食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」で子どもたちの食意識が変化、調査結果発表
ベストカレンダー編集部
2024年12月25日 17:06
もぐもぐタウン調査
開催期間:6月17日〜11月21日
食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」の概要
2024年12月25日、大塚製薬株式会社が発表した食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」は、子どもたちが食や栄養について楽しく学べる新しいアプローチを提供しています。このアプリは、食事をカメラで撮影することで、その食事に含まれる食材のキャラクター「もぐみん」がAR(拡張現実)で出現する機能を搭載しています。子どもたちは、食に関するクイズに答えることで「もぐみん」を仲間にし、最大100食材、25万種類の「もぐみん」を集めることができるのです。
「もぐもぐタウン」は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の食事画像解析AI技術と、株式会社askenの独自のメニュー食材データベースを活用しており、子どもたちが食事を通じて栄養バランスや四季の旬の食材について学ぶことができるように設計されています。2024年2月19日に公開され、すでに多くのユーザーに利用されています。
利用体験調査の実施と結果
大塚製薬は、アプリの利用体験を通じて子どもたちの食事や栄養に対する興味・関心の変化を調査するため、小学校4校の3年生と4年生、合計500名を対象に調査を実施しました。調査は2024年6月17日から11月21日までの期間に行われ、給食の時間に「もぐもぐタウン」を体験する形で実施されました。
調査の結果、アプリを使用する前と後で、子どもたちの食事のバランスへの意識や食材の旬についての知識が向上したことが確認されました。また、食育を支援するツールとしての「もぐもぐタウン」の効果が期待されています。
調査結果の詳細
調査結果においては、以下のような具体的な変化が見られました。
- 食事マナーへの関心が増加した。
- 家庭での食に関するコミュニケーションが活発になった。
- 好きな野菜や魚が増えるなど、苦手な食材にも挑戦する意欲が高まった。
特に、偏食がひどい子どもたちが「もぐもぐタウン」を使用することで、苦手な食材に対して興味を持つようになったという報告がありました。このように、アプリは子どもたちの食に対する意識を変える効果があることが示されています。
教育現場からの反響
調査に参加した学校の教諭からも好評の声が寄せられています。具体的なコメントを以下に示します。
- 横浜市立小学校・教諭:「子ども達が夢中になってアプリを使っていた。」
- 葛飾区立小学校・教諭:「偏食がひどい子供がもぐもぐタウンを使ったことで苦手な食材にも興味をもつなど、よい効果があった。」
- 加西市立小学校・教諭:「給食では、季節や旬の食材を使用したメニューが出るときがあり、もぐみんの撮影を通して、食材に関心・興味を示している児童が多かったと思います。」
これらのコメントからも、「もぐもぐタウン」が教育現場での食育において、実際に効果を上げていることが伺えます。
「もぐもぐタウン」の遊び方と特徴
「もぐもぐタウン」は、子どもたちが楽しみながら食育を学ぶことができるゲームです。アプリ内のキャラクター「もぐみん」は、食材のキャラクターであり、最大100種の食材から生まれています。食材と顔パーツの組み合わせにより、最大25万種類の「もぐみん」を作り出すことができます。
子どもたちは、食事を撮影し、出現した「もぐみん」を仲間にすることで、楽しみながら食や栄養に関する知識を学ぶことができます。また、特設サイトや使い方説明動画も用意されており、アプリの使い方を簡単に理解できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| アプリ名 | もぐもぐタウン |
| 公開開始日 | 2024年2月19日 |
| 推奨環境 | iOS16.0以降、Android OS 11.0以降 |
| 公式サイト | https://mogumogu-town.jp/ |
| 使い方説明動画 | 動画リンク |
| アプリダウンロードページ | iOS対応, Android対応 |
このように、「もぐもぐタウン」は、子どもたちが楽しみながら食育を学ぶことができるゲームとして、今後の利用が期待されるアプリです。食育の重要性が高まる中、子どもたちの健康的な食生活を促進するための新たなツールとして、多くの家庭や教育現場での活用が進むことが望まれます。
参考リンク: