2024年12月18日リリース!スプレッドシートとDifyを簡単連携する「スプシディファイ」登場
ベストカレンダー編集部
2024年12月18日 14:42
スプシディファイリリース
開催日:12月18日
スプレッドシートとDifyを連携するChrome拡張ツール「スプシディファイ」のリリース
合同会社OuterBrain(代表社員:林 裕人)は、2024年12月18日にAI処理をノーコードで開発できるDifyとGoogleスプレッドシートを連携する無料のChrome拡張ツール「スプシディファイ」をリリースしました。この新しいツールにより、実務現場でのAI活用が加速し、特にスプレッドシート上でのDifyの活用が直感的に行えるようになります。
これまで、スプレッドシートとDifyを連携させるためには、GAS(Google Apps Script)を用いた開発が必要でした。これにより、開発におけるハードルが高く、多くのユーザーがその利用を躊躇していました。しかし、スプシディファイの登場により、これらの課題が解消され、誰でも簡単にAI処理を実行できる環境が整いました。
スプレッドシートとDify連携で生まれる新たなAIユースケース
Difyは、ノーコードで多彩なAI処理を実装できるプラットフォームとして注目を集めています。スプレッドシートにリストとして管理されている情報に対して、DifyのAI処理を実行するユースケースが増加しています。具体的には、以下のような活用方法があります。
- テキストリストの翻訳や校閲
- 特定の情報リストのモニタリング
- アンケートや問い合わせの分類
- LLMを活用したテキストへのスコアリング処理
これらのユースケースでは、スプレッドシート上で管理されているリストとDifyで構築したAI処理を組み合わせることで、劇的な生産性向上が期待されます。特に、スプレッドシートを用いた業務の効率化が進むことで、従来の手法に比べて大幅に時間を短縮できる可能性があります。
スプレッドシート×Dify活用のこれまでの課題
これまで、Difyで作成した機能をスプレッドシートと連携して実行するためには、GASを使ってコーディングを行う必要がありました。このため、スプレッドシート上での処理記録・管理には手間がかかり、使い始めるまでのハードルが高いという声が多く寄せられていました。
OuterBrainがDifyユーザーへのヒアリングを行った結果、ユーザーからは「GASを書く手間がかかり、使い始めるまでが大変」という意見が多く見受けられました。これらの課題を解決するために、OuterBrainは無料で使えるChrome拡張ツール「スプシディファイ」を開発しました。このツールはスプレッドシートとDifyの橋渡し役として機能します。
スプシディファイの特徴
スプシディファイは、スプレッドシートとDifyをノーコードでつなぐためのChrome拡張です。以下の特徴があります。
- スプレッドシートを拡張:スプレッドシートを開いたままサイドパネルにツールを表示します。
- シンプルにDifyと接続:Difyで作成したアプリのAPIキーと入出力範囲を指定するだけで、GAS不要ですぐにDifyの処理が実行可能です。
- 高速プロトタイピング:Difyで処理を作成し、スプレッドシートで結果をすぐに共有することができるので、高速にツールのプロトタイピング・利用が可能です。翻訳やスコアリングなど様々なリスト処理を気軽に試せます。
- プライバシー&情報セキュリティ:ユーザー情報を慎重に扱い、サービス向上に必要な最小限の情報のみを収集します。詳細はプライバシーポリシーをご確認ください。
これらの特徴により、ユーザーはDifyとの連携を非常にスムーズに行うことができ、業務の効率化が期待されます。
今後の展望とOuterBrainについて
スプシディファイは現在β版としてリリースされていますが、今後は実行のスケジューリング機能やさらなるアップデートを予定しています。ユーザーに寄り添った機能改善を行い、Dify活用の裾野を広げることで、現場レベルでのAI普及を後押しすることを目指しています。
OuterBrainは、AI活用をより手軽に、よりスピーディに実現する環境を創出する若いベンチャー企業です。「現場で役立つAI」をテーマに、自社プロダクトの他、AI・Dify活用のご相談や、AI活用研修も承っております。AI導入やDify活用でお困りの際は、気軽にOuterBrainまでお問い合わせください。
項目 | 詳細 |
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ツール名 | スプシディファイ |
提供会社 | 合同会社OuterBrain |
リリース日 | 2024年12月18日 |
主な機能 | スプレッドシートとDifyをノーコードで連携 |
利用シーン | テキスト翻訳、情報モニタリング、アンケート分類など |
プライバシー | 最小限の情報収集を徹底 |
スプシディファイは、Difyとの連携を容易にし、実務におけるAI活用を加速するための重要なツールとして位置づけられています。これにより、多くの業務プロセスが効率化され、AIの導入が一層進むことが期待されます。
参考リンク: