Akamai、2025年に向けてサイバーセキュリティとクラウド分野での成長を目指す

Akamai新年の展望

開催日:1月1日

Akamai新年の展望
Akamaiってどんな会社なの?
Akamaiは、サイバーセキュリティとクラウドコンピューティングを中心に、インターネットの安全性と効率性を向上させる企業だよ。
2025年にAkamaiは何に注力するの?
Akamaiは2025年に、APIセキュリティ、マイクロセグメンテーション、クラウドコンピューティングに特に注力する予定だよ。

2025年の新たなスタートを迎えるAkamai

アカマイ・テクノロジーズ合同会社は、2025年を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。2025年が皆様にとって実り多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。Akamaiは1998年の創業以来、インターネットの根幹を支える企業として、世界中のデジタル体験をより快適に、安全にするために進化を続けてきました。

創業から27年で、インターネットは個人の生活やビジネスの基盤へと変貌を遂げ、その成長に伴い、サイバーセキュリティとクラウドコンピューティングの重要性は高まりました。本年、Akamaiは「サイバーセキュリティとクラウドコンピューティングの企業」としてさらなる飛躍を目指します。Akamaiのビジネスは、Contents Delivery Network (CDN)、サイバーセキュリティ、クラウドコンピューティングの3つの柱で成り立っています。

Akamaiのビジネスモデルと成長戦略

2024年には、サイバーセキュリティビジネスがCDNを抜き、売上構成でもっとも大きなビジネスになりました。また、クラウドコンピューティングビジネスも急速な成長を遂げています。時代の流れに応じ、Akamaiが注力する今後の成長分野としてはサイバーセキュリティとクラウドコンピューティングが挙げられます。

Akamaiが注力しているサイバーセキュリティの分野は以下の通りです。

  • インフラセキュリティ: DDoS対策、DNSセキュリティ領域など。
  • アプリケーションセキュリティ: Web Application Firewall (WAF)、Bot対策、スクレイパー対策、不正ログインおよびアカウント乗っ取り対策、フィッシング対策、スクリプトによるWebスキミング対策、APIセキュリティなど。
  • ゼロトラスト・セキュリティ: Zero Trust Network Access(ゼロトラストネットワークアクセス)、MFA(多要素認証)、DNS Firewall、マイクロセグメンテーションによるランサムウェア対策など。

クラウドコンピューティングにおけるAkamaiの取り組み

クラウドコンピューティングにおいても、Akamaiは以下の3つの分野に注力しています。

  • IaaS (Infrastructure as a Service): Akamaiが提供するクラウドコンピューティングの基盤となるIaaSプラットフォーム。
  • EdgeWorkers: Akamaiが提供するFaaS(Function as a Service)を構成するサーバーレスな超分散コンピューティング・プラットフォーム。
  • QCP (Qualified Computing Partner): ISVパートナーがAkamaiのクラウドコンピューティング基盤を使って構築した高度なPaaSや専門的なアプリケーションを提供するマネージドサービスのソリューション。

2025年の特に注力する分野

2025年には、特にAPIセキュリティ、マイクロセグメンテーションによるゼロトラスト・セキュリティ、そしてクラウドコンピューティングに注力します。

APIセキュリティの重要性

APIは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進やデジタルビジネスの成長に欠かせない要素ですが、APIを悪用した攻撃が増加しています。Akamai API Securityは、ベンダーに依存しないスタンドアロンなソリューションとして開発され、マルチクラウドやオンプレミスなどの各種API環境とデータ連携が可能です。

特に、AI/MLを活用したランタイム分析エンジンを有しており、API特有の脆弱性を悪用したデータ漏洩や改ざん、ポリシー違反をリアルタイムで分析・検知・対処します。これにより、API基盤のセキュリティ強化に貢献します。

マイクロセグメンテーションの利点

Akamai Guardicore Platformは、統合プラットフォームであり、マイクロセグメンテーション、ZTNA、MFA、DNSファイアウォール、脅威ハンティング、AIを組み合わせてゼロトラスト・セキュリティを実現します。AIによる可視化により、ネットワーク内のプロセスレベルでの通信状況を把握し、異常な通信の振る舞いを可視化・制限することが可能です。

これにより、致命的な脅威の拡大を予防的に阻止し、サイバーレジリエンスの強化にも貢献します。

クラウドコンピューティングの進化

AIやIoTの普及により、ユーザーに近い場所でのリアルタイムの高度な計算処理とレスポンスが求められています。Akamaiは、超分散型のアーキテクチャを活用したクラウドコンピューティングで、低遅延でスケーラブルなクラウド環境を提供します。

「Akamai App Platform」は、使いやすく、マルチクラウド間でのポータビリティにも優れたオープンソースツールを迅速に展開します。これにより、企業の迅速なイノベーションとアプリケーションのクラウドネイティブ化を支援し、構築するサービスの市場投入までの時間を大幅に短縮します。

まとめ

Akamaiは、2025年も引き続きサイバーセキュリティとクラウドコンピューティングの企業として、信頼されるパートナーとして皆様と共に歩み、持続可能で安全なデジタル社会の構築に貢献してまいります。

注力分野 具体的な施策
サイバーセキュリティ APIセキュリティ、マイクロセグメンテーション、ゼロトラスト・セキュリティ
クラウドコンピューティング IaaS、EdgeWorkers、QCP

これからもAkamaiは、業界の進化に対応しながら、最先端の技術とサービスを提供し続けることを目指します。

参考リンク: