2025年1月21日開催!日韓ウェブトゥーン産業の未来を語るフォーラムに注目
ベストカレンダー編集部
2025年1月14日 17:07
日韓ウェブトゥーンフォーラム
開催日:1月21日
韓国青江文化産業大学が東京で日韓ウェブトゥーン産業の未来を展望するフォーラムを開催
韓国の青江文化産業大学(学長:チェ・ソンシン)は、2025年1月21日に駐日韓国文化院にて「次世代ウェブトゥーン・マンガクリエイター育成フォーラム」を開催することを発表しました。このフォーラムには、日本のウェブトゥーン業界の主要関係者が多数参加し、日韓のウェブトゥーン産業の現状と未来を議論します。
日本のマンガ市場は、これまで電子コミックを中心に高い成長を遂げてきましたが、2025年現在では主要連載作品の完結と共に、変化したデジタル環境への新たな模索が求められています。ウェブトゥーンはこうした状況において着実に成長を続け、多くの企業や人材がこの新しいメディア形態に挑戦しています。このような背景から、今回のフォーラムは特別な意味を持つものとなります。
フォーラムの内容とプログラム
フォーラムの冒頭では、レッドセブンのイ・ヒョンソク代表が「韓国ウェブトゥーン産業の現状と本フォーラムの意義」についての発表を行います。発表では、両国のウェブトゥーン市場が直面している構造的課題について概要が説明される予定です。
その後、以下の専門家による発表が続きます:
- 菊池健(マンガ総合研究所所長): 「デジタルというニューノーマルの観点から見た日本マンガ産業の今」
- 前田儒郎(SORAJIMA代表取締役): 「日本ウェブトゥーン制作現場の実態」
- 藤本由香里(明治大学国際日本学部教授): 「日本マンガにおけるウェブトゥーンの位置づけ」
さらに、飯田一史ジャーナリストによる「ウェブノベルとマンガ制作連携体制の日韓差異」や、青江文化産業大学のヤン・ヘリム教授による「韓国ウェブトゥーン・マンガ教育の現状」に関する発表も予定されています。これらの発表は、両国のウェブトゥーン産業生態系を比較分析し、重要な示唆を提供することが期待されています。
青江文化産業大学の新たな提案と教育の展望
今回のフォーラムを契機に、青江文化産業大学は「Global Webtoon Education Network」を提案し、日韓ウェブトゥーン教育の新たな章を開く計画を持っています。このネットワークの目的は、学生と教授陣のグローバル能力強化や、海外マンガ専攻教育機関との協力を通じた多様性の促進、さらにウェブトゥーンと出版マンガ分野の海外進出連携を目指すものです。
具体的には、以下のような活動が計画されています:
- 韓国のウェブトゥーン制作ノウハウを学びたい日本の学生向けのワークショップの開催
- 広大な日本マンガ市場に進出したい韓国の学生向けの現地研修プログラムの実施
これらの活動を通じて、両国の強みを活かしたカリキュラム交流プログラムの実現が期待されています。
フォーラム開催前の準備と協力体制
青江文化産業大学の訪問団は、フォーラム開催に先立ち、楽天、LINEマンガ、小学館マンガワンなど日本の主要ウェブトゥーンプラットフォームとの一連の会議を通じて、韓国ウェブトゥーン作家の日本市場進出プロセスや大学と編集者のマッチングシステムなど具体的な協力施策について協議を進めています。
このフォーラムには、主要制作会社やプラットフォームの編集者が多数参加することが確定しており、単にウェブトゥーン関係者だけでなく、有名ゲーム会社のデザイナーや人工知能企業の関係者も参加します。これにより、ウェブトゥーン産業の新たな可能性を模索する場となることが期待されています。
青江文化産業大学の展望
青江文化産業大学マンガコンテンツスクールのチョ・ジャンホ院長は、「今回の国際産学交流活動を通じて、日韓両国のマンガ・ウェブトゥーン教育が一段と飛躍できる基盤が整えられる」と述べています。また、「共同ワークショップやインターンシッププログラムの開発など、具体的な施策を通じて、青江文化産業大学マンガコンテンツスクールがグローバル教育機関としての地位を強化していく」と明らかにしました。
日付 | イベント名 | 場所 | 主催者 | 参加者 |
---|---|---|---|---|
2025年1月21日 | 次世代ウェブトゥーン・マンガクリエイター育成フォーラム | 駐日韓国文化院 | 青江文化産業大学 | 日本のウェブトゥーン業界の主要関係者 |
このフォーラムを通じて、日韓のウェブトゥーン産業のさらなる発展が期待されます。両国の教育機関が連携し、共に成長する機会を創出することが重要です。今後の動向に注目が集まります。