2025年2月14日開始、ベルリン国際映画祭の「ビジターズプログラム」参加者発表

ビジターズプログラム参加

開催期間:2月14日〜2月17日

ビジターズプログラム参加
「ビジターズプログラム」って何をするの?
国際共同製作に関わるためのマーケット活動やネットワーキングを学び、助成金制度の理解を深めるプログラムです。
参加するプロデューサーは誰?
2025年のプログラムには古市あきほ、吉原裕幸、吉岡フローレス亜衣子の3名が参加します。

ベルリン国際映画祭併設マーケット「ビジターズプログラム」参加プロデューサー発表

2025年2月14日から17日にかけて開催されるベルリン国際映画祭の併設マーケット「Berlinale Co-Production Market」において、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、体験版プログラム「ビジターズプログラム」に参加する映画プロデューサー3名を発表しました。このプログラムは、国際共同製作に関わるための重要な活動を体験する機会を提供するものです。

VIPOは、経済産業省が推進する「我が国の文化芸術コンテンツ・スポーツ産業の海外展開促進事業」の一環として、映画制作者に対して海外でのネットワーキングや助成金制度についての知識を深める場を提供しています。

2025年2月 ベルリン国際映画祭併設マーケット「ビジターズプログラム」に参加する映画プロデューサー3名が決定! 画像 2

参加プロデューサーの紹介

以下に、2025年の「ビジターズプログラム」に参加するプロデューサー3名を紹介します。

  • 古市あきほ (Akiho FURUICHI)
  • 吉原裕幸 (Hiroyuki YOSHIHARA)
  • 吉岡フローレス亜衣子 (Aiko YOSHIOKA Flores)
2025年2月 ベルリン国際映画祭併設マーケット「ビジターズプログラム」に参加する映画プロデューサー3名が決定! 画像 3

古市あきほ

古市あきほは名古屋出身で、現在は東京を拠点に活動する映画プロデューサーです。Prism Picturesの代表を務め、様々な作品を手掛けています。主な作品には、2023年の『Last Shadow at First Light』や、2024年の『Imagine Ocean』などがあります。近年はWebドラマ『マリッジプラン』や配信ドラマ『透明なわたしたち』の制作にも関わっています。

古市は、Platform BUSAN 2024や2023年VIPO国際プロデューサーLabを修了しており、国際共同製作に対する深い理解と経験を持っています。

2025年2月 ベルリン国際映画祭併設マーケット「ビジターズプログラム」に参加する映画プロデューサー3名が決定! 画像 4

吉原裕幸

吉原裕幸は慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、番組制作会社での経験を経て映画美学校フィクションコースで学びました。その後、TBSスパークルに入社し、TBSテレビ製作の映画プロデューサーとして活動しました。現在は国際共同製作を専門とし、最新作の日韓合作短編映画『国道7号線』が第50回ソウル独立映画祭に公式出品されるなど、国際的な評価を得ています。

吉原は、Taiwan Creative Content FestやベルリンのEuropean Film Marketに参加するなど、国際的なフィルムマーケットでの経験も豊富です。

吉岡フローレス亜衣子

吉岡フローレス亜衣子は奈良県出身で、現在はアメリカ・テキサス州に在住しています。なら国際映画祭ではコンペティション部門のプログラマーとして海外作品の選定に関わり、NARAtive映画製作プロジェクトでは日中合作長編作『再会の奈良』にアソシエイトプロデューサーとして参加しました。

彼女がプロデューサーを務めた『霧の淵』は、第71回サンセバスチャン国際映画祭でプレミア上映され、国際映画祭での出品経験も豊富です。また、2024年には初のドキュメンタリー作品『ドクちゃん -フーシ―とサクラにつなぐ愛』に関わるなど、多様なジャンルでの制作活動を行っています。

プログラムの内容と目的

「ビジターズプログラム」では、参加者が以下の内容を包括的に体験することができます。

  • 国際共同製作に関わるためのマーケットでの活動内容を学ぶ
  • 同じ目的を持つ他国のプロデューサーとのネットワーキングを構築する
  • 各国の助成金制度や国際共同製作における最近の動向についての理解を深める

VIPOは、参加者それぞれの企画の進展に繋がるよう、現地ベルリンでも最大限のサポートを行う予定です。また、プログラムで得られた経験や学びは、後日実施報告としてレポートされる予定です。

お問い合わせ先

プログラムに関するお問い合わせは、以下の連絡先までお願いします。

特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)
グローバル展開事業部 ベルリン事務局
電話番号
03-3543-7531
メールアドレス
matching@vipo.or.jp

メールでのお問い合わせの際には、件名に「ベルリンコプロ」と明記してください。

まとめ

2025年2月に開催されるベルリン国際映画祭の「ビジターズプログラム」には、古市あきほ、吉原裕幸、吉岡フローレス亜衣子の3名が参加します。彼らは国際共同製作に関する貴重な経験を積むことができるこの機会を最大限に活用し、今後の作品制作に繋げていくことが期待されます。

プロデューサー名 所属 主な作品
古市あきほ Prism Pictures Last Shadow at First Light、Imagine Ocean
吉原裕幸 国際共同製作映画プロデューサー 国道7号線、Good Death(仮)
吉岡フローレス亜衣子 プロデューサー 霧の淵、ドクちゃん -フーシ―とサクラにつなぐ愛

このように、ベルリン国際映画祭の「ビジターズプログラム」は、映画プロデューサーにとって貴重な経験を提供する場であり、国際的な映画制作の発展に寄与することが期待されます。

参考リンク: