長府バイオマス発電所が営業運転を開始、再生可能エネルギーで地域に貢献

長府バイオマス運転開始

開催日:12月30日

長府バイオマス運転開始
長府バイオマス発電所ってどんな発電所なの?
長府バイオマス発電所は山口県下関市にあり、木質ペレットを100%使用する74,950kWのバイオマス専焼発電所です。
この発電所は地域にどう貢献しているの?
再生可能エネルギーを利用し、年間約5.2億kWhの電力を供給することで地域のエネルギー供給に貢献しています。

長府バイオマス発電所の営業運転開始

2025年1月6日、株式会社東京エネシスは、長府バイオパワー合同会社(CBP)が事業主体として運営する長府バイオマス発電所の営業運転を2024年12月30日に開始したことを発表しました。この発電所は山口県下関市に位置し、木質ペレットを100%使用した出力規模74,950kWのバイオマス専焼発電所です。

本発電所は再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)を利用しており、中国電力ネットワーク株式会社へ電力を売電しています。年間の売電量は約5.2億kWhが見込まれており、地域のエネルギー供給に大きく寄与することが期待されています。

山口県下関市・長府バイオマス発電所の営業運転開始について 画像 2

発電所の運営体制

長府バイオマス発電所の運営は、CBPが主体となり、出資5社が各社の強みを活かして運用・保守、燃料の調達・輸送などの業務を実施しています。出資5社は以下の通りです:

  • 株式会社東京エネシス
  • 石油資源開発株式会社
  • 株式会社MOT総合研究所
  • 株式会社長府製作所
  • 川崎近海汽船株式会社

これらの企業は、CBPに対して行政や周辺地域との関係構築・維持に協力し、地域の理解と支援を得るための活動も行っています。

発電所の概要

長府バイオマス発電所の詳細は以下の通りです:

項目 詳細
名称 長府バイオマス発電所
住所 山口県下関市長府扇町10-52
用地面積 62,800㎡
発電方式 汽力
出力規模 74,950kW
燃料 木質ペレット100%(海外から輸入)
売電先 中国電力ネットワーク株式会社(FIT売電単価21円/kWh)
年間売電量見込み 約5.2億kWh
事業主体 長府バイオパワー合同会社
アセット管理者 株式会社ジャペックスグリーンエナジー(JAPEX100%出資子会社)
施工者 三菱重工業株式会社
営業運転開始 2024年12月30日

この発電所は、環境負荷の低い再生可能エネルギーの普及拡大に寄与し、地域経済の発展にも貢献することを目指しています。

事業主体・出資会社の概要

長府バイオパワー合同会社(CBP)は、2020年11月9日に設立され、山口県下関市に本社を置いています。以下は出資会社の概要です:

会社名 出資比率 事業内容
石油資源開発株式会社(JAPEX) 39.9% エネルギー資源の探鉱、開発、生産、再生可能エネルギー資源の開発等
株式会社東京エネシス 20.0% 発電所・変電所の電力設備の建設・保守、再生可能エネルギー発電事業等
株式会社MOT総合研究所 15.1% サステナブルプロジェクトの企画・開発・投資等
株式会社長府製作所 15.0% 給湯機器・空調機器等の開発・製造・販売
川崎近海汽船株式会社 10.0% 海上運送事業、海洋作業支援船業等

これらの会社はそれぞれの専門性を活かし、長府バイオマス発電所の運営を支えています。

まとめ

長府バイオマス発電所は、再生可能エネルギーの促進と地域経済の発展を目指す重要なプロジェクトです。以下に、発電所の主要な情報を整理しました。

項目 詳細
名称 長府バイオマス発電所
所在地 山口県下関市長府扇町10-52
営業運転開始日 2024年12月30日
出力規模 74,950kW
燃料 木質ペレット100%
年間売電量見込み 約5.2億kWh
事業主体 長府バイオパワー合同会社

この発電所が地域に与える影響や、再生可能エネルギーの普及に向けた取り組みは、今後も注目されることでしょう。

参考リンク: