タクティカートが1月12日にJPO設立、キングレコードと新たな音楽領域へ挑戦

タクティカートが新たな音楽プロジェクトを発足

2025年1月12日、株式会社タクティカート（以下、タクティカート）は、同社が運営する「タクティカートオーケストラ」に新たなセクション「Japan Pops Orchestra」（以下、JPO）を設立し、キングレコード株式会社（以下、キングレコード）との業務提携を発表しました。この新プロジェクトは、アニメやゲームなどの人気IP（知的財産）とのコラボレーションを強化し、音楽の新たな領域への挑戦を目指しています。

クラシックを基盤にした多様な音楽の魅力

タクティカートオーケストラは2019年に設立されて以来、クラシック音楽を中心に多様な音楽ジャンルとのコラボレーションを行い、数多くの公演を実現してきました。新たに発足するJPOは、アニメやゲーム音楽の特化したセクションとして、次のような特徴を持っています。

• 高い演奏技術と表現力を維持しつつ、若手音楽家を中心に構成される。
• アニメ・ゲームファンやポップミュージック愛好家にも響く多彩なプログラムを企画・演奏する。
• クラシックをベースにしながら、より広い層に音楽の魅力を届けることを目指す。

Japan Pops Orchestra（JPO）の発足意義

JPOの設立は、クラシック音楽の革新を図るための重要なステップです。以下はその具体的な意義です：

1. クラシック音楽の革新的アップデート：アニメやゲーム音楽を取り入れることで、より多くの人々に生演奏を届けることを目指しています。
2. 新規ファン層へのリーチ：若い世代や海外のアニメ・ゲームファンを中心に、クラシック音楽に馴染みの薄かった層へアプローチし、オーケストラ音楽の魅力を広めます。
3. 多彩なコラボレーション：異業種や異なる音楽ジャンルとのコラボ企画を積極的に展開し、幅広いクリエイターとの共同制作を促進します。

キングレコードとの業務提携の内容

キングレコードは、アニメ・ゲーム作品や声優アーティストなど多彩なコンテンツを長年にわたってプロデュースしてきました。この提携により、タクティカートオーケストラが培ってきたクラシック音楽の高い演奏技術と、キングレコードのエンターテインメントコンテンツが融合されることになります。

具体的には、以下のような展開が予定されています：

• コンサート拡充：JPOとして、アニメ・ゲーム楽曲のオーケストラアレンジ公演や、声優アーティストとのコラボコンサートを実施します。
• 多メディア展開：コンサートホールでの生演奏だけでなく、配信プラットフォームやSNS、メタバース空間を活用し、オンラインでも演奏会を楽しめる機会を創出します。
• グローバル進出：海外での日本IP人気やJ-POPカルチャーブームを背景に、国内外ファンへのアプローチを強化し、国外での公演やライブ配信を通じた世界規模のファンコミュニティ形成を目指します。

タクティカートの企業概要

タクティカートは、東京都目黒区に本社を構え、2019年1月10日に設立されました。代表取締役社長は稲垣悠一郎氏です。主な事業内容は以下の通りです：

オーケストラ事業

タクティカートオーケストラの企画・運営や、今回のJPO新設を含む。

エージェント事業

若手演奏家・アーティストのエージェント業務。

ソリューション事業

音楽を活用した企業・地域課題のコンサルティング・制作。

イノベーション事業

新規音楽ビジネスの開発・推進。

タクティカートは「クラシック音楽を軸とした革新的なアプローチ」で、演奏者の育成や音楽を活用した企業・地域支援を行い、社会全体に新しい音楽文化を根付かせることを使命としています。

まとめ

タクティカートが発足したJapan Pops Orchestra（JPO）は、アニメやゲームといった人気IPとのコラボレーションを通じて、クラシック音楽の魅力を新たな形で届けることを目指しています。また、キングレコードとの業務提携により、コンサートの拡充や多メディア展開、グローバル進出が期待されています。これにより、より多くの人々が音楽を楽しめる機会が増えることでしょう。

このように、タクティカートの新プロジェクトは、音楽の新たな可能性を切り拓くものとして注目されています。