12月21日開始、福岡県東峰村のかやぶき屋根保存プロジェクトに参加しよう
ベストカレンダー編集部
2024年12月22日 16:43
かやぶき屋根保存開始
開催期間:12月21日〜1月22日
福岡県東峰村のかやぶき屋根店舗保存プロジェクト
福岡県東峰村の皿山地区には、築156年の歴史を持つかやぶき屋根の店舗があります。この貴重な文化遺産を守るための保存プロジェクトが始まります。このプロジェクトは、クラウドファンディングを通じて資金を集め、地域の伝統文化を次世代に継承することを目指しています。
プロジェクトの開始日は2024年12月21日(土)18:00で、終了日は2025年1月22日(水)23:59までとなっています。実施はCAMPFIREにて行われ、詳細は公式サイトにて確認できます。
プロジェクトの目的
このプロジェクトには、いくつかの重要な目的があります。以下にその詳細を示します。
- かやぶき屋根の魅力を知ってもらう
かやぶき屋根は日本最古の伝統建築様式の一つであり、自然との調和が美しい価値ある存在です。しかし、高価な維持費や茅葺職人の減少などの問題から、その存続が危ぶまれています。 - 新しい保存活動の仕組みを作る
参加型の保存活動や見学型のイベントを通じて、地域の人々と共に持続的な保存活動を考え、実行していきます。 - 地域活性化に寄与する
かやぶき屋根の保存活動は、地域の活性化や観光資源としての役割を担います。 - 職人の技術を伝える
伝統の継承には高い技術と知識を持つ職人の存在が欠かせません。職人の存在を認知し、関心を持つことが重要です。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは「かやぶき屋根の恩返し」と名付けられ、156年の歴史を持つかやぶき屋根店舗の保存を目的としています。実施期間は2024年12月21日から2025年1月22日までで、プロジェクトの詳細は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
プロジェクト名 | かやぶき屋根の恩返し |
実施期間 | 2024年12月21日(土)から2025年1月22日(水)23:59まで |
実施サイト | CAMPFIRE |
@takatori_hassengama | |
@takatori.hassenkiln |
企画の背景
このプロジェクトの背景には、2017年7月に発生した九州北部豪雨があります。この豪雨により、かやぶき屋根の老朽化と維持費の課題が浮き彫りになりました。当初は瓦葺屋根への改修工事を予定していましたが、豪雨による甚大な被害を受け、ボランティア活動を通じてかやぶき屋根の重要性を再認識しました。
その際、株式会社クボイ建設の会長である久保井伸治さんとの出会いがあり、彼は豪雨による濁流に遭遇しながらも、村に「恩返し」をするためにボランティア活動を行っていました。この出会いをきっかけに、かやぶき屋根の保存と文化継承の道を選ぶこととなりました。
支援の活用と返礼品
クラウドファンディングで集まった支援金は、かやぶき屋根の保存・継承活動や地域活性化に繋がる取り組みに大切に活用されます。具体的には、来年春に実施予定の「燻蒸作業」の費用としても利用される予定です。この作業に際しては、支援者や地域の方々に見学の機会を設けることも計画されています。
また、支援者には返礼品として、筑前茶陶 髙取焼の作品や各種体験イベントが用意されています。具体的な返礼品には、以下のようなものがあります。
- 茶筅の振れるまるカップ(フリーカップ)
- かやぶき屋根店舗での抹茶体験
- 「十四代高取八之丞不忍」作の茶碗
- 「十三代高取八仙」作の茶碗
プロジェクトの意義と企業概要
このかやぶき屋根の保存プロジェクトは、世代や国を越えて訪れる人々に温もりを与えることを目指しています。かやぶき屋根を守ることで、かやぶき職人の技術や知識を次世代に引き継ぐことが重要です。このプロジェクトは、地域の文化を守りながら、持続可能な未来を築くための一助となることを目指しています。
企業概要は以下の通りです。
企業名 | 髙取八仙窯 |
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住所 | 〒838-1601 福岡県朝倉郡東峰村大字小石原812-1 |
代表 | 髙取 忍 |
URL | http://takatoriyaki.co.jp |
お問い合わせ | 0946-74-2211(平日9:00~17:00) |
担当 | 髙取 由布子 |
このプロジェクトは、伝統文化を守り、地域の活性化を図るための重要な取り組みです。かやぶき屋根の保存に関する情報を広め、多くの人々に参加してもらうことで、次世代にその価値を伝えていくことが期待されています。
参考リンク: