和歌山市で新交通サービス「RYDE PASS」提供開始、1月6日から実証運行スタート
ベストカレンダー編集部
2025年1月6日 11:56
和歌山新交通サービス
開催期間:1月6日〜2月15日
SWAT MobilityとRYDEが連携し、和歌山市で新たな交通サービスを提供開始
2025年1月6日、SWAT Mobility Japan株式会社(以下、SWAT Mobility)は、RYDE株式会社(以下、RYDE)が和歌山市内で提供を開始するスマホアプリ「RYDE PASS」に、オンデマンド配車・ルート計算APIの提供を開始したことを発表しました。この連携により、利用者はデジタルチケットの購入とオンデマンド交通の予約を一つのアプリで完結できるようになります。
SWAT Mobilityは、オンデマンド交通の運行に必要な技術であるダイナミック・ルーティング・アルゴリズムや道路情報、走行スピード情報を実装したAPIを提供しています。これにより、効率的な交通サービスの実現が期待されます。
オンデマンド配車・ルート計算APIの詳細
今回提供されるオンデマンド配車・ルート計算APIは、以下のような特徴を持っています。
- ダイナミック・ルーティング・アルゴリズム: 最小の車両台数で複数の乗客を効率良く相乗り送迎するための特許取得済みのアルゴリズム。
- 道路ネットワークデータ: ゼンリンの道路ネットワークデータを活用し、一方通行や時間帯規制などの複雑な道路規制情報を完備。
- 走行スピード情報: 道路毎、曜日毎、時間帯毎に生成された走行スピード情報を提供。
- ドライバー用アプリ: ドライバー向けのナビゲーション機能を搭載したアプリ。
- 管理者用アプリ: 乗客の移動ステータス管理やコールセンター経由の乗車予約機能を提供。
- 分析ダッシュボード: 移動情報をリアルタイムで可視化・分析する機能。
これらの機能により、利用者にとって利便性が高いオンデマンド交通サービスの提供が可能となります。
サービス概要と料金について
この新しいサービスは、2025年1月6日から2025年2月15日までの実証期間中に提供されます。運行エリアは和歌山市で、予約はRYDE PASSの「和歌山城下町まるごとパス」から行うことができます。
チケット料金は以下の通りです:
パスの種類 | 利用時間 | 料金(税抜) |
---|---|---|
和歌山城下町まるごとパス | 日中の10~16時の利用のみ | 2,500円 |
和歌山城下町まるごとパス + ホテル送迎 | 日中の10~16時の利用と、朝・夕の南海電鉄和歌山市駅、JR和歌山駅、宿泊施設への移動利用 | 3,000円 |
RYDE PASSの画面やQRコードは、利用者が簡単にアクセスできるように設計されています。
SWAT Mobilityの企業概要
SWAT Mobilityは、東京都千代田区に本社を置き、2020年に設立された企業です。人や物の移動に関する課題解決を目指し、オンデマンド交通運行システムや路線バス交通分析ツール、物流配送最適化システムを提供しています。
同社のルーティング・アルゴリズムは、世界トップクラスと認定されており、テクノロジーの社会実装を通じて「Empowering the world to move more with less」というビジョンの実現を追求しています。
SWAT Mobilityの詳細については、公式ウェブサイト(https://www.swatmobility.com/jp)をご覧ください。
まとめ
SWAT MobilityとRYDEの連携により、和歌山市で新たに提供される「RYDE PASS」は、オンデマンド配車・ルート計算APIを活用した便利な交通サービスとなります。このサービスにより、利用者は一つのアプリでデジタルチケットの購入と交通の予約ができるようになり、よりスムーズな移動が可能となります。
以下に、今回のサービスの主要な内容をまとめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
サービス名 | RYDE PASS |
提供開始日 | 2025年1月6日 |
実証期間 | 2025年1月6日~2025年2月15日 |
運行エリア | 和歌山市 |
チケット料金 | 2,500円(和歌山城下町まるごとパス) 3,000円(ホテル送迎付き) |
提供企業 | SWAT Mobility Japan株式会社、RYDE株式会社 |
このように、SWAT MobilityとRYDEの取り組みは、地域の交通サービスの向上に寄与することが期待されます。