横浜市役所で1月10日からひきこもりフェスティバル開催、アートと映画で理解深める

ひきこもりフェスティバル

開催期間:1月10日〜1月15日

ひきこもりフェスティバル
ひきこもりフェスティバルってどんなイベント?
ひきこもりフェスティバルは、横浜市役所で開催されるアートと映画を通じてひきこもりを理解するイベントです。
イベントの参加費や申し込みは必要?
参加費は無料で、申し込みも不要です。誰でも自由に参加できます。

横浜市役所が美術館そして映画館に変身

2024年1月、横浜市役所は「ひきこもりフェスティバル~アート&ムービー~」を開催します。このイベントは、ひきこもり状態にある人々の理解を深めることを目的としており、現代美術家の渡辺篤氏による個展や、松山ケンイチや武田鉄矢が主演する映画「ドラマ こもりびと」を含む映像作品の無料上映が行われます。参加は申込不要で、入場も無料です。

【横浜市役所が美術館そして映画館に】ひきこもりフェスティバル~アート&ムービー~を開催!〔申込不要・無料〕 画像 2

ひきこもりの現状とイベントの意義

ひきこもり状態にある人は、全国に146万人と推計されています。ひきこもりは、様々な要因やきっかけによって生じるものであり、誰にでも起こりうる現象です。このイベントは、作品鑑賞を通じて当事者の思いや状況に触れる機会を提供します。特に、社会的孤立を経験している人々にとって、アートや映画は自己表現や他者との共感を促進する重要な手段となるでしょう。

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イベントの詳細

「ひきこもりフェスティバル」は、以下のように構成されています。

  • 開催日時: 令和7年1月10日(金)から1月15日(水)まで、アート作品は1月15日まで、映像作品は1月15日のみ。
  • 会場: 横浜市役所1階アトリウム(映像作品)、横浜市役所1階展示スペース(アート作品)
  • 所在地: 横浜市中区本町6丁目50番地の10
  • アクセス: みなとみらい線「馬車道駅」1C出口直結、JR「桜木町駅」新南口から徒歩3分、地下鉄「桜木町駅」1口から徒歩3分

映像作品の上映内容

1月15日には、以下の映像作品が上映されます。

  1. ひきこもりという履歴
    出演:タツオ、タエ(がっちゃん)
    内容:主人公のタツオは、職場でのトラウマから20年間ひきこもりの状態にあり、彼の過去を振り返ります。
  2. カンパニュラの夢
    出演:宮地真緒、六角精児、山田ルイ53世 ほか
    内容:ひきこもりの状態にある谷口家と、主人公がその問題に寄り添う様子が描かれています。
  3. ドラマ こもりびと
    出演:松山ケンイチ、武田鉄矢 ほか
    内容:ひきこもり生活を送る倉田雅夫とその父の葛藤を描いた作品です。

上映スケジュールは以下の通りです。

時間 作品名
10:00~10:30 ひきこもりという履歴
10:40~11:20 カンパニュラの夢
11:30~12:45 ドラマ こもりびと
13:00~13:30 ひきこもりという履歴
13:40~14:15 カンパニュラの夢
14:15~15:30 ドラマ こもりびと

アート作品の展示内容

1月10日から15日までの期間中、渡辺篤氏の個展「風穴に月」が開催されます。この展示では、コロナ禍に孤独や孤立を抱える人々が撮影した月の写真が集められ、アートを通じて共感を生むことを目指しています。

渡辺氏は、コロナ禍における孤独や孤立の問題に対して、アートがどのように介入し、解決に向けた作用を及ぼすかを探求しています。彼の作品は、ただの視覚的な体験だけでなく、観客に思考を促すメッセージを含んでいます。

アーティストのプロフィール

渡辺篤氏は、1978年横浜市出身の現代美術家であり、社会活動家です。東京藝術大学大学院を修了後、ひきこもりを経験し、その後、社会問題に対するアートの可能性を追求してきました。彼は「アイムヒアプロジェクト」を主宰し、孤独や孤立を抱える人々との協働企画を多数実施しています。

まとめ

「ひきこもりフェスティバル~アート&ムービー~」は、横浜市役所で開催されるユニークなイベントです。ひきこもりの現状に対する理解を深めるため、アートと映画を通じて多くの人々にメッセージを届ける機会となります。

以下に、イベントの主要な情報をまとめます。

項目 内容
開催日時 2024年1月10日(金)~1月15日(水)
会場 横浜市役所1階アトリウム、展示スペース
入場料 無料
上映作品 ひきこもりという履歴、カンパニュラの夢、ドラマ こもりびと
アート作品 渡辺篤氏の個展「風穴に月」

このイベントを通じて、ひきこもりに対する理解が深まることが期待されます。

参考リンク: