2025年1月から放送予定『薬屋のひとりごと』シーズン2で推しファン人数はどう変わる?
ベストカレンダー編集部
2025年1月6日 12:06
薬屋のひとりごと2期放送
開催日:1月1日
GEM Partnersによる推しエンタメブランドスコープの調査結果
エンタテイメント業界に向けたデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partners株式会社(以下、GEM Partners)は、2022年1月から毎月実施している「推しエンタメブランドスコープ」を通じて、エンタメブランドの価値を計測しています。この調査では、全国の15~69歳の男女約3万人を対象に、現在推しているエンタメブランドに関する大規模なデータを収集し、推しファン人数や支出金額、接触日数などを集計しています。
今回の調査では、過去3年間のデータを元に、人気エンタメブランドの推しファン人数がTVアニメ化前後でどのように変化したかを分析しました。この調査結果により、アニメ化がどのようにエンタメブランドに影響を与えるかを明らかにしています。
推しファン人数の変化と人気エンタメブランド
2022年1月から2024年12月までの期間における「推しファン人数」の最大値を記録したブランドは、『鬼滅の刃』であり、TVアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』の放送終盤で431万人/月を記録しました。2位にはYouTubeが294万人/月、3位には『SPY×FAMILY』が233万人/月でランクインしています。
特に注目すべきは、アニメ関連のエンタメブランドがTOP20の半数以上を占めている点です。これは、アニメ化がエンタメブランドに与える影響の大きさを示しています。そこで、2023年1月以降に初TVアニメ化された『【推しの子】』『葬送のフリーレン』『薬屋のひとりごと』『ダンダダン』について、アニメ化発表前、アニメ化発表時、放送開始以降の各段階における推しファン人数の変化を分析しました。
アニメ化前後の推しファン人数の推移
調査の結果、4作品すべてが放送開始直後から急激に「推しファン人数」を増加させました。特に『【推しの子】』は、放送中の最大推しファン人数がアニメ化前の期待を上回る結果となりました。具体的には、シーズン1の最終話放送直前の2023年6月17日調査では、最大の推しファン人数を記録しました。
以下は、4作品の推しファン人数の推移を示したグラフです。アニメ化発表前の推しファン人数が、放送中の最大推しファン人数に与える影響を可視化しています。
作品名 | アニメ化発表前の推しファン人数 | 放送中の最大推しファン人数 |
---|---|---|
【推しの子】 | 不明 | 最大値記録 |
葬送のフリーレン | 不明 | 盛り上がりを見せた |
薬屋のひとりごと | 不明 | 盛り上がりを見せた |
ダンダダン | 不明 | 盛り上がりを見せた |
アニメ化の影響と推しファンの定着
『葬送のフリーレン』と『薬屋のひとりごと』は、2023年秋クールにTVアニメ放送が始まり、2クールにわたって放送されました。放送終了後の半年間、推しファン人数は横ばいに推移していますが、放送前と比較すると大幅に増加しています。
アニメ化前後の推しファン人数の変動についても、各エンタメブランドで好きなメディアごとに詳細に分析しました。以下は、両作品の推しファンが選んだメディア別の月次推移です。
作品名 | アニメ・特撮 | マンガ | ライトノベル | 配信 |
---|---|---|---|---|
葬送のフリーレン | 急上昇 | 伸びる | 不明 | 増加 |
薬屋のひとりごと | 急上昇 | 伸びる | 上昇 | 不明 |
今後の動向と期待される推しファン人数
『葬送のフリーレン』は2024年9月にTVアニメ2期の制作発表があり、『薬屋のひとりごと』は2025年1月からTVアニメシーズン2の放送が予定されています。これらの作品は、注目度と期待が高いことから、シーズン1放送時以上の推しファン人数を獲得することが予想されます。
このように、「推しエンタメブランドスコープ」では、各エンタメブランドを推しているファンの推しファン人数の推移からトレンドを把握できるほか、どのメディアでそのエンタメブランドを推しているかの内訳分析も可能です。エンタメビジネスにおけるデータの重要性がますます高まる中、GEM Partnersの調査結果は今後のマーケティング戦略においても貴重な指標となるでしょう。
調査内容 | 詳細 |
---|---|
調査名 | 推しエンタメブランドスコープ |
調査期間 | 2022年1月~2024年12月 |
対象者 | 全国の15~69歳の男女約3万人 |
主な調査結果 | アニメ化による推しファン人数の変化 |
以上の調査結果から、アニメ化がいかにエンタメブランドに影響を与えるかが明らかになりました。今後のエンタメ業界におけるトレンドを把握するためにも、GEM Partnersの「推しエンタメブランドスコープ」の活用が期待されます。
参考リンク: