太宰治の高校時代のアートが商品化！2024年10月から期間限定販売開始

小説「津軽」発刊80周年記念 太宰治ハイスクールアートシリーズの紹介

太宰治は、日本文学の巨星として知られていますが、彼の才能は文学だけに留まりません。実は、太宰治は若かりし頃から美術にも深い興味を持っており、作家になるか画家になるかを迷っていたほどのセンスの持ち主でした。その彼の美術的な側面を知ることができる「太宰治ハイスクールアートシリーズ」が、2024年に発刊80周年を迎える小説「津軽」を記念して始まります。

このシリーズは、太宰治が高校時代に使用していたノートに描かれたイラストを元にしており、彼の末裔である津島家と弘前大学附属図書館からの正式な販売許可を取得しています。各商品には社中の商品である証明書が付属し、名刺サイズの証明書が商品と共に提供されます。

太宰治ハイスクールアートシリーズの特徴

シリーズでは、太宰治が描いた8つのイラストを使用し、さらに社中オリジナルのりんごイラストも中央にプリントされています。このりんごのイラストには、青森県にりんごが伝わってから150周年を迎える2025年を記念する意味も込められています。

この商品は、青森県内のテレビや新聞などのメディア、さらにはNHKの全国放送やネットニュースに取り上げられるたびに即日完売する人気商品となっています。太宰治の文豪としての側面だけでなく、彼の芸術家としての側面も知ってもらうために制作されたこのシリーズは、非常に魅力的な商品です。

販売場所と期間

「太宰治ハイスクールアートシリーズ」は、以下の3つの店舗で販売されています。

• 青森県五所川原市にある太宰治の生家「斜陽館」向かいの物産館「産直メロス」
• 小説「津軽」の舞台でもある青森県中泊町小泊にある「小説 津軽 の像記念館」
• 社中のwebショップ（https://shachu.thebase.in/）

このシリーズは、2024年10月から2025年10月までの期間限定で販売される予定です。また、売上の一部は太宰治を広めるための活動や地域貢献活動に利用されるとのことです。

太宰治グラフィティプロジェクトの開始

さらに、太宰治の魅力を広めるために新たに「太宰治グラフィティプロジェクト」が開始されました。このプロジェクトは、青森県内のデザイナーやアーティストの監修のもと、太宰治への新しいアクセスを確立し、ファンを増やすことを目的としています。

多くのファンは小説を通じて太宰治を知ることが多いですが、芸術家としての彼を理解するファンは少数派です。そこで、このプロジェクトでは、まずは芸術家としての太宰治を知ってもらい、その後に文豪としての彼を知ることで、より多くの人々が人間としての太宰治に興味を持つ流れを作りたいと考えています。

プロジェクトの内容

太宰治グラフィティプロジェクトの第一弾として、彼が描いた中で最も人気のあるイラストをアイコンにしたミニツートントートが登場します。このトートバッグは、ランチバッグやちょっとした外出に便利なミニサイズで、実用性とデザイン性を兼ね備えています。

また、名刺サイズだった「太宰治ハイスクールアートシリーズ」の証明書は、ポストカードサイズにリニューアルされ、アイテムだけでなく証明書もインテリアとして飾ることができるようになります。

太宰治の人間性と魅力

太宰治の著作やその作風からは「ネガティブな作家」や「自己破滅型作家」といったイメージが強いですが、彼の実際の人間性はその逆です。学生時代から人気者であり、率先して行動する魅力的な人格を持っていたことを知ってもらいたいと考えています。

このプロジェクトは、夢と希望、実践力にあふれていた学生時代の太宰治を理解した上で、彼の著作を読んでもらいたいという強い願いから立ち上げられました。太宰治の近親者や研究者、友人の証言をもとに、彼のネガティブなイメージを覆し、日本国内外で愛される太宰治を確立するために尽力しています。

まとめ

小説「津軽」発刊80周年記念の「太宰治ハイスクールアートシリーズ」と「太宰治グラフィティプロジェクト」は、太宰治の文学的な側面だけでなく、彼の芸術家としての魅力を広めるための重要な取り組みです。これらのプロジェクトを通じて、太宰治の真の姿を知り、理解することで、より多くの人々が彼の作品に触れる機会が増えることが期待されます。

太宰治の魅力を再発見するための良い機会となるでしょう。彼の作品や人間性を知ることで、より深い理解が得られることが期待されます。