雨穴のミリオンセラー『変な絵』が1月16日に文庫化、特別収録も注目
ベストカレンダー編集部
2024年12月17日 14:43
『変な絵』文庫版発売
開催日:1月16日
ミリオンセラー作家・雨穴と第四境界の初コラボレーション
株式会社双葉社は、シリーズ累計120万部を突破したミリオンセラー小説『変な絵』(著:雨穴)の文庫版を2025年1月16日に発売することを発表しました。この文庫版には、特別収録として雨穴が書き下ろした前日譚『続・変な絵』と、クリエイター集団・第四境界が制作した『ナゾ解きゲーム』が含まれています。これにより、ファンにとって新たな体験が提供されることになります。
『変な絵』の作品世界と新たな展開
『変な絵』は、オカルトサークルに所属する佐々木が、後輩の栗原から紹介されたブログに関連する不穏なメッセージと奇妙な絵を通じて展開される物語です。ブログには「あなたが犯した罪」とのメッセージがあり、投稿者の妻であるユキが描いた9枚の絵が掲載されています。これらの絵には、以下のようなタイトルが付けられています。
- 風に立つ女の絵
- 灰色に塗りつぶされたマンションの絵
- 震えた線で描かれた山並みの絵
これらの絵に秘められた衝撃の真実が明らかになると、すべての事件が一つに繋がるという展開が待っています。さらに、書き下ろし前日譚『続・変な絵』では、物語の「本当の真相」が初めて明かされることになります。
特別収録内容の詳細
文庫版『変な絵』の巻末には、雨穴が制作協力した『ナゾ解きゲーム』が収録されます。このゲームは、現実と仮想の間の曖昧な領域に物語を紡ぎ出すクリエイター集団・第四境界によって制作されており、作品世界を舞台にした体験型のゲームとなっています。詳細についてはまだ多くを紹介できないものの、体験することで新たな発見があることでしょう。
また、雨穴が書き下ろした『続・変な絵』は、登場人物の7年後を描いた49ページの物語です。物語の中では、12歳になった今野優太が母親が遺したメッセージの真意を探る様子が描かれています。この短編小説は、ファンにとって新たな視点を提供する内容となっています。
著者とクリエイター集団のプロフィール
著者の雨穴(うけつ)は、ホラーな作風を得意とするウェブライターであり、YouTuberとしても活動しています。彼のYouTubeチャンネルは登録者数169万人を超え、総動画再生回数は1億9000万回を突破しています。特徴的な白い仮面と黒い全身タイツを身に着けた姿が印象的であり、『変な絵』は世界各国から注目されており、アメリカや中国をはじめとする多くの国で翻訳出版が決まっています。
一方、クリエイター集団・第四境界(だいよんきょうかい)は、現実と仮想の間の曖昧な領域に物語を紡ぎ出す集団であり、ARG(代替現実ゲーム)と呼ばれる「物語が日常を浸食する体験」を提供しています。著作物には『かがみの特殊少年更生施設』や『人の財布』などがあり、独自の視点で物語を展開しています。
書誌情報
以下は文庫版『変な絵』の書誌情報です。
書名 | 変な絵 【文庫】 |
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発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2025年1月16日 |
定価 | 858円(税込) |
判型 | A6判 |
ISBN | 9784575528138 |
このように、文庫版『変な絵』は、雨穴の新たな作品とともに、ファンにとって魅力的な内容が詰まっています。特に、前日譚やナゾ解きゲームは、既存のファンだけでなく新しい読者にも楽しんでもらえる要素が盛り込まれています。今後の展開に注目が集まることでしょう。