ナンバーナインがLINE Digital Frontierと提携、12月23日より海外展開を強化
ベストカレンダー編集部
2025年1月16日 10:17
ナンバーナイン提携発表
開催日:12月23日
ナンバーナインとLINE Digital Frontierの資本業務提携について
株式会社ナンバーナイン(本社:東京都品川区、代表取締役社長:小林琢磨、以下ナンバーナイン)は、LINE Digital Frontier株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:髙橋将峰)と2024年12月23日付で資本業務提携を結ぶことを発表しました。この提携は、ナンバーナインが制作するオリジナル漫画IPの制作体制を強化し、作品の海外展開を加速することを目的としています。
近年、国内のwebtoon市場は急成長を遂げており、2022年には約500億円、つまり電子コミック市場の約10%を占める規模に達しました。ナンバーナインは2022年から本格的にwebtoon事業を開始し、注目の作品を次々と世に送り出しています。
webtoon市場の成長とナンバーナインの取り組み
2023年には世界市場において約45.6億ドル(約6,500億円)を記録し、2029年には約275億ドル(約3.9兆円)に達する見込みです。この成長を受けて、ナンバーナインは自社のオリジナル作品を海外に展開する取り組みを強化しており、特に「神血の救世主」と「俺だけ最強超越者」は2024年に6言語で配信される予定です。
具体的には、以下の言語での配信が計画されています:
- 韓国語
- 英語
- 中国語(繁体字)
- フランス語
- タイ語
- インドネシア語
これにより、ナンバーナインが手掛ける作品は国際的にも注目を集め、さらなる人気を獲得することが期待されています。
作品の国際的な評価とランキング
ナンバーナインの作品は、国内外で高い評価を受けています。「神血の救世主」は北米最大のwebtoonプラットフォーム「WEBTOON」のトレンドランキング10位以内にランクインし、韓国の「NAVER WEBTOON」では「リアルタイム新作ランキング男性部門」で1位を獲得しました。また、フランスでもアクション部門で2位にランクインするなど、世界的に人気を拡大しています。
具体的なランキングは以下の通りです:
プラットフォーム | 作品名 | ランキング |
---|---|---|
WEBTOON | 神血の救世主 | トレンドランキング10位以内 |
NAVER WEBTOON | 神血の救世主 | 男性部門1位 |
NAVER WEBTOON | 神血の救世主 | 全体2位 |
フランス | 神血の救世主 | アクション部門2位 |
フランス | 俺だけ最強超越者 | アクション部門5位 |
資本業務提携の意義と今後の展望
今回の資本業務提携により、ナンバーナインは国内マンガアプリ累計ダウンロード数No.1(※1)を誇る「LINEマンガ」や、webを中心とした電子書籍販売サービス「ebookjapan」の運営を行うLINE Digital Frontierの強みを活かし、自社オリジナルwebtoon・漫画の継続的成長を目指します。
ナンバーナインの代表である小林琢磨氏は、「本提携はナンバーナインにとって過去最大の規模となります。新しく掲げたMissionとVisionを実現する上で、この提携は非常に重要な意味を持つ」と述べています。
また、LINE Digital FrontierのCOOである森啓氏も、「ナンバーナインの強固なIP制作体制と我々のグローバルプラットフォームを組み合わせることで、より多くの世界中のユーザーに日本のIPを届けていく」とコメントしています。
企業情報
LINE Digital Frontier株式会社は、スマートフォンやタブレットで気軽にマンガ作品を楽しめる電子コミックサービス「LINEマンガ」を運営し、国内最大級の電子書籍販売サービス「ebookjapan」や紙書籍オンライン販売サービス「bookfan」も展開しています。「マンガの未来を創る」を目指し、ユーザーやクリエイター、パートナー企業に最高の価値を提供し続けています。
株式会社ナンバーナインは2016年に創業し、「漫画で待ち遠しい未来(あした)をつくる。」をMissionに掲げています。漫画の価値を最大化するため、「漫画をつくる」「漫画を届ける」「漫画を広げる」の3つの領域で活動しています。
企業名 | 主な事業内容 |
---|---|
LINE Digital Frontier株式会社 | LINEマンガ、ebookjapan、bookfanの運営 |
株式会社ナンバーナイン | 漫画IPの制作・発行・配信 |
このように、ナンバーナインとLINE Digital Frontierの提携は、今後のwebtoon市場において重要なステップとなるでしょう。両社の強みを活かし、さらなる作品の展開や成長が期待されます。
参考リンク: