Creator's Xが12月19日にAI時代のアニメ制作を本格始動!

Creator's X本格始動

開催日:12月19日

Creator's X本格始動
Creator's Xってどんな会社なの?
Creator's Xは、AIを活用してクリエイターの創造性を支援し、高品質なアニメ作品を制作する新しいアニメ制作会社です。
AIを使ってアニメ制作にどんな変化があるの?
AIを使うことで、制作工程の効率化やクリエイターの負担軽減が可能になり、短期間で高品質な作品を制作できます。

AI時代のアニメ制作会社、Creator’s Xが本格始動

株式会社Creator’s X(本社:東京都品川区、代表取締役Co-CEO:藤原 俊輔 / 湯浅 義朗)は、2024年12月19日に日本アニメ文化の未来を拓くための新たなアニメ制作会社として本格始動することを発表しました。Creator’s Xは、クリエイターの創造性をAIがアシストし、高品質な作品を生み出すことを目的としています。これに伴い、XTech Venturesおよび寺田倉庫から合計1.1億円の資金調達を実施しました。

この資金調達を受け、AIアニメ制作のパイオニア的存在である株式会社K&Kデザインの発行済株式を100%取得し、完全子会社としました。また、新たに背景美術の制作スタジオ「スタジオSAIGA」を設立し、大石 樹を美術監督として迎えました。Creator’s Xは「創るに没入しよう」をビジョンに掲げ、クリエイターの情熱をAIで支え、アニメ制作の新たな時代を切り開く存在として成長していく方針です。

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事業内容とAI活用の目的

Creator’s Xは、クリエイターの創造性をAIがアシストすることで、高品質なアニメ作品を生み出すアニメ制作会社です。制作工程における業務負担を軽減するため、AIを補助的に活用し、クリエイターが描き込みや新たな挑戦に集中できる制作環境を整えます。アニメ制作とAI開発を社内に併設することで、クリエイターの作風を学習した高精度のAIツールを個々のクリエイターに提供し、アニメ制作工程の効率化を図ります。

その結果、高品質なアニメ制作と短納期化を実現し、クリエイターの待遇改善にも取り組む計画です。Creator’s Xはスタートアップ企業ですが、アニメ業界での実績が豊富な制作会社や大手プロダクションと積極的に連携し、業界全体におけるAIアニメの実践的な研究と普及に貢献していく意向です。

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アニメ制作スタジオの紹介

Creator’s Xが展開するアニメ制作スタジオには、以下の2つの主要なスタジオがあります。

  • K&Kデザイン

K&Kデザインは2001年に創業された名古屋のアニメ制作会社で、これまでに『らんま1/2』や『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』など数多くの作品に参加しています。AIを活用したアニメ制作においても先駆的な存在であり、経済産業省の「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」のオブザーバーとしても活動しています。

K&Kデザインは、Creator’s Xのグループに加わることで、AIを活用した制作環境を整え、より創造的な活動に没頭できる環境を提供します。

  • スタジオSAIGA

スタジオSAIGAは、背景美術の制作スタジオで、美術監督には大石 樹を迎えています。背景美術はアニメ制作において重要な要素であり、その制作手法にAIを活用することで、短期間で高品質な背景を制作することを目指します。背景美術スタジオの数が少なく、後継者不足が深刻な課題となっている中、スタジオSAIGAはその解決策となることを目指しています。

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AI開発の取り組み

Creator’s Xは、アニメ制作に特化したAI開発チームを持ち、クリエイターのニーズに応じたAIツールを開発しています。AIツールはクリエイターの過去作品を学習し、個別にカスタマイズされるため、手直しの必要性を最小限に抑えられます。また、直感的なUIUXを実現し、クリエイターが使いやすい環境を提供します。

2024年12月には、背景に特化したAI「HAIKEI X」のβ版がリリースされる予定で、今後はアニメ制作全体にわたるAI開発を進めていく計画です。開発したAIはK&KデザインやスタジオSAIGAで活用するだけでなく、将来的には他のアニメ制作会社への提供も視野に入れています。

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資金調達と今後の展開

Creator’s Xは、シードラウンドとしてXTech Venturesから1億円、寺田倉庫から1千万円の合計1.1億円の資金調達を実施しました。この資金は、M&A費用、AI開発費用、人材採用に使用される予定です。

今後は、大手アニメ制作プロダクションからK&KデザインやスタジオSAIGAへのアニメ制作依頼を増やし、背景美術以外の分野でもAI活用の可能性を探求していきます。また、アニメ以外にもゲームへの応用展開を視野に入れ、クリエイターを増やしていく予定です。

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経営メンバーの紹介

Creator’s Xの経営メンバーには、以下のような経験豊富な方々がいます。

藤原 俊輔(代表取締役Co-CEO)
慶應義塾大学法学部卒業後、戦略コンサルタントとしての経験を持ち、U-NEXT HOLDINGS社でAI分野の事業立上げをリードしました。
湯浅 義朗(代表取締役Co-CEO)
シリアルアントレプレナーとして、テクノロジーを活用したクリエイティブ分野の事業開発に20年以上の経験を持ち、アニメ制作者のための事業に邁進しています。
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まとめ

Creator’s Xは、AIを活用したアニメ制作の新たな可能性を切り開く企業として、今後の展開に注目が集まります。以下に、本記事で紹介した内容をまとめました。

項目 詳細
会社名 株式会社Creator’s X
設立日 2024年2月
資金調達額 1.1億円
関連会社 株式会社K&Kデザイン
新設スタジオ スタジオSAIGA
AIツール HAIKEI X(背景特化AI)

Creator’s Xは、クリエイターとAIの新たな関係を築き上げ、アニメ制作の未来を切り開いていくことでしょう。

参考リンク: