4月5日開始！東寺の非公開エリアを僧侶と巡る特別拝観ツアー

世界遺産「東寺」非公開エリアを僧侶と巡る特別拝観ツアー提供開始

2025年1月15日から、大人のための非日常体験を提供する予約サイト「Otonami」が、世界遺産である「東寺」の通常非公開エリアを含む特別拝観ツアーの予約受付を開始します。この特別なツアーでは、僧侶の解説を聞きながら、五重塔の初層内部や小子坊を巡り、密教の教えを深く学ぶことができます。

「Otonami」は、J-CAT株式会社が展開する大人向けの体験予約サイトで、特別な体験を通じて日本の文化や歴史を感じることができるプランを提供しています。今回のツアーは、東寺の歴史や弘法大師空海の教えを学ぶことができる貴重な機会となっています。

体験の特徴

この特別拝観ツアーの最大の特徴は、僧侶の解説を聞きながら、東寺と真言密教の勧学院である観智院を巡ることです。通常非公開の五重塔の初層内部や小子坊を特別に案内されることで、密教の教えや歴史をより深く理解することができます。

具体的には、以下のような体験が含まれています：

• 僧侶による丁寧な解説付きの東寺巡り
• 通常非公開の五重塔内部や小子坊の特別拝観
• 堂本印象の襖絵や七代目小川治兵衛作の庭園の鑑賞
• 観智院での写経体験とOtonami限定御朱印のおみやげ

日本で初めての密教寺院・東寺

東寺（教王護国寺）は、平安京の遺構として唯一残る寺院であり、日本初の密教寺院です。五重塔は京都の象徴として広く知られており、1996年には世界遺産に登録されました。密教美術の宝庫としても名高く、国宝の金堂や五重塔、宝物館には25,000点以上の国宝や重要文化財が収められています。

今回のツアーでは、最大12名の少人数制で僧侶が自ら案内するため、参加者はより深く東寺の魅力を体感できることを目指しています。

特別拝観プランの内容

この特別拝観ツアーでは、以下のような貴重な体験が提供されます：

通常非公開・五重塔内部の初層拝観

高さ55メートルを誇る五重塔の初層内部を僧侶の解説とともに見学できます。五重塔内部は通常非公開であり、春と秋に不定期で公開されることがありますが、特別な機会となります。ここでは、大日如来を中心とした密教空間や、その建築技術の背景に秘められた歴史を学ぶことができます。

通常非公開エリア「小子坊」拝観

小子坊は、かつて天皇を迎えるために設けられた格式高い建物で、通常非公開です。南北朝時代からの歴史を持つこの場所では、堂本印象が手がけた襖絵や七代目小川治兵衛による庭園「澄心苑」を鑑賞できます。また、弘法大師空海が高野山に向かう際に通ったとされる「蓮華門」も位置しており、国宝に指定されたその門は、優美な景観を生み出しています。

「観智院」の特別ご案内と写経体験

観智院は真言宗の勧学院であり、本堂には重要文化財の五大虚空蔵五躯が安置されています。江戸時代に再建された国宝の客殿には、宮本武蔵が描いた「鷲の図」や「竹林の図」が残されています。前庭は「長者の庭」という枯山水庭園に作り替えられ、真言密教の無限の宇宙観を表現しています。

また、観智院では塗香と写経を体験します。静寂の中で自身と向き合い、仏教の教えに触れる貴重な時間を楽しむことができます。

僧侶の解説で巡る東寺の魅力

本堂である金堂や、教義や思想の多くを仏で示した立体曼荼羅がある講堂、南大門など、見どころを僧侶が歴史を交えながら説明します。また、茶室「楓泉観」では貴重な襖絵を鑑賞でき、狩野派による襖絵や中林竹洞が描いた「秋草図」などが楽しめます。

見学の順路や襖絵は当日の状況により異なる可能性がありますので、事前にご了承ください。

Otonami限定の御朱印

ツアー終了後には、Otonami限定の御朱印が授与されます。参加者は、観智院や東寺の境内を自由に散策し、その魅力を心ゆくまで堪能することができます。

毎月21日に開催される弘法市は「弘法さん」として多くの人々に親しまれており、約1200年の歴史を持つ東寺の魅力を感じることができます。焼失と再建を繰り返しながらも、弘法大師空海が伝えた密教の教えや、平安時代の遺構としての価値を次世代に伝えるための取り組みが行われています。

ツアー開催概要

この特別拝観ツアーの詳細は以下の通りです：

この特別な体験を通じて、東寺の魅力を再発見する機会を提供します。興味がある方は、ぜひ詳細を確認し、予約を検討してみてください。

まとめ

今回のプレスリリースでは、世界遺産「東寺」の非公開エリアを僧侶と巡る特別拝観ツアーの開始についてお伝えしました。ツアーでは、五重塔の初層内部や小子坊の特別拝観、観智院での写経体験、Otonami限定の御朱印など、貴重な体験が含まれています。日本の歴史や文化に触れながら、非日常的な体験を楽しむことができるこの機会を、ぜひお見逃しなく。