2025年2月2日開催!妖怪万博で「米隠し」など現代妖怪を展示

妖怪万博2025

開催日:2月2日

妖怪万博2025
今年の妖怪って何が選ばれたの?
2024年の妖怪として「米隠し」が選ばれました。これは米不足を象徴する妖怪で、今年の世相を反映しています。
妖怪万博2025っていつ開催されるの?
妖怪万博2025は2025年2月2日に小豆島で開催されます。このイベントでは妖怪文化をテーマにした展示が行われます。

今年の妖怪「米隠し」に決定

2024年12月21日、香川県小豆島の妖怪美術館にて、今年の妖怪が「米隠し」に決定したことが発表されました。この発表は、妖怪画家であり妖怪美術館の館長である柳生忠平による妖怪画とともに行われました。妖怪美術館は、今年の世相を表す妖怪を広く募集し、応募総数3,575件の中から「米隠し」を選定しました。

妖怪美術館は、小豆島の「迷路のまち」に位置し、地域の文化を発信する場として多くの人々に親しまれています。今回の選定は、2024年の世相を反映したものであり、特に「米隠し」は、米不足という社会的な現象を象徴しています。

「今年の妖怪 2024」は 妖怪「米隠し」に決定!「インプレゾンビ」「ブリンバンバン小僧」など3つがノミネート。応募総数3,575件から今年の世相を表す妖怪を選定 画像 2

選定の理由

今年の妖怪「米隠し」は、2024年の夏に発生した米不足騒動を背景に選ばれました。この騒動は、冷夏や異常気象、減反政策による生産量の減少、インバウンド観光の増加、南海トラフ地震の影響による買いだめなど、複合的な要因が絡んでいます。

特に、国の備蓄米放出に関する賛否両論の中で「米はあるのに誰かが隠している」という噂が広がり、そのような状況を妖怪「米隠し」が象徴する形となりました。妖怪は、不可解な現象や社会の不条理を表現する存在として、日本の文化に深く根付いています。

「今年の妖怪 2024」は 妖怪「米隠し」に決定!「インプレゾンビ」「ブリンバンバン小僧」など3つがノミネート。応募総数3,575件から今年の世相を表す妖怪を選定 画像 3

ノミネートされた妖怪たち

今年の妖怪「米隠し」に加え、他にもノミネートされた妖怪が存在します。「インプレゾンビ」と「ブリンバンバン小僧」の二体がそれにあたります。これらの妖怪も柳生忠平によって描かれ、各々の現代的な背景を持っています。

  • インプレゾンビ: X(旧Twitter)上に現れた、インプレッション稼ぎの妖怪。無関係な投稿を行い、広告収入を得るための迷惑行為が横行しています。
  • ブリンバンバン小僧: ヒップホップ・ユニットCreepyNutsのオープニング曲「Bling-Bang-Bang-Born」の振付を躍らせる妖怪。この曲はYouTubeやTikTokで多く再生され、子供たちの間でも人気を博しています。

これらの妖怪たちは、現代社会における様々な現象を反映しており、妖怪美術館の活動を通じてその魅力を伝えています。

「今年の妖怪 2024」は 妖怪「米隠し」に決定!「インプレゾンビ」「ブリンバンバン小僧」など3つがノミネート。応募総数3,575件から今年の世相を表す妖怪を選定 画像 4

妖怪文化の重要性

日本の文化において、妖怪は不可解なことや不条理な事象を説明するための「知恵」としての役割を果たしてきました。妖怪の存在は、社会の中での多様性や寛容な精神を育む要素ともなりえます。

「米隠し」を通じて、令和の米騒動に対するモヤモヤとした気持ちが少しでも晴れることが期待されています。また、妖怪文化は地域振興や観光資源としても重要であり、特に小豆島においては、妖怪美術館がその中心的な役割を担っています。

「今年の妖怪 2024」は 妖怪「米隠し」に決定!「インプレゾンビ」「ブリンバンバン小僧」など3つがノミネート。応募総数3,575件から今年の世相を表す妖怪を選定 画像 5

妖怪万博2025の開催

柳生忠平が描いた「今年の妖怪」の色紙は、2025年2月2日に小豆島で開催される「妖怪万博2025」に展示される予定です。このイベントは、妖怪と妖怪文化を愛する人々が集まる場であり、地域振興を目的としています。

「妖怪万博2025」は、妖怪をテーマにした様々な活動や展示が行われ、地域文化の発信を促進します。以下は、イベントの概要です。

イベント名 日時 場所 主催 入場料
妖怪万博 2025年2月2日(日)9:30~16:00 土庄町総合会館 フレトピアホール 小豆島・迷路のまち 妖怪プロジェクト実行委員会、妖怪美術館 無料

このイベントでは、妖怪文化を愛する団体や研究者、アーティスト、クリエイターが集まり、様々な催しが行われる予定です。

小豆島には、世界で唯一の「妖怪美術館」があり、900体を超える妖怪造形作品が展示されています。妖怪の起源から現代の妖怪まで、様々な作品があり、来館者はスマホガイドアプリを使いながら楽しむことができます。

「今年の妖怪 2024」は 妖怪「米隠し」に決定!「インプレゾンビ」「ブリンバンバン小僧」など3つがノミネート。応募総数3,575件から今年の世相を表す妖怪を選定 画像 6

まとめ

今年の妖怪「米隠し」の選定は、2024年の社会現象を反映したものであり、米不足騒動を象徴しています。また、ノミネートされた「インプレゾンビ」と「ブリンバンバン小僧」も現代の文化を反映した妖怪として注目されています。妖怪文化は、日本の社会において重要な役割を果たしており、地域振興や観光資源としても活用されています。

今後の「妖怪万博2025」を通じて、妖怪文化がさらに広がり、多くの人々に愛されることが期待されます。以下に、本記事で紹介した内容をまとめます。

内容 詳細
今年の妖怪 米隠し
ノミネート妖怪 インプレゾンビ、ブリンバンバン小僧
米隠しの選定理由 米不足騒動の象徴
妖怪万博2025 2025年2月2日開催、小豆島

妖怪文化の魅力を再発見し、地域振興に寄与することを目指す活動が今後も続けられることが期待されます。

参考リンク: