1月15日から開始！日米とラトックシステムのIoT異常通知による新たな効率化提案

ダイカスト用離型剤希釈装置とIoT異常通知システムの連携

株式会社日米（以下「日米」）は、ラトックシステム株式会社（以下「ラトックシステム」）が提供するIoT異常通知システムを、自社の離型剤自動希釈圧送装置に採用し、オプション販売を開始しました。この連携により、離型剤切れの管理が効率化され、製造現場における作業の生産性向上が期待されています。

IoT異常通知システムの概要

IoT異常通知システムは、製造業における異常を早期に検知し、迅速に通知する仕組みを提供します。具体的には、離型剤自動希釈圧送装置が稼働中に離型剤が切れた際に、担当者にスマートフォン通知やメール送信を行い、さらに遠隔にある回転灯を点灯させることで、担当者が迅速に気づくことができるようになります。

このシステムの導入により、巡回による確認作業を省略でき、離型剤切れを早期に検知することが可能となります。これにより、ダウンタイムの削減や生産性の向上が期待されます。

連携の背景と目的

日米の離型剤自動希釈圧送装置は、設定された倍率で離型剤の原液を希釈し、スプレー装置などに連続的に供給する装置です。この装置の停止時間を最小限にするためには、離型剤切れを早期に検知することが重要です。

IoT異常通知システムを導入することで、工場内の温度管理や作業場の熱中症対策の提案も可能となります。温度センサーを追加することで、より安全な作業環境を実現することができます。

連携対象製品とシステム構成

今回の連携により、以下の製品が対象となります。

• 【日米】離型剤自動希釈圧送装置　NCシリーズ、加圧式圧送装置
• 【ラトックシステム】IoT異常通知システム

このシステムの構成はシンプルで、現場に設置する機器は装置に取り付けるユニットと、集約してクラウドに接続するためのゲートウェイのみです。無線通信には920MHz帯のWi-SUN通信を採用しており、長距離伝送と回り込み特性に優れています。

システム構成図

ゲートウェイからクラウドへの接続にはLTE-M回線を利用し、既存の社内ネットワークとは切り離して構築することができます。これにより、セキュリティ面でも安心して利用できる環境が整います。

企業情報

ラトックシステムと日米の企業情報は以下の通りです。

ラトックシステム株式会社

• 本社所在地：大阪府大阪市西区南堀江1-18-4 Osaka Metro南堀江ビル 8階
• 代表取締役社長：近藤　正和
• 設立：1983年10月13日
• 資本金：1億円
• 事業内容：パソコン・スマートフォン関連のハードウェア、ファームウェア、アプリをワンストップで開発、販売
• URL：https://www.ratocsystems.com/

株式会社日米

• 所在地：埼玉県八潮市鶴ヶ曽根1596-1
• 代表取締役：横山栄介
• 設立：昭和25年3月15日
• 資本金：12,000,000円
• 事業内容：ダイカスト用離型剤、潤滑剤の製造販売
• URL：http://www.nichibei-ltd.com/

お問い合わせ情報

IoT異常通知システムに関する法人のお客様からのお問い合わせは、以下の連絡先にて受け付けています。

• ラトックシステム　東京支店 コーポレート・ソリューショングループ
• Mail：https://sol.ratocsystems.com/contact/
• TEL：03-5847-7600

また、離型剤自動希釈圧送装置に関するお客様からのお問い合わせは、株式会社日米までご連絡ください。

• Mail：http://www.nichibei-ltd.com/contact/
• TEL：048-999-8601

報道関係の方からのお問い合わせは、ラトックシステムの広報担当までご連絡ください。

• Mail：https://www.ratocsystems.com/form_press/
• TEL：06-7670-5056

まとめ

今回の協業により、日米は新たなシステム開発を行うことなく、IoT導入による作業の効率化を提案できるようになります。ラトックシステムはダイカスト業界に販路を広げ、より多くの企業に対して先進的なIoTソリューションを提供することが可能となります。この連携により、製造業における作業効率化が進むことが期待されます。

以上のように、両社の連携により、製造現場の効率化が図られ、業界全体の発展に寄与することが期待されます。