ハイレゾ香川が中四国初のAI開発用GPUデータセンターを12月19日に開設
ベストカレンダー編集部
2024年12月19日 18:42
高松市DC開設
開催日:12月19日
ハイレゾ香川が中四国初のAI開発用GPUデータセンターを開設
株式会社ハイレゾ香川は、2024年12月19日に高松市において、中四国地方初となるAI開発用GPU専用データセンター「高松市データセンター」を開設しました。このデータセンターでは、最新のNVIDIA製GPU「HGX H200」を408基搭載したGPUサーバーを提供し、最先端のAI開発環境を整備しています。
本データセンターは、公益財団法人かがわ産業支援財団の研究施設を改装して運営されており、工期や建設コストの大幅な縮小が実現されています。これにより、地域の技術革新を支える重要な拠点として機能することが期待されています。
高松市データセンターの概要
高松市データセンターは、約687㎡の床面積を持ち、約100億円の投資をかけて開設されました。このデータセンターは、NVIDIA社の高性能GPUサーバー「HGX H200」が稼働するGPU専用データセンターとなっており、クラウドサービス「GPUSOROBAN」を通じて、全国の企業や研究機関に対してサービスを提供します。
また、2024年4月には経済産業省の「クラウドプログラム」供給確保計画に認定され、最大77億円の助成が決定しています。この助成金により、より多くの企業が低コストで高性能なAI開発環境を利用できるようになることが見込まれています。
データセンターの特徴
- 最新のGPU技術: NVIDIAのHGX H200を408基搭載。
- 地域貢献: 地元の研究施設を改装し、地域資源を活用。
- 経済産業省の支援: クラウドプログラムに認定され、助成金を受ける。
- 持続可能な開発: テクノロジーと地域資源の融合を図る。
GPUSOROBANについて
「GPUSOROBAN」は、画像生成AIや大規模言語モデル(LLM)などの膨大な計算処理を高速化するためのGPUクラウドサービスです。このサービスは、データセンターの建設コストや運転コストを抑えることで、NVIDIAの高性能なGPUサーバーを低コストで提供しています。
GPUSOROBANは、これまでに累計1,000件を超える利用実績があり、IT業界から製造業、建設業、大学研究機関まで幅広く利用されています。特に、AI技術の導入を検討している企業にとって、非常に有用なサービスとなっています。
利用対象とメリット
GPUSOROBANは、以下のような利用対象とメリットを持っています。
- 利用対象: IT企業、製造業、建設業、大学など。
- メリット: 高速な計算処理、低コストでのGPU利用、柔軟なスケーラビリティ。
株式会社ハイレゾの概要
株式会社ハイレゾは、2019年より石川県志賀町にて国内最大級のGPUデータセンターを運営し、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供しています。2024年12月には香川県に中四国地方初となる「AI開発用GPU専用データセンター」を開設し、経済産業省の「クラウドプログラム」供給確保計画に認定されています。
今後は、2025年以降に佐賀県玄海町の廃校を利活用した新たなGPUデータセンターの開設も計画しており、地方創生と生成AIの発展を推進することを目指しています。
受賞歴と認定
- 2022年6月: NVIDIA「Best CSP Partner of the Year」を受賞。
- 2024年4月: 経済産業省による「クラウドプログラム」供給確保計画に認定。
会社概要
株式会社ハイレゾの基本情報は以下の通りです。
| 企業名 | 株式会社ハイレゾ |
|---|---|
| 本店所在地 | 佐賀県東松浦郡玄海町諸浦106-1 |
| 東京本社 | 東京都新宿区市ヶ谷田町3-24-1 |
| 代表者 | 代表取締役 志倉 喜幸 |
| 事業内容 | GPU専用データセンターの運営、GPUクラウドサービスGPUSOROBANの提供 |
| コーポレートサイト | https://highreso.jp/ |
| GPUSOROBAN | https://soroban.highreso.jp/ |
| お問い合わせ先 | soroban_support@highreso.co.jp |
以上の情報を通じて、ハイレゾ香川が開設した高松市データセンターの重要性と、地域におけるAI技術の普及の意義が理解できるでしょう。新たなデータセンターの開設が、地域の産業や研究活動にどのように寄与するか、今後の動向に注目が集まります。
参考リンク: