 11:07
Eco Catcherイベント展開
開催日:12月17日
遠隔ゴミ分別ゲーム『Eco Catcher Battle』の新たな展開
2024年12月17日、シンガポールを拠点とするDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(DEA)は、廃棄物処理のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるRita Technology株式会社と共同で開発した、遠隔ゴミ分別ゲーム『Eco Catcher Battle』において、イベント事業を手掛ける株式会社IKUSAと提携し、全国の自治体や商業施設でのイベント展開を発表しました。この提携により、社会貢献を目指すeスポーツイベントが増加することが期待されています。
『Eco Catcher Battle』は、AI搭載の自動選別ロボット「URANOS」を活用した遠隔ゴミ分別ゲームで、プレイヤーはタブレットを使って流れるゴミをスワイプし、実際の廃棄物処理工場でロボットがその指示に従ってゴミを分別します。この仕組みにより、ゲームを通じて廃棄物処理の重要性を学ぶことができるのです。
IKUSAとの提携によるイベント展開
株式会社IKUSAは、これまでに3,000社以上、20万人以上に体験型イベントや研修を提供してきた実績を持つ企業です。今回の提携により、『Eco Catcher Battle』はIKUSAが展開する100種類以上のサービスメニューの一環として、日本全国の自治体や商業施設で実施されることになります。
2024年11月23日には、新潟市で本ゲーム初の実証実験となるeスポーツイベントが開催されました。この実証実験には、新潟県、長野県、フィリピンからの参加者が集まり、子ども、高齢者、障がい者を含む5人1組のチームが編成されました。参加者はタブレットを使用し、自動選別ロボット「URANOS」と連携しながら、ゴミ分別のスキルを競い合いました。
実証実験の成果と評価
実証実験では、参加者がゲームを通じてゴミ分別の難しさや知識を深めることができた点が高く評価されています。また、年齢や障がいに関係なく誰でも楽しめる点も好評を得ました。このような取り組みは、廃棄物処理における労働力不足解消や一般市民のゴミ分別意識向上、地域活性化に寄与することを目的としています。
社会貢献型eスポーツ「Social Impact eSports」の設立
DEAは、社会課題解決を目的としたゲームを集約する新たなカテゴリ「Social Impact eSports」を設立する構想を進めています。この新設カテゴリでは、楽しみながら社会に役立つ活動を実現できるゲーム群を体系化し、既存のeスポーツと並ぶ新しいジャンルとして展開していく予定です。
『Eco Catcher Battle』をはじめ、社会貢献につながるゲームが続々と登場しています。例えば、運輸デジタルビジネス協議会が提供する「e建機®チャレンジ」は、運輸や建設業界におけるデジタル技術の普及促進に寄与しています。
社会貢献と新たなゲーム体験の融合
「Social Impact eSports」では、こうしたゲームを通じて幅広い層の参加を促進し、全く新しいゲーム体験と社会貢献の融合を目指します。オリンピックとパラリンピックが共存し、それぞれが異なる価値を提供しているように、「Social Impact eSports」は既存のeスポーツと並立し、独自の社会的意義を追求します。
さらに、社会課題解決を目指すゲーム開発者や自治体、企業と連携し、このカテゴリを通じて持続可能な未来の実現に貢献することを目指しています。
『Eco Catcher Battle』の詳細と今後の展望
『Eco Catcher Battle』は、AI搭載の自動選別ロボット「URANOS」の機能を活用した遠隔ゴミ分別ゲームで、廃棄物処理における労働力不足解消や一般市民のゴミ分別意識向上を目指しています。このゲームは、楽しみながら社会貢献を実現する新しい形のエンターテインメントとして、多くの人々に受け入れられることが期待されています。
また、DEAはJETROの「対内直接投資促進事業費補助金」にも採択されており、日本での事業展開を支援するための取り組みが進められています。このような支援を受けることで、さらなる発展が期待されます。
関連企業の情報
- 株式会社IKUSA – 企業や自治体、商業施設、学校の課題を解決する100種類以上のサービスを展開。
- Rita Technology株式会社 – 最新テクノロジーを駆使し、産廃処理業界向けのシステムを展開。
- Digital Entertainment Asset Pte. Ltd. – 課題解決ゲームプラットフォームを運営し、社会課題解決に向けた取り組みを行っている。
まとめ
遠隔ゴミ分別ゲーム『Eco Catcher Battle』は、廃棄物処理の労働力不足や一般市民の意識向上を目指す新たな取り組みとして注目されています。IKUSAとの提携により、全国の自治体や商業施設でのイベント展開が進む中、社会貢献型eスポーツの新たなカテゴリ「Social Impact eSports」が設立されることにより、さらなる発展が期待されます。
以下に、この記事で紹介した内容をまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
ゲーム名 | Eco Catcher Battle |
開発企業 | Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.、Rita Technology株式会社 |
提携企業 | 株式会社IKUSA |
イベント実施場所 | 全国の自治体、商業施設 |
目的 | 廃棄物処理の労働力不足解消、ゴミ分別意識向上、地域活性化 |
新設カテゴリ | Social Impact eSports |
採択支援 | JETRO「対内直接投資促進事業費補助金」 |
このように、社会課題解決を目指した新しい形のゲームが今後どのように展開されていくのか、注目が集まります。
参考リンク: