テラドローン・アグリ、12月24日よりマレーシアでドローン活用のミノムシ防除開始

ミノムシ防除開始

開催日:12月24日

ミノムシ防除開始
テラドローン・アグリって何してる会社なの?
テラドローン・アグリは、ドローンを使った農薬散布サービスを提供し、特に持続可能な農業を推進している企業です。
ミノムシ防除ってどうやってやるの?
ドローンを使い、精密に制御されたノズルで農薬を均一に散布することで、ミノムシの防除を効率的に行います。

テラドローン・アグリがマレーシアで高精度ドローンを活用したミノムシ防除を開始

2024年12月24日、Terra Drone株式会社の子会社であるTerra Drone Agri(以下、テラドローン・アグリ)は、マレーシアの大規模パーム農園において、約3,548ヘクタール(東京ドーム約760個分)を対象にミノムシ防除を目的とした病害虫の総合的管理を開始しました。この取り組みは、持続可能なパーム油生産を実現するための重要な一歩であり、複数の政府関連企業や民間農園機関と連携して実施されます。

テラドローン子会社「Terra Drone Agri」、マレーシアの大規模パーム農園で高精度ドローンを活用したミノムシ防除を開始 画像 2

ミノムシの影響とその防除の必要性

ミノムシは、パーム農園において深刻な影響を及ぼす害虫であり、放置すると葉が枯れてしまい、収穫量の減少を引き起こす可能性があります。このため、早期の防除が求められています。テラドローン・アグリは、最先端のドローン技術を導入することで、効果的な害虫防除を実現します。

具体的には、ドローンには精密に制御されたノズルが搭載されており、段差のあるパーム農園の地形でも均一に農薬を高精度で散布することが可能です。この技術により、農薬の散布が難しい地域でも、効果的な防除が行えるようになります。

戦略的パートナーシップによる効果的な害虫防除

テラドローン・アグリは、農薬メーカーであるAgricultural Chemicals (M) Sdn. Bhd.(ACM)や、農業技術企業のS&H Techventure Sdn. Bhd.と連携しています。これらの企業が提供する特化型農薬製品、TAKUMIやMagnetikを使用することで、必要な箇所にドローンでピンポイント散布が可能です。

このアプローチにより、環境への影響を最小限に抑えつつ、効果的な害虫防除を実現します。また、ドローンを活用することで、害虫発生に対する迅速な対応が可能となり、労働コストや農薬の無駄を削減することができます。

テラドローン・アグリの取り組みと目指す未来

テラドローン・アグリは、最新技術を駆使して重要な農業課題を解決し、持続可能な農業の実現を目指しています。ドローン技術と農薬の専門知識を組み合わせることで、効率的かつ正確な農薬散布を行い、深刻な害虫問題に対応します。

この取り組みは、農業分野におけるイノベーションと卓越性を推進し、業界の課題に対する解決策を提供することを目的としています。テラドローン・アグリは、マレーシア農業の改革を目指し、長期的に生産性と持続可能性を高めるための努力を続けています。

関連企業の紹介

テラドローン・アグリの取り組みを支える関連企業について紹介します。

Agricultural Chemicals (M) Sdn. Bhd. (ACM)
1969年に設立されたマレーシアのペナン島に本社を置く日系企業で、農薬、農業機械、環境衛生製品の分野で業界をリードしています。高度な製剤技術を強みとし、顧客の作物保護や管理をサポートしています。
S&H Techventure Sdn. Bhd.
マレーシア市場における農薬や収穫用工具の主要ディストリビューターで、プランテーション管理に特化したソリューションを提供しています。地域特有の課題に対して専門知識を持ち、効果的な害虫防除戦略の実施を支援しています。

テラドローン株式会社の企業概要

テラドローン株式会社は、「Unlock “X” Dimensions(異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する)」というミッションのもと、ドローンの開発やソリューションを提供しています。安全かつ効率的なドローンや空飛ぶクルマの運航を実現するための運航管理システム(UTM)の開発にも注力し、幅広い産業に貢献しています。

同社は測量、点検、農業、運航管理の分野で累計3000件以上の実績を誇り、世界10カ国でのUTM導入実績があります。これにより、Drone Industry Insightsが発表する『ドローンサービス企業世界ランキング』で、産業用ドローンサービス企業として2020年以降連続でトップ3にランクインしています。

テラドローンのビジョン

テラドローンは、ドローンや空飛ぶクルマの普及を見据え、低い空域の安全かつ効率的な移動を支える“低空域経済圏のグローバルプラットフォーマー”として社会課題の解決を目指しています。

まとめ

テラドローン・アグリは、マレーシアの大規模パーム農園において高精度ドローンを活用したミノムシ防除を開始し、持続可能なパーム油生産に貢献しています。最新技術を駆使したこの取り組みは、農業分野におけるイノベーションを推進し、長期的な生産性と持続可能性の向上を目指しています。

項目 内容
取り組み開始日 2024年12月24日
対象面積 約3,548ヘクタール(東京ドーム約760個分)
害虫 ミノムシ
使用する農薬 TAKUMI、Magnetik
パートナー企業 ACM、S&H Techventure

これらの取り組みを通じて、テラドローン・アグリは持続可能な農業の実現に向けて重要な役割を果たしています。

参考リンク: