横浜市で1月9日から産婦人科・小児科オンライン相談がスタート！

神奈川県横浜市における「産婦人科・小児科オンライン」の提供開始

株式会社Kids Public（東京都千代田区、代表：橋本直也）は、2025年1月9日より神奈川県横浜市において、横浜市子育て応援アプリ「パマトコ」のご登録者向けに「横浜市妊産婦・こどもの健康相談窓口」として「産婦人科・小児科オンライン」の提供を開始します。このサービスは、妊産婦や未就学児の養育者を対象にしたもので、無料で利用できることが特徴です。

この取り組みは、2017年から横浜市栄区で実施されてきた「小児科オンライン」の提供を通じた研究から始まりました。横浜市は、これまでのKids Publicの活動やオンライン相談のニーズ、現状の課題に対する解決策を評価し、令和6年度「妊産婦・こどもの健康相談事業」として本サービスを導入する運びとなりました。

サービスの概要と利用方法

「産婦人科・小児科オンライン」は、横浜市に在住する妊産婦、そのパートナー、未就学児の養育者が対象です。利用者は、横浜市の子育て応援アプリ「パマトコ」に登録し、ログイン後にサービスにアクセスすることで、産婦人科医や助産師、小児科医に相談することができます。

相談内容は、妊産婦や子どもの健康、育児に関する不安や悩み全般にわたります。相談は、休日や夜間を問わず24時間365日可能で、原則として24時間以内に回答が届きます。このように、いつでも相談できる環境を整えることで、子育てにおける不安を軽減し、生活満足度の向上を目指しています。

提供開始日と対象者

提供開始日：2025年1月9日

対象者：横浜市在住の妊産婦、そのパートナー、未就学児の養育者

横浜市の子育て支援の背景

横浜市は「子育てしたいまち　次世代を共に育むまち　ヨコハマ」を基本戦略として掲げ、妊娠、出産、子育て支援の充実を重要なテーマとしています。特に少子化が進む中で、地域や社会とのつながりを強化し、安心して子どもを産み育てられる環境を実現することが求められています。

横浜市では、健康の心理社会的側面における「子育ての不安」や、少子化に伴う「地域や社会とのつながりの減少」が課題とされています。これに対処するため、子育て中の家庭が抱える不安や孤独を解消し、産後うつの予防や早期発見、早期対応が必要とされています。

Kids Publicの取り組みと成果

Kids Publicは、横浜市での「小児科オンライン」の提供を通じて、様々な研究や実証実験を行ってきました。その中で、以下のような成果が得られています。

• スキンケア指導によるアトピー性皮膚炎の有症率13％低減
• 子育ての不安軽減に関する実証実験で93%の利用者が満足
• 産後うつのハイリスク者を相対的に33.5%減少させる結果

これらの実績は、横浜市が全国に向けてモデルケースを発信する意義を持ち、子育て支援の新たな形を示しています。

今後の展望と期待される効果

横浜市における「産婦人科・小児科オンライン」の導入は、妊産婦や子育て中の家庭にとって大きな支援となることが期待されています。特に、共働き家庭が増加する中で、休日や夜間の相談ニーズが高まっているため、いつでも気軽に医師に相談できるこのサービスは、生活の質を向上させる要因となるでしょう。

また、横浜市の子育て支援の基本戦略に基づき、地域全体で子どもたちを育てる環境を整えることが、今後の課題解決につながると考えられます。これにより、妊産婦や育児中の家庭が抱える不安を軽減し、より良い子育て環境の実現に寄与することが期待されます。

まとめ

このように、横浜市における「産婦人科・小児科オンライン」の導入は、地域の子育て支援の新たな一歩となることが期待されます。子育てにおける不安や孤独を解消し、安心して子どもを育てることができる環境の実現に向けて、今後の展開が注目されます。