佐渡島発の離島買取専門店、全国15拠点で月商1.2億円を達成
ベストカレンダー編集部
2025年1月6日 21:43
離島買取事業拡大
開催日:1月6日
離島から生まれた“ピアノ王”の挑戦
株式会社マンクンカンクンが展開する新日本リサイクル評議会は、創業からわずか2年半で月商1.2億円を突破したことが報じられています。このユニークな事業の原点は、代表の可知見聞氏の人生初の恋愛に起因しています。東京生まれの可知氏は、当時付き合っていた彼女が佐渡島に転勤することをきっかけに、「佐渡で起業しよう!」と決意しました。
しかし、彼女のピアノを佐渡に運ぶ手段がなく、引越し業者から次々と断られるという困難に直面します。そんな中、近所の老夫婦から「処分に困っているピアノを引き取ってほしい」との依頼があったことが、運命の転機となりました。この経験を通じて、佐渡島では「輸送コストの壁」により不用品を処分できない家庭が多いことを知り、ピアノ買取専門業者としての起業を決意しました。
情熱と筋肉が支えた事業スタート
起業当初、可知氏はトラックも免許も持っていませんでした。そのため、250キロのピアノを自力で運ぶという力技から事業をスタートさせました。「ピアノ運びは筋トレだ!」を合言葉に、彼と友人は二人三脚で1台ずつピアノを回収していきました。この情熱が口コミで広がり、わずか2年半で佐渡島だけで300台以上のピアノを買取るまでに成長しました。
さらに、石垣島、宮古島、五島列島、奄美大島など、通常の業者が手を出さないような「誰も行けない場所」でもピアノや大型家具、家電などの買取を行い、可知氏は“ピアノ王”として知られるようになりました。
全国展開と次の挑戦
現在、マンクンカンクンは佐渡島を拠点に新潟、東京、大阪、福岡、沖縄、札幌、名古屋など全国15拠点を展開しています。顧客から出張料や査定料、キャンセル料を一切いただかないポリシーを貫くことで、多くの信頼を得ています。また、円安や運搬費の高騰といった経済的な逆風にも関わらず、事業の進化を続けています。
さらに、同社では全国各地の営業所の近くにある児童養護施設に月に一回お菓子の寄付を行っており、地域貢献活動にも力を入れています。事業活動だけでなく、社会への還元にも積極的に取り組んでいます。
代表コメント:可知見聞より
可知氏は、「佐渡島という“ハンデ”を最大の武器に変えました。大手が手を出さない場所でも、私たちだからこそ解決できる問題があります。離島や地方から全国、そして世界へ。これからも新しい挑戦を続けます!」とコメントしています。
会社概要
株式会社マンクンカンクンの詳細は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株式会社名 | マンクンカンクン |
| 屋号名 | 新日本リサイクル評議会 |
| 所在地 | 新潟県佐渡市窪田6-2 |
| 代表者 | 可知見聞 |
| 設立 | 2022年6月 |
| 事業内容 | 買取専門サービス(ピアノ、家具、家電など) |
| 拠点数 | 全国15拠点 |
株式会社マンクンカンクンは、創業から累計お問い合わせ件数10万件を達成し、月商1.2億円を突破しました。離島や過疎地域の「不用品処分が難しい」という声に応えるべく立ち上げた同社は、現在全国15拠点に事業を拡大し、大手が手を出せないエリアで新たな価値を生み出しています。
この記事では、可知見聞氏が率いる新日本リサイクル評議会の挑戦と成長の過程を詳しく紹介しました。今後の展開にも注目です。