キャリアサバイバルが11月28日にAI-OCR機能を追加、業務効率化を支援

自社専用AIツールのカスタマイズ開発サービス「かんたんAI開発」

株式会社キャリアサバイバル（本社：愛知県名古屋市、代表：松岡 大介）は、2024年11月28日に自社専用のAIツールを低価格・短期間でカスタマイズ開発するサービス「かんたんAI開発」に新たにAI文書読み取り（AI-OCR）機能を追加しました。この新機能は、製造業、建設業、施設管理、商社など、様々な業種での紙文書のデータ化を自動化し、業務のDX（デジタルトランスフォーメーション）推進を加速させることを目指しています。

AI文書読み取り（AI-OCR）機能の特徴

今回追加された「AI文書読み取り（AI-OCR）機能」は、様々な文書フォーマットから必要な情報をAIが自動で抽出し、テキストや表形式で出力することが可能です。この機能の特長には以下のような点があります。

• 多様な文書フォーマットに対応：図面、報告書、契約書、注文書、請求書など、レイアウトが異なる書類でもスムーズにデータ化が可能です。印刷された文字だけでなく、手書き文字の読み取りにも対応しています。
• 柔軟な項目設定：ユーザーの要望に応じて、特定の項目だけを抽出したり、日付を特定のフォーマットで出力したりすることができます。これにより、CSVなどの既存システムで取り込みやすい形式に自動変換が可能です。
• 業務効率化の支援：人手での入力作業やダブルチェックが大幅に削減され、コア業務にリソースを集中することができます。

業種別の利用シーン

このAI文書読み取り（AI-OCR）機能は、特に以下の業種で効果を発揮します。

1. 製造業：見積書、図面、日報、作業手順書、不具合報告書などの紙文書から指定の項目を読み取りデータベース化し、データを様々なキーワードで検索しやすくすることで、傾向を把握し見積精度を向上させることができます。
2. 建設業：見積書、注文書、日報、工程表、工事完了報告書など、外部と紙でやり取りされる帳票を読み取りデータ化することで、社内だけでデジタル化・業務効率化を推進できます。
3. 卸売業・小売業：見積書、受注書、発注書、契約書、納品書、請求書など、取引先ごとに異なる書式をまとめてデータ化し、顧客対応や商談活動に集中できるようにします。
4. 不動産業：物件概要書、賃貸借契約書、取引台帳などのページ数の多い書類から必要な項目を抽出し、膨大な情報から必要なデータをすぐに検索できるようにします。
5. 施設管理業・設備管理業：点検報告書、修繕計画書、設備管理台帳など、他社指定の様々なフォーマットで紙帳票として保存されている書類から共通の項目を抽出し、メンテナンスの業務効率を向上させます。
6. 運送業：運転日報、車両運行計画表、配送伝票などの紙で記録されている文書を読み取り、データベース化することで、効率的な配送計画につなげます。

「かんたんAI開発」の概要

「かんたんAI開発」は、株式会社キャリアサバイバルが培ってきたAI活用ノウハウを基にした自社専用AIツールのカスタマイズ開発サービスです。このサービスには以下の特長があります。

• 自社専用のAIアプリを開発：AIアプリのテンプレートをベースに、必要な機能だけに絞って開発するため、無駄を省いた低価格が実現されています。
• システムとの連携や機能拡張：柔軟に対応可能で、企業のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
• 最適なAI活用方法を提案：AIの専門家が顧客の課題や目的をヒアリングし、最適なAIツールと業務改善プランを提案します。
• 明確な費用体系：機能ごとに明確な費用体系を設定しており、10万円からのスモールスタートが可能です。利用状況に応じて段階的に機能拡張が進められます。

中小企業のAI活用の現状

中小企業庁の最終報告書によると、2025年までに中小企業の労働力人口は約390万人近く減少すると推計されています。AIの活用によってそのうち40%程度の労働力を補えると指摘されているにもかかわらず、中小企業のAI導入率は3％未満にとどまっています。これには、既製品のAIツールでは機能が多すぎて自社に合わない、導入コストが高い、活用イメージが分からないなどの課題が挙げられます。

まとめ

株式会社キャリアサバイバルが提供する「かんたんAI開発」は、AI文書読み取り（AI-OCR）機能を追加することで、様々な業種の企業が抱える紙文書のデータ化の課題を解決するための強力なツールとなります。特に製造業、建設業、卸売業などでは、業務の効率化とデジタルトランスフォーメーションの推進が期待されます。

このように、AIを活用したサービスが企業の業務効率化を支援する中で、今後のデジタル化の流れにおいて重要な役割を果たすことが期待されます。