CES 2025で発表!アルティレーサーがもたらす新時代の健康テクノロジー
ベストカレンダー編集部
2025年1月12日 05:50
CES 2025出展
開催日:1月7日
エアデジタル株式会社が新たなデジタルサイクルプラットフォームを発表
エアデジタル株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:前田相伯)は、2025年1月7日からアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2025」において、デジタルサイクルプラットフォーム「アルティレーサー」を出展することを発表しました。この製品は、パーキンソン病、認知症、脊椎疾患、心臓手術の患者を対象とした20カ月にわたる臨床試験の結果を受け、歩行能力の向上が確認されたことに基づいています。
「アルティレーサー」は、30秒間の自転車走行データを基に、86%の精度でパーキンソン病患者と健常者の識別が可能であることが特徴です。この技術により、患者の健康状態を適切に把握し、効果的なリハビリテーションプログラムを提供することが期待されています。
臨床試験の成果とその意義
高麗大学医療院で行われた臨床試験では、パーキンソン病、認知症、脊椎疾患、心臓手術の患者を対象に、歩行能力の向上が確認されました。この試験の結果は、エアデジタルのデジタルサイクルプラットフォームが、患者のリハビリテーションにおいて新たな可能性を示していることを意味します。
具体的には、以下のような効果が得られました:
- Multiple muscle engagement:体幹、上半身、下半身など、多くの筋肉部位に働きかけることができる。
- Bilateral exercise:脳の両半球を活用する双方向運動により、神経間の結合を促進。
- Dynamic balance training:前庭系を刺激し、全体的な安定性を高める動的バランストレーニング。
- Cognitive integration:スピード、方向、リズムを調整する際の意思決定を促す認知的統合。
市場のニーズと「アルティレーサー」の役割
日本を含む全世界では、65歳以上の高齢者が約7億人を超え、協調機能やバランス機能に課題を抱えています。脳卒中や認知症、パーキンソン病の患者は増加しており、効果的な訓練装置やプログラムのニーズが高まっています。
しかし、既存の健康装置は脳へのアクションと身体機能へのアクションを別々に扱っているため、時間や費用、効果、リハビリのドロップアウトといったデメリットが存在します。「アルティレーサー」は、これらの課題を解決するために開発された統合されたマルチ・エクササイズ・システムとして、確実に必要とされるものと考えられています。
「アルティレーサー」の特徴と提供する体験
「アルティレーサー」は、インドア・サイクリングの楽しさを追求するだけでなく、健康とテクノロジーを融合させるためのハブとしての役割を果たします。従来のペダリング装置とは異なり、健康上の利点や特徴を持つ製品です。
現在、エアデジタルでは埼玉県久喜市のショッピングモール アリオ鷲宮内にあるデジタル運動習慣化施設「スポーツ60&スマート」にて、アルティレーサーの体験機会を提供しています。この施設では、子供から大人まで楽しめるサイクリングトレーニングが可能です。
エアデジタル株式会社と「スポーツ60&スマート」の取り組み
エアデジタル株式会社は、AI搭載のゲームシステムを利用した体験型シミュレーション野球マシン「レジェンドベースボール」や対戦型サッカーマシン「ゴールキーパー鉄壁君」など、オリジナリティあふれるスポーツデジタルコンテンツを提供しています。
「スポーツ60&スマート」では、野球やサッカー、サイクリングなどのスポーツ競技を試合形式で楽しめる体験型スポーツマシンを取り揃え、年齢や性別を問わず運動できる環境を提供しています。
まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | デジタルサイクルプラットフォーム「アルティレーサー」 |
臨床試験対象 | パーキンソン病、認知症、脊椎疾患、心臓手術の患者 |
臨床試験期間 | 20ヶ月 |
識別精度 | 86% |
主な効果 | 歩行能力の向上、バランス機能の強化 |
エアデジタル株式会社の「アルティレーサー」は、デジタル技術と健康を融合させた新たなアプローチを提供し、高齢者の健康維持やリハビリテーションにおいて重要な役割を果たすことが期待されています。今後の展開に注目が集まります。
参考リンク: