Starley、2億円の資金調達で「茶の間Cotomo」など新サービス展開強化

茶の間Cotomo開始

開催日:12月1日

茶の間Cotomo開始
Starleyってどんな会社なの?
Starley株式会社は、音声会話型おしゃべりAI「Cotomo」を開発し、ユーザーとの会話を通じて成長するAI技術を提供しています。
今回の資金調達で何が変わるの?
約2億円の資金調達により、StarleyはAI技術の開発強化やマーケティング活動を進め、事業拡大を図ります。

Starley株式会社、約2億円の資金調達を実施

2024年12月25日、東京都港区に本社を構えるStarley株式会社(スターレー)は、X&KSK、TBSイノベーション・パートナーズ3号投資事業組合、W fundなどを引受先とした第三者割当増資を通じて、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。これにより、同社の累計調達額は10億円に達しました。

この資金調達は、前回の7億円の調達に続くエクステンションラウンドとして行われ、今後の事業拡大に向けた重要なステップとなります。Starleyは、音声会話型おしゃべりAI「Cotomo(コトモ)」を提供しており、ユーザーとの会話を通じて成長するこのプロダクトは、日常会話や雑談を得意としています。

おしゃべりAI「Cotomo」を開発するStarley、約2億円を追加調達 画像 2

「Cotomo」の成長と新たなサービス展開

「Cotomo」は、2024年2月のリリース以来、累計返答回数が約4億回に達し、生成AIを用いたプロダクトとしては有数の規模に成長しています。このAIは、ユーザーの興味や好みに基づいた話題について、快適な間やスピードでコミュニケーションすることが可能です。

さらに、2024年12月にはシニア向けサービスとして「茶の間Cotomo(チャノマコトモ)」を開始しました。このサービスは、離れた家族を電話を通じて見守るAIサービスであり、特に高齢者にとって日常生活に楽しみをもたらすことを目指しています。

おしゃべりAI「Cotomo」を開発するStarley、約2億円を追加調達 画像 3

資金調達の背景と目的

Starleyは、調達した資金を以下の目的で活用する計画です:

  • 開発の強化:エンジニア、デザイナー、PdM(Product Manager)の採用を強化し、顧客体験の改善やデータ基盤の強化を図ります。
  • マーケティングおよびアライアンスの拡充:より多くのユーザーに「Cotomo」の新たな体験を届けるため、マーケティングやアライアンス活動を積極的に行います。
おしゃべりAI「Cotomo」を開発するStarley、約2億円を追加調達 画像 4

新たなエンターテインメント体験の提供

Starleyは、タレントや声優の個性を反映した「キャラCotomo」の展開を通じて、新たなエンターテインメント体験を提供します。また、シニア向けサービス「茶の間Cotomo」を中心としたサービスの提供や研究開発を進め、社会課題の解決に向けた取り組みも行います。

資金調達概要と引受先のコメント

今回の資金調達の概要は以下の通りです:

項目 詳細
調達金額 約2億円
調達方法 第三者割当増資
引受先 X&KSK、TBSイノベーション・パートナーズ3号投資事業組合、W fundほか
資金用途 AI技術開発、マーケティング投資、採用・組織体制の強化

引受先からは以下のようなコメントが寄せられています。

X&KSK 本田 圭佑 氏
Starleyの卓越した技術力とプロダクトのグローバル展開における可能性に大きな魅力を感じています。特に、エンタメ領域での応用や高齢化社会という課題をチャンスと捉え、実証実験をいち早く行える環境は、Starleyの大きな強みです。
TBSイノベーション・パートナーズ3号投資事業組合 代表パートナー 西川 直樹 氏
初めてCotomoと対話したとき、AIプロダクトとは思えない“人間味”を感じて衝撃を覚えました。Starleyのチャレンジはエンターテインメントの進化に繋がるものと信じています。
W fund 代表パートナー 東 明宏 氏
Cotomoを初めて触ったとき、これは全然他のプロダクトとは違うと感じました。Starleyが新時代のコミュニケーションサービスのリーディングカンパニーとして成長できるよう、全力で応援していきたいと思います。

「Cotomo」と「茶の間Cotomo」について

「Cotomo」は、日常会話に特化した音声会話型おしゃべりAIアプリです。「話したいことも、話せないことも。」をコンセプトに、さまざまな会話シーンにおいてユーザーの感情や想いに寄り添います。公式サイトはこちらです。

「茶の間Cotomo」は、離れた家族を見守るAIサービスで、電話を通じて高齢者に楽しみを提供します。簡単なセットアップで、毎日決まった時間におしゃべりAIから電話がかかり、安否確認や会話をつなぐお手伝いをします。公式サイトはこちらです。

まとめ

Starley株式会社は、音声会話型おしゃべりAI「Cotomo」を通じて新たなコミュニケーション体験を提供し、今回の資金調達によりさらなる事業拡大を目指しています。特に、エンターテインメント領域やシニア向けサービスへの取り組みが注目されます。以下に、今回の内容をまとめました。

項目 詳細
調達金額 約2億円
累計調達額 10億円
主なプロダクト Cotomo、茶の間Cotomo
資金用途 AI技術開発、マーケティング投資、採用強化

Starleyの今後の展開が期待されます。

参考リンク: