マチュー・ガニオのスペシャル・ガラ、1月6日名古屋で開催!宝塚の柚香光も共演
ベストカレンダー編集部
2025年1月5日 05:41
マチューガニオガラ公演
開催期間:1月6日〜1月7日
『マチュー・ガニオ スペシャル・ガラ ニューイヤーコンサート』開幕レポート
2025年1月3日(金)、大阪のフェスティバルホールにて、バレエ界の巨星マチュー・ガニオの特別なコンサートが幕を開けました。このイベントは、彼の新たな門出を祝うために、世界のトップダンサーたちが集結した美の饗宴とも言えるものでした。特に、元宝塚歌劇団花組トップスターの柚香光も参加し、バレエファンと宝塚ファンが一同に会する貴重な機会となりました。
会場は新春らしい華やかさと熱気に包まれ、観客たちは演目ごとに熱い拍手を送り、フィナーレでは大喝采が巻き起こりました。マチュー・ガニオが「ダンスール・ノーブル」と称される理由は、彼が醸し出す気品と端正なテクニックに他なりません。観客たちは、彼と柚香の魅力を存分に享受し、至福のひとときを過ごしました。
舞台構成と演目の詳細
公演は2部構成で行われ、第一部ではクラシックバレエの名作が取り上げられました。『眠れる森の美女』や『ロミオとジュリエット』、そして『白鳥の湖』などのドラマティックなパ・ド・ドゥが披露され、さらにコンテンポラリー作品も交えられました。特に、スペシャルゲストの上野水香が登場し、オランダ国立バレエ団プリンシパルのジャコポ・ティッシとの共演で、長身の二人による美しい踊りを見せつけました。
また、ローラン・プティ振付の『ランデヴー』では、約16年ぶりにマチューと共演した上野が、スリリングで妖艶な踊りを披露しました。マチューはパリの夜の街にたたずむ青年の思いを、ステップや表情を通じて表現し、観客を魅了しました。さらに、アマンディーヌ・アルビッソンとの『ル・パルク』では、官能的な踊りで男女の関係をエレガントに描き出しました。
第一部の演目一覧
演目 | 出演者 |
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眠れる森の美女 | 上野水香、ジャコポ・ティッシ |
ロミオとジュリエット | シルヴィア・サン=マルタン、パブロ・レガサ |
白鳥の湖 | アマンディーヌ・アルビッソン、マチュー・ガニオ |
第二部のハイライト
第二部は、柚香光の新作ソロ「新しき夜明け〜大河を越えて〜」からスタートしました。この演目は、清水のり子の演出により、ノリの良い音楽が使用され、第一部とは異なる雰囲気を醸し出しました。昨年5月に宝塚歌劇団を退団した柚香は、男役という枠を超え、表現者としての新たな魅力を発揮しました。彼女のパフォーマンスは、観客を魅了し、拍手が沸き起こりました。
柚香は新年の幕開けを象徴するように、初日の出のごとく、照明の中で身体を少しずつ上げ、両手を広げて十二支を表現しました。彼女はその後、エレガントな女性やクールな紳士の姿を見せ、名曲に合わせて変幻自在の魅力を振りまきました。
第二部の演目一覧
演目 | 出演者 |
---|---|
新しき夜明け〜大河を越えて〜 | 柚香光 |
瀕死の白鳥 | シルヴィア・サン=マルタン |
ルネサンス | パブロ・レガサ |
特別な新作デュエット
ラストには、ジョルジオ・マンチーニ演出・振付による新作デュエット「A day in the sun」が披露されました。これは柚香光とマチュー・ガニオの初共演となり、クラシックバレエとショーダンスが融合した特別な作品です。二人のダンスは衝撃的で、異なるスタイルを持つ彼らが徐々に理解し合い、身体を委ねていく様子は、観客に深い感動を与えました。
このデュエットでは、様々なリフトを繰り返しながら、愛を成就させていく様子が描かれています。二人の表現力は素晴らしく、場内は万雷の拍手に包まれました。カーテンコールでは、柚香が舞台袖のマンチーニを手招きし、出演者たちと共に観客の喝采に応えました。
公演概要
この公演は、今後も続きます。以下に公演の詳細をまとめました。
公演名 | マチュー・ガニオ スペシャル・ガラ ニューイヤーコンサート |
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大阪公演 | 2025年1月3日(金)14時00分、フェスティバルホール |
名古屋公演 | 2025年1月6日(月)14時00分、Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール |
東京公演 | 2025年1月7日(火)18時00分、NHKホール |
チケット料金 | SS席:22,000円、S席:18,000円、A席:14,000円、B席:10,000円、C席:8,000円、BOX席:25,000円(大阪公演のみ) |
一般発売日 | 11月30日(土)10:00~ |
このように、マチュー・ガニオのスペシャル・ガラは、観客にとって忘れられない一夜となりました。彼の新たな挑戦と美しいダンスの数々は、多くの人々に感動を与え、さらなる期待を抱かせるものでした。今後の公演も注目されることでしょう。
参考リンク: