豊橋市が共働き子育てしやすい街ランキング2024で全国8位に!その理由とは
ベストカレンダー編集部
2024年12月27日 21:42
共働き子育てランキング
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豊橋市が「共働き子育てしやすい街ランキング2024」で全国8位に選出
2024年12月27日、愛知県豊橋市は、日本経済新聞社と日経BPの情報サイト『日経xwoman(クロスウーマン)』が発表した「共働き子育てしやすい街ランキング2024」の総合編で全国8位に選ばれました。この結果は、東海地方で4年連続の1位を達成したことを意味し、豊橋市の子育て支援策が高く評価されたことを示しています。
豊橋市の取り組みは、特に子育てや教育分野において重点的に推進されており、これがランキングにおいても大きく影響を与えています。具体的には、保育環境の整備や放課後教育の充実、乳児家庭への支援、働きやすい職場づくりなど、多岐にわたる施策が実施されています。
豊橋市の評価された取り組み
豊橋市が評価を受けた具体的な取り組みについて、以下の4つのポイントに分けて詳しく紹介します。
1. 保育環境の充実
- 保育料の無償化: 市独自に低所得世帯の第1子の保育料を無償化し、所得制限なく第2子以降の保育料も無償化しています。
- 待機児童ゼロ: 令和6年4月時点での待機児童は0人を実現しています。
- 保育士配置基準: 国の基準を上回る配置基準を採用し、1歳児4.6人に対して保育士1人、2歳児5.2人に対して保育士1人の配置を行っています。
- 保育士不足解消: 潜在保育士とのマッチングや学生向けの見学ツアーを実施し、保育士の魅力をSNSで発信しています。
2. 放課後教育の充実
豊橋市では、放課後に民間の講師を招いて授業を行う「のびるんdeスクール」を市内全小学校で実施しています。これにより、地域の人たちとふれあいながら多様な体験ができる環境を整えています。また、夏休み限定の児童クラブも開設し、夏休み期間中の利用希望者を受け入れています。
3. 乳児家庭への支援の充実
- 家事代行サービス: 令和5年に開始した家事代行ワンコインサービス(500円)により、乳児を抱える家庭の家事負担を軽減しています。利用者からは「掃除してもらえたことで、育児に集中できた」との声が寄せられています。
- 訪問支援: 生後2か月前後の乳児家庭には看護師等による全戸訪問を行い、3か月前後には地域の民生・児童委員が家庭訪問し、子育ての不安を軽減しています。
- 産後ケア事業: 産後1年未満の母子に対して、心身のケアや育児相談を行うためのクーポンを配布し、利用促進を図っています。
4. 働きやすい職場づくりへの取組
豊橋市では、中小事業者が女性専用のトイレや休憩室、更衣室等を整備する際の費用を助成し、働きやすい職場づくりを推進しています。また、独自の認定制度「豊橋市子育て応援企業認定・表彰制度」を設け、子育て中の従業員が働きやすい環境の整備を行う事業所を支援しています。
さらに、企業の経営者や人事担当者向けに男性育児休業取得推進セミナーを開催し、男性従業員の育児休業取得を促進しています。令和6年4月1日時点で、220社408事業所が認定を受けています。
その他の子育て支援の取り組み
豊橋市では、公式ホームページやインスタグラム「育なび」を通じて、子育て支援情報やイベント、講座の情報を発信しています。特に、地域の子育て中のパパママが地元で人気のインスタグラマーから講義を受け、情報発信を行う「とよはしパパママレポーター」制度も設けられています。これにより、子育て当事者のリアルな声が発信され、地域の魅力を感じられる情報が提供されています。
豊橋市の公式インスタグラムアカウント「育なび」や「とよはしパパママレポーター」のインスタグラムも、子育て支援の情報を手軽に得られる手段となっています。
まとめ
| 取り組み | 内容 |
|---|---|
| 保育環境の充実 | 保育料無償化、待機児童ゼロ、保育士配置基準の向上 |
| 放課後教育の充実 | のびるんdeスクールの実施、夏休み児童クラブの開設 |
| 乳児家庭への支援 | 家事代行サービス、訪問支援、産後ケア事業 |
| 働きやすい職場づくり | 助成金制度、子育て応援企業認定、男性育休取得推進 |
豊橋市は、これらの取り組みにより、共働き家庭にとって非常に住みやすい環境を整備しています。今後もこのような取り組みが進められ、多くの家庭が安心して子育てできる街としての発展が期待されます。
参考リンク: