セーレンが敏感肌改善に新発見!ピュアセリシンの効果に注目

敏感肌改善研究発表

開催日:1月15日

敏感肌改善研究発表
ピュアセリシンって何に使われるの?
ピュアセリシンは、敏感肌の改善や肌の保湿機能向上を目指したスキンケア製品に使われる成分です。
セーレンの研究で何が新しくわかったの?
セーレンの研究で、ピュアセリシンが肌の角質層にラメラ構造を形成し、保湿機能を改善することが明らかになりました。

敏感肌にアプローチする新たな研究成果

セーレン株式会社は、2025年1月15日、肌の角質層に着目した研究において、オリジナル原料である繭由来の天然成分「ピュアセリシン」に関する新たな機能を発見しました。この研究によって、ピュアセリシンが角質層の細胞間脂質にラメラ構造を形成し、肌本来の保湿機能を改善することが明らかになりました。

特に、皮膚の保湿機能が乱れた状態、すなわち「敏感肌」を正常な肌状態に戻す効果が期待されることから、今後のスキンケア製品への応用が注目されています。

「敏感肌」にアプローチするピュアセリシン(TM)機能を発見 画像 2

ピュアセリシンの機能と研究背景

ピュアセリシンは、肌の水分蒸散を防ぎ、外的刺激から肌を保護する役割を果たすラメラ構造を形成することで知られています。季節の変化やホルモンバランスの乱れによって、角質層の細胞間脂質のラメラ構造が損なわれると、肌の保湿力が低下し、敏感肌と呼ばれる状態になります。

この研究では、ピュアセリシンが角質層の成分に作用し、肌の内側から乱れたラメラ構造を正常な状態に戻すことを目指しています。これにより、敏感肌の改善に寄与することが期待されます。

「敏感肌」にアプローチするピュアセリシン(TM)機能を発見 画像 3

研究の成果とその具体的な結果

以下に示すのは、ピュアセリシンの研究から得られた具体的な成果です。

  • 結果1-1: ピュアセリシン未配合と配合の比較において、肌の細胞間脂質を構成する成分にピュアセリシンを配合した結果、白く光るラメラ液晶が増加しました。
  • 結果1-2: ピュアセリシンを配合した製剤を7日間連用した結果、肌の角質層で白く光るラメラ構造が形成され、面積が増加しました。
  • 結果2: 前腕内側部に人工的な荒れ肌(敏感肌モデル)を作製し、ピュアセリシンを配合した製剤を10日間肌に連用した結果、水分量の増加および蒸散量の回復が確認されました。

これらの結果から、ピュアセリシンは角質層の細胞間脂質にラメラ構造を形成し、肌本来のラメラ構造を増加させることで、肌の保湿機能を改善することが示されています。

「敏感肌」にアプローチするピュアセリシン(TM)機能を発見 画像 4

コモエースブランドの特徴とピュアセリシンの活用

セーレン株式会社は、エイジングケア化粧品ブランド「コモエース」を展開しており、ここにピュアセリシンを高配合しています。コモエースは、総合繊維メーカーとしての強みを活かし、肌本来の美しさを引き出す商品を提供しています。

コモエースの製品は、繭に含まれるタンパク質「セリシン」の特性を活かしており、敏感肌やエイジングに悩む肌に対しても効果的なアプローチを行っています。セーレンは、今後もピュアセリシンの可能性を追求し、さらなる研究を進めていく方針です。

「敏感肌」にアプローチするピュアセリシン(TM)機能を発見 画像 5

ピュアセリシンとその成分について

シルク(繭)は、「フィブロイン」と「セリシン」という二つのタンパク質から構成されています。フィブロインは繊維としての役割を果たし、セリシンは繊維同士を接着する役割を担っています。これにより、繭は堅牢な構造を保ち、紫外線や乾燥といった外的ストレスからサナギを守ります。

また、ピュアセリシンは肌に存在する天然保湿成分(NMF)とアミノ酸組成が非常に似ており、肌にうるおいを与える働きがあります。この特性により、敏感肌やエイジングに悩む肌に対しても高い効果を発揮します。

項目 内容
研究成果 ピュアセリシンが角質層の細胞間脂質にラメラ構造を形成
期待される効果 敏感肌の改善、保湿機能の向上
使用製品 コモエースブランドのエイジングケア化粧品
成分の特性 シルク由来の天然成分、肌にうるおいを与える

以上の情報から、ピュアセリシンは敏感肌の改善に向けた新たな可能性を秘めていることがわかります。研究の進展により、今後の製品開発や市場展開に期待が寄せられています。