2025年1月15日開催のチューリング採用イベントで自動運転プロジェクト「Tokyo30」始動
ベストカレンダー編集部
2024年12月25日 14:48
Tokyo30プロジェクト
開催期間:1月15日〜1月16日
チューリング、政府系ファンド「JIC VGI」などから10億円の資金調達を実施
2024年12月25日、Turing株式会社(東京都品川区、代表取締役:山本 一成、以下「チューリング」)は、プレシリーズAラウンドにおいて総額55億円を調達したことを発表しました。この資金調達には、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、JR西日本イノベーションズ、NCBベンチャーキャピタル、そして同社のCFO盛島正人による8.2億円の株式調達に加え、みずほ銀行からの2億円の融資が含まれています。
今回の資金調達により、チューリングはプレシリーズAラウンドの調達金額を総額55.58億円に達しました。この資金は、同社が開発に取り組む完全自動運転システムの実現に向けた重要なステップとなります。
完全自動運転システムの開発
チューリングは、完全自動運転の開発に特化したスタートアップ企業であり、AIを活用したE2E(End-to-End)自動運転システムの開発を進めています。このシステムは、カメラから取得したデータを基に、運転に必要な判断をAIが自動的に行うものです。
具体的には、以下のような技術を駆使して自動運転の実現を目指しています:
- マルチモーダル生成AI「Heron」:複数のデータを用いて高度な判断を行うAI技術。
- 生成世界モデル「Terra」:リアルな運転シーンを動画として生成する技術。
- VLAモデルデータセット「CoVLA Dataset」:画像から得た運転環境を自然言語で詳細に説明し、適切な経路計画を生成するデータセット。
これらの技術を通じて、チューリングは2030年までにハンドルのない完全自動運転車の開発を目指しています。
資金の活用とプロジェクト「Tokyo30」
今回調達した資金の一部は、2025年に人間の介入なしで都内を30分間走行できる自動運転システムを開発するプロジェクト「Tokyo30」の実行に使用されます。このプロジェクトは、チューリングの技術力を駆使して実現を目指すものであり、都市部における自動運転の実用化に向けた重要な取り組みです。
また、資金はMLエンジニアを中心とした人材の採用にも使用され、技術開発を加速させるための人材確保が図られます。
投資家のコメント
今回の資金調達に対して、各投資家からは以下のようなコメントが寄せられています。
- JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社 岸村俊哉氏
- AI技術は新たなステージに進もうとしており、チューリングが目指すE2E方式の完全自動運転はその最前線に位置しています。独自技術は完全自動運転の実現に近づく可能性を秘めています。
- JR西日本イノベーションズ 川本亮氏
- 難易度の高い挑戦ですが、チューリングの経営メンバーと技術者が揃うことで成し遂げられると確信しています。このプロジェクトが地域社会に新たな価値をもたらすことを期待しています。
- 株式会社NCBベンチャーキャピタル 林弘喜氏
- 日本発の完全自動運転を牽引するチューリングへの出資が実現し、大変光栄に思います。チューリングのビジョンと技術力に強く惹かれ、出資を決定しました。
採用イベントの開催
チューリングは、1月15日(水)および1月16日(木)に採用イベントを開催します。このイベントでは、経営陣やエンジニアメンバーが参加し、開発方針や戦略について紹介します。また、チームやプロジェクト紹介、座談会や懇親会も予定されています。
以下は採用イベントの詳細です:
- エンジニア採用オンライン説明会
開催日時:1/15(水)18:00 – 18:45
開催場所:オンライン(人数制限なし)
対象者:中途エンジニア、エンジニア志望の学生
詳細:こちら - オープンオフィス
開催日時:1/16(木)18:30 – 20:00
開催場所:チューリング本社オフィス(東京都品川区大崎一丁目11番2号 ゲートシティ大崎イーストタワー4F)
参加人数:12名程度
詳細:こちら
チューリングについて
Turing株式会社は、2021年8月に設立され、東京都品川区に本社を構えています。代表取締役は山本一成氏で、完全自動運転システムの開発を行っています。チューリングは日本発の完全自動運転を実現するため、積極的に仲間を募集しており、採用ページや各種イベントを通じて情報を発信しています。
会社の詳細は以下の通りです:
会社名 | Turing株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都品川区大崎1丁目11−2 ゲートシティ大崎 イーストタワー4階 |
設立 | 2021年8月 |
事業内容 | 完全自動運転システムの開発 |
URL | https://tur.ing/ |
チューリングの今後の展望として、完全自動運転車の実現に向けた技術革新と人材採用が重要な要素となります。今回の資金調達を契機に、さらなる成長が期待されます。
参考リンク: