陳内将、12月19日発売の写真集「KOKYO」で地元天草の魅力を発信

陳内将の新たな写真集「KOKYO」が登場

2024年12月21日、俳優・陳内将の2冊目の写真集「KOKYO」が発売されました。この写真集は、彼の地元である熊本県・天草で撮影され、地元愛が詰まった作品として注目を集めています。陳内は、MANKAI STAGE『A3!』や舞台「東京リベンジャーズ」シリーズなどでの活躍が知られていますが、今回は自身のルーツとも言える地元での撮影を通じて、彼の新たな一面が垣間見える内容となっています。

写真集の発売を記念したイベントが同日に開催され、陳内自身が登場しました。会見では、撮影のエピソードや地元への思いを語り、充実感を漂わせていました。

「KOKYO」の内容と撮影の背景

「KOKYO」は、陳内将が学生時代を過ごした実家やアルバイトをしていた造船所など、彼の成長に関わる場所を巡りながら撮影されたものです。陳内は、「ゆかりのあるところもあれば、初めての地でのロケもあったので、『ただいま』と『はじめまして』という感じの撮影でした」と振り返り、故郷の人々が笑顔で迎えてくれたことが印象に残ったと語りました。

この写真集は、ただの写真集ではなく、彼の地元に対する感謝や愛情が込められた作品です。陳内は、「この写真集で何か1つでも地元に還元できたり、元気づけたりできるのかなと思いました」と話し、自身のエネルギー源である地元の魅力を再確認したようです。

多彩な表情とこだわりの撮影

写真集には、金髪、黒髪、茶髪とさまざまな髪色を見せる陳内の姿が収められています。ヘアメイクや衣装、ロケ地に関しても、スタッフと共に打ち合わせを重ね、こだわった結果が反映されています。特に印象的なのは、実家での撮影です。陳内は、「実は、僕の実家でのロケは候補になく、打ち上げ代わりにバーベキューしようということだったのですが、お渡し会の特典のステッカー4種類のうち3種類は実家でのカットになっていました」と語り、実家での撮影が思わぬ形で実現したことを明かしました。

お気に入りのカットには、幻想的な雰囲気の中で巨木に腰掛ける印象的な1枚が選ばれています。陳内はこの場所を「アコウの木」と呼び、天草のラピュタとも称されるパワースポットであることを紹介しました。撮影はスリリングな体験だったようで、「同じ写真を撮ろうと無謀な挑戦はしないでほしい」と冗談交じりに呼びかけました。

撮影を通じての思い出と展望

陳内は、撮影の中で特に印象に残っているカットとして、天草四郎に扮したシーンを挙げました。彼は、汗だくになりながらも、奇跡的な1枚を撮影したことを誇らしげに語り、「合成より合成」と表現しました。この役に対する思い入れも強く、「天草四郎役をやりたいとずっと言い続けてきましたが、もう柳生十兵衛の歳の方に近づいてしまったので、これは思い出深い1枚になりました」と笑顔で語りました。

地元・天草の魅力について尋ねられた陳内は、「良くも悪くもくまモンに頼っていないところがいいですね」と冗談を交えながら答えました。さらに、「実家の陳内鮮魚がおいしいスポットって言いたいけれど、言いすぎな気もするので、やっぱり海や山があって天草自体がパワースポットなところ」と明かし、地元の自然の素晴らしさを強調しました。

未来への抱負と新たな挑戦

2024年について陳内は、「30過ぎたら1年が早く感じるといろんな先輩たちに教えてもらってきたのですが、この1年は不思議とものすごく時の進みが遅く感じました」と振り返りました。彼は、近年は忙しい日々が続いていたものの、今年は1つの役にじっくり向き合う期間として大切な経験を得たと述べました。

2025年には、MANKAI STAGE『A3!』の卒業が発表されており、最後の公演に向けての思いを語りました。「しっかり丁寧に演じながら、“エーステ”で得た経験を活かして、違う作品に飛び込んでも37歳になる時にできる表現と丁寧に向き合う1年にしたいです」と語り、今後の飛躍を誓いました。

ファンへのメッセージと商品情報

陳内は、ファンに向けて「おかげさまで2冊目となる写真集を出させていただきました。天草でいつか写真集を出すというのも昔から夢に抱いていたことなので、そこに連れて行ってくださったスタッフの皆さま、何より日頃から応援してくださる皆さまのおかげで、また1つ大きな夢を叶えられました」と感謝の意を表しました。彼は、読者に対して「ぜひ僕の愛する天草を写真集で感じていただきたいし、旅のお供にして天草をぜひ巡っていただけたら何より幸いです」と温かなメッセージを残しました。

このように、陳内将の写真集「KOKYO」は、彼の地元・天草の魅力を余すところなく伝える作品です。彼の活動や思いが詰まったこの写真集を通じて、多くの人々が天草の美しさを再発見する機会となることが期待されます。