Almondoが12月19日にテンダグループへ参画、AI技術で新たな展開へ

Almondoのテンダ参画

開催日:12月19日

Almondoのテンダ参画
Almondoがテンダグループに入ることでどう変わるの?
Almondoはテンダの顧客基盤やプロダクトを活用し、AI技術を駆使した新機能の実装や新事業の創出を加速させます。
テンダがAlmondoの株式を取得する意味は?
テンダはAlmondoの株式51%を取得し、AIとクラウドを活用したワークスタイル変革を推進し、事業成長を目指します。

Almondoがテンダグループに参画

株式会社Almondo(以下、Almondo)は、2024年12月19日に株式会社テンダ(以下、テンダ)へのグループ入りを発表しました。テンダは、AIとクラウドによるワークスタイル変革を事業ドメインとし、Almondoは先進的なAI技術を強みとするスタートアップです。この連携により、両社は新たなサービス価値の向上と事業成長を目指します。

Almondoは、東京大学松尾研究室出身のスタートアップとして、AI技術の開発において高い専門性を持っています。これまでにDCM、東京ガス、IHI、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)などの大手企業に対し、AIナレッジ基盤の構築や特化型モデルの開発、AIシステムの構築などを手掛けてきました。

テンダの株式取得と連携の意義

テンダは、2024年12月19日にAlmondoの株式の51%を取得し、Almondoはテンダグループに参画することとなりました。このグループ入りにより、Almondoはテンダが持つ幅広い顧客基盤や「Dojo」と呼ばれるプロダクト群、システム開発およびコンサルティングの実績などを活用し、生成AI技術を駆使した新機能の実装や新事業の創出を加速させることが期待されています。

両社の連携は、AIとクラウドを活用した企業のワークスタイル変革を一層推進し、サービス価値の向上と事業成長に寄与することを目的としています。このような取り組みは、今後のビジネス環境において重要な要素となるでしょう。

Almondoの提供ソリューション

Almondoが提供する主なソリューションには、以下のようなものがあります。

  • AIナレッジ基盤構築
    • 概要: 複雑なマニュアルや会話ログから、半自動でナレッジを抽出・構造化します。
    • 効果: AIモデルが誤回答を起こしにくくなり、高精度な回答(9割以上の精度)を実現。導入事例として数万件規模の問い合わせ対応を達成した実績があります。
  • 独自モデル・アルゴリズム開発
    • 概要: オンプレミス環境で動作可能な特化型言語モデル(SLM)や独自検索アルゴリズムを提供します。
    • 効果: 高度なセキュリティやパフォーマンス要件に対応し、業務現場での柔軟かつ安全なAI活用をサポート。ドメイン特化により高性能を実現します。
  • AIアプリケーション構築
    • 概要: 複雑な業務プロセスを自動化するAIエージェントや、Chatbot/Voicebotを通じた対話型AIインターフェースの構築を行います。
    • 効果: 顧客対応や内部業務フローの効率化により、顧客満足度や業務生産性を飛躍的に向上させます。

今後の展望と企業情報

Almondoは、テンダの豊富な経営資源や顧客基盤を活かし、システムやプロダクト上で統合的に管理できるナレッジ基盤の構築を強化する計画です。また、使いやすいRAGやAIエージェントのサービスを展開し、業界・業務特化のソリューションを拡充することを目指します。生成AIのユースケースが深化している領域へのソリューション提供も強化されることでしょう。

以下は、Almondoとテンダの会社概要です。

会社名 本社住所 設立 代表者 資本金 事業内容 URL
株式会社Almondo 東京都文京区本郷2-35-10本郷瀬川ビル4F 2023年2月 代表取締役CEO 伊藤 滉太 0.25百万円 AIソリューション事業、AIプロダクト事業 almondotech.com
株式会社テンダ 東京都渋谷区渋谷2-24-12 WeWork 渋谷スクランブルスクエア内 1995年6月 代表取締役会長 小林 謙 318百万円(2024年5月末日時点) DXソリューション事業、Techwiseコンサルティング事業、ゲームコンテンツ事業 tenda.co.jp

このように、Almondoとテンダの連携は、AI技術の更なる発展と企業のワークスタイル変革に寄与することが期待されています。それぞれの強みを活かし、今後のビジネスシーンでの活躍が注目されます。