1月9日より開始、Zaimデータ活用の新サービス「FOODATA レシート」登場
ベストカレンダー編集部
2025年1月9日 14:47
FOODATA提供開始
開催日:1月9日
業務提携の概要
株式会社くふうカンパニー(以下、くふうカンパニー)は、2025年1月9日に伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠商事社)との業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携により、くふうカンパニーが運営する家計簿アプリ「Zaim」に蓄積されるレシートデータを活用した新サービス「FOODATA レシート」の提供が開始されます。
くふうカンパニーは、東京都港区に本社を置き、代表取締役は穐田誉輝氏です。伊藤忠商事社も同じく東京都港区に本社を置き、代表取締役社長COOは石井敬太氏です。この業務提携は、両社のデータ分析能力を活かし、食品業界におけるデータマーケティングの支援を強化することを目的としています。
家計簿アプリ「Zaim」の特長
家計簿アプリ「Zaim」は、スマートフォンを用いてレシートを撮影することで、購入した商品情報を自動的に入力できる機能を持っています。このアプリは、累計ダウンロード数が1,100万を超え、多くのユーザーに利用されています。
「Zaim」の主な機能は以下の通りです:
- レシート撮影機能:紙のレシートを撮影することで、自動的に内容を読み取ります。
- 銀行・クレジットカード連携:支出や収入を自動的に記録し、手軽に家計を管理できます。
- データ保護:個人情報に配慮した形で蓄積されたデータは、匿名化されて分析に使用されます。
これにより、ユーザーは簡単に家計を把握し、無駄な支出を減らすことが可能になります。
FOODATA レシートの提供開始
今回の業務提携により、伊藤忠商事社が提供するデータ分析システム「FOODATA」に「Zaim」のレシートデータが連携されることになります。
FOODATAは、購買データや消費者調査データ、SNSデータ、味覚データなどを分析できるワンストップのデータ分析システムです。これにより、食品メーカーや小売業者は、約10万人分のレシートデータを分析し、消費者の購買行動を深く理解することが可能になります。
具体的には、以下のようなデータが分析されます:
- 購入日時
- 購入店舗
- 購入商品
これにより、食品スーパーやドラッグストア、コンビニ、外食チェーンを跨いだ消費者の一連の購買行動を把握することができ、通常のPOSデータでは得られない詳細な消費者行動の分析が実現します。
今後の展望とデータ利活用の促進
くふうカンパニーは、伊藤忠商事社との提携を通じて、食品業界全体のデータ利活用を促進し、マーケティング支援を発展させることを目指しています。これにより、食品メーカーや小売業者は、消費者の真のニーズやインサイトを把握し、より価値ある商品やサービスを提供できるようになります。
また、家計簿アプリ「Zaim」は、蓄積された購買データを活用し、企業が商品やサービスの開発、マーケティング活動に活かすことを支援します。これにより、生活者の皆さまにとっても、より良い商品やサービスが提供されることが期待されます。
会社概要
株式会社くふうカンパニーは、2012年9月に設立され、2025年1月1日付で「株式会社くふうAIスタジオ」から社名変更を行いました。現在、東京都港区三田の三田国際ビルに本社を構えています。
主な事業内容は以下の通りです:
- 家計簿アプリ「Zaim」および関連サービスの企画・開発・運営
- チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」の企画・開発・運営
「Zaim」サービスの運営体制やWEBサイトURL等については変更はありません。
項目 | 内容 |
---|---|
業務提携先 | 伊藤忠商事株式会社 |
新サービス名 | FOODATA レシート |
アプリ名 | Zaim |
ダウンロード数 | 1,100万 |
分析対象レシート数 | 約10万人分 |
設立年 | 2012年9月 |
このように、くふうカンパニーと伊藤忠商事社の業務提携によって、食品業界におけるデータの利活用が進むことが期待されます。今後の展開に注目が集まります。
参考リンク: